梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

春だと言うのに気分は冬だね

2019-04-16 10:32:16 | 雑記
「悪化は良貨を駆逐する」と言う言葉がある、
しかし現在の経済状況はさしずめ「金の力は人間社会を駆逐する」と言った状況だ、
アメリカ主体で始まった経済新自由主義は経済が最優先で金が正義だと言う、
「金を儲けるのが何で悪い、不法行為をしたわけではない」と言う事だろう
無論経済社会では利益が目的だからそのこと自体文句を言う筋合いはない
無いが一定の量になればその威力はどんどん巨大化する、
政治も経済も「力のない正義に意味はない」と言う事も事実だが「力が正義」だと言う事は絶対にない、
政治も経済も人間社会と言う構造だからこそ有効に機能するものであり社会が機能しなくなれば政治も経済もそれこそ意味がなくなる、
一か所に集中した資産は社会全体の活力を失わせている、消費増税はさらに活力を失わせることになるだろう、
国内消費が上がらない、だから価格を下げる、その為にコストを下げる事を人件費に転嫁する、
所得が下がり更に消費マインドを下げる、負のスパイラルと言うやつだ、
事業で利益を上げるのは付加価値を上げて価格を維持するかコストを圧縮して価格を下げるかだがコストを下げるのは底がある上に消費自体はコストを受け持つ労働力そのものだ、
付加価値を上げるのには天井は無い、しかしその為には企業は研究し努力をしその為の投資をしなければならない、
今の日本の企業はその努力にかける資金を出さず内部留保に回す、
元々アメリカから来た金融経済主導の方法だがアメリカ自体は新たな物に投資するマインドがある、
だから今「プラットフォーマー」と言われる会社が集中しているのだが日本の経済界は表面的な部分だけを取り入れた結果「技術大国」と言われた日本は通信インフラのハード部門では中国韓国に追いつかれ追い抜かれて戦後の経済を支えた安い労働力はアジア諸国にその位置を明け渡している、
政府は「女性の進出、高齢者の雇用」と言っているがそもそも企業が新たなマーケットを開拓しない限り絵に描いた餅である、
「笛吹けど踊らず」は踊る場所がない事が問題だ何とかしなければ日本経済はさらに劣化する、
日銀がマイナス金利と言っても借りた金で稼げる事業がないのでは借りるわけもない、第一どうやって返すのだ、
銀行だってもうけを見込めない事業計画で融資したところで回収どころか焦げ付きは目に見えているのだ、
金が金を稼ぐと言うのは債券経済の鉄則だ、だったら税金は金のあるところか徴集するのが公平と言う物だ
この状況が半世紀も続けば生まれた境遇で一生が決まってしまう、
経済的なカーストだ、法的に禁止していようといまいと現実的に位階を変えるのは難しい、
少子化は重要な問題だがこの状況で産んでも育てる自信が持てない、
子供に「明るい未来」の希望を伝えるのは不可能だ、
奴隷階級がなくなれば貴族は生活できなくなる事は目に見えている
政治にも絶望が無関心に結びつく、
どうなるのか日本はこれから

立場が反対だったらと言う想像力

2019-04-11 08:22:25 | 雑記
ドイツのホルンバッハと言うホームセンターが放映しているCMが物議をかもしている
それは白人の男性が脱ぎ捨てた下着をパックして東洋人とみられる女性がパックを開けて匂いを嗅ぎうっとりとしているという画面に「春の香り」と言う日本文字が流れると言う物、
真っ先に不快感を表明したのはドイツ在住の韓国人だった、
日本語のバックと制作会社が「ブルセラを意識した」というコメントからその東洋人は日本女性らしい、
日本人の反応は出ていないのだが非白人層から多くの非難が出ているがホルンバッハは「差別の認識はないが不快を与えたことは謝罪」したが放映は続けると言う、
ドイツ国民の反応は概ね「不快であり、差別的だ」と言う事らしいが一部「差別的ではない」と言う意見もあるそうだ。
いつも思うのだがある事柄が他人に不快を与えたと言われたら謙虚に「関係が逆だったらどうなんだろう?」と考えることがなぜできないのか、
今回でいえば非常にシンプルだ、東洋人が(今回日本を意識しているなら日本人の)男性が下着を脱いでパッキングしそれを自動販売機で購入(コメントに自販機文化を意識してと有った)したドイツ女性がうっとりとしてバックにドイツ語で「春の香り」と流したら誇り高いゲルマン人は納得するのか、
白人至上主義の不快さはずっとある、しかしほんの少しだけ工業化が先んじたことで発展のアドバンテージを得、同時に軍事力で世界を侵略し続けていたと言うだけで生活レベルと連動する教育システムが先行しているだけで決して白色人種が優秀だと言う事ではない、
こちらからすれば「生物学的にはアルビノの一種」だ、
相手側に立ってものを見ると言う事は人間社会の重要な要素だが最近はこれが大きく欠損している、
虐めも貧富の差もDVも子供虐待も今手を上げている自分が慄いている相手だったら
自分が虐めている友人だったら
何億と金を持っている時に自分が飢えて今日の食事も手に入らないとしたら
自分が福島に生まれ育った人間だったら
辺野古の海が漁場の海だったら、子供のころから親しんだ場所だったら、
こんな事は何かをしなければならないと言う様なことではない、
想像すればいい、その想像力は生まれつき持っている筈だ、
社会も親も生まれた子供に残す一番大きな財産だと思う
政治も経済も基本は社会全体であり自分以外の事を思う事を百歩譲っても2番目には置いてもらいたいものだ
おそらく今の政財官は2番目どころか完全否定してるのではないだろうか
だとしたら人間社会の将来は真っ暗だ

昭和から平成、そして令和

2019-04-08 14:59:02 | 雑記
今月で平成が終わる、新しい元号は「令和」と言う事になった、
これで3代の元号を生きることになるがさして感慨もないな、
今までの改号は天皇が崩御されたときだけだからそれなりに時代の交代と言う感慨もあっただろうが今回は生前譲位だから喪に服すと言う事のない分慶事のみの明るさがある、
実質生活に元号の変更が影響されるのは表記の問題くらいで基本的に何かに影響があるわけでもないので少し戸惑うくらいのものだろう、
元号制は世界的にも日本位だろうから他国では理解できないだろうがこれはこれで自分は気に入っている、、
平成元年はちょうど40歳だったので年齢が計算しやすかったが今度は少々半端が出た、
去年やってくれたらまた計算しやすいところだったのだが実に残念だ、
これが今迄のように崩御に伴う譲位だったら大変な不謹慎な話だが生前譲位なら(ちょうど30年の区切にしてくれた方が計算し易いのにな)などと勝手なことも言える、
まあ、私の年齢のみの話だが、
この30年、バブル景気のおかげで独立し、バブル崩壊とともに倒産し、いろいろバタバタやっているうちに年金となり、アチコチ体にガタが来て実にけたたましい年号だった、
令和と言う年代は余生としたいが中々どうして、余生ならぬ生き余りである、
余りをどうするか自分の生を持て余すかと言いたいところだがそんな余裕すらありそうもない、老害と言われようとも生き残ってしまった事は如何ともし難い、
河原で野垂れ死んでも迷惑は掛かる、何とか綺麗に歳をとり綺麗に死にたいものだが
体も頭も自分だけでなんとかなる問題でもない、
痛風、SASに今度は糖尿病だ、だんだん病院の世話になってくる、しかしまだ10年程度は大丈夫だろう、
医者の言う事を素直に守って少しでも動ける状況を維持していかなければなんて事をまじめに考える年になった、あ~嫌だ!
余談だが私は「令和」よりもう一つあったと言う有力候補の「万和」の方がよかったな


傍若無人、蛙の面に小便

2019-04-07 14:12:43 | 雑記
統一地方選が始まる、夏には参院選も始まる、
自民党はおそらく過半数を超えるだろう、忖度発言があってもかばっていたが結局更迭されたが指名した安倍総理は何の謝罪もない、
安倍政権になって問題になったものは数限りなくある、
忖度問題は森加計から厚労省の偽造問題と根幹と言える大問題だがそれを見事に実況中継したわけだが「事実と違いました、撤回いたします」で済まされる問題ではないだろうが
全くしゃあしゃあとしたものである、
選挙の4か月前にこれだけの失態をして、世界の経済界政界から「世界経済の足を引っ張る暴挙」国内では賛成するところの無い筈の増税を「今度辞めたら決めた安倍政権の責任を追及する」と言う野党に配慮して(?)増税を決める、
それでも野党は勝てないだろう、
「船頭多くして船山に上る」どころの話ではない、現状でも過半数の与党に対して全野党が共同戦線を張ってもまだ足らない議席数だが今回の選挙前にあれだけ失態を繰り返しても野党は共同どころか第一党が分裂騒ぎである、
「力のない正義は意味がない」と言うのは政治の世界で一番の原理だ、
しかし「勝てば官軍」どころか「力は正義なり」と言わんばかりの安倍政治だがこの言葉は「真理」であるはずもない、
傍若無人と言う、横車を押すと言う、馬耳東風と言う、カエルの面に小便ともいう
全て「人でなし」を示す言葉だ、
投票に行かないと言うのは自らの権利を放棄するだけではない、不条理に対する庶民の結束に水を差す事だ、
がしかし選べられる政治家がいない、金の力で結束を固める「財界の政治家」は結束は固い、
革命の歴史は虐げられた人間と虐げる人間の格差が生んできた、
下層の人間の比率が大きくなり、耐え難いところまで追いつめられると命を賭して革命に向かう、
徳川幕府が「民は生かさず殺さず」と言う政治が300年近くの安定を生んだ一因だと言われているがロシアやフランスは追いつめすぎた、
今の日本はそこに向かっているのかもしれないが結束する手立てがない、
せめて野党が結束してくれなければ希望もその手立てもない、
これだけ色んな事を起こしながらまだ連綿と続くなら政府と言うより国民が腐っているのかもしれない

傷を負うのは国家・国民

2019-04-06 14:31:49 | 雑記
【ニューヨーク共同】5日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは、日本で10月に予定される消費税率引き上げについて「安倍晋三首相は増税によって、景気を悪化させようと決心しているように見える」とやゆする社説を掲載し、安倍氏にとって「増税は自傷行為になろう」と皮肉った、
社説は、日銀企業短期経済観測調査(短観)など日本の経済指標はさえない内容だと指摘。輸出頼みの日本経済は中国や欧州など世界経済の減速の影響を受けやすいと強調した。また、アベノミクスの「第3の矢」とされる成長戦略が「全く始まっていない」と断じ、これが「投資と生産性の伸びの重荷だ」と批判した。
アメリカの新聞が書いているのだが日本の新聞ではどうなんだろう、
東京新聞ではかなりこの記事に近い事を書いているがその結果菅氏から「質問ではなく文句だ」と記者が拒否された。
増税でどう景気が上向くのだと言うのか、だれが見てもどう見ても景気は後退するだろう、
集めた増税分を景気回復に使うと言う指針もない、低所得者に配慮してと色んなことをやっているがその経費を考えたら増税しない方がプラスになりそうだ
特別クーポンを交付すると言っているが内容は年収の低い家庭と子供のいる家庭に地域限定で買い物に使えるクーポンを出すと言う、
クーポンはおつりが出ない、額面以上でないと執行すると言う訳だ、
額面は5千円単位で一世帯上限5枚まで、25000円のクーポンを20000円で購入できる、
管轄市町村に申請し、かつ審査があると言う、
年収300万の家庭だと可処分所得は250万を切る、月に20万程度である、
家賃が8万だとしても光熱費込みで12万で生活をしなければならない、
「だから20%は大きい筈」だと言うかもしれないが被服費や交通費、通信費を考え、万一の医療費を考えて消費できるのは10万以下、それこそ「爪に火を点すような」生活では一度の買い物に5千円使うと言う事は月に2~3度になる、
考えている連中は「貧しい」と言う事がどういうことか全くわかっていない、
更に2%の消費税がどう生活に、精神的に負担になるか、
その税収で国の予算が楽になるからやるんだろうが国の予算が助かる税収と言う事はその分が国民にのしかかると言う事だ、
世界経済にも悪影響が出ると言われている、
国民は飢えて内需は冷え込むと誰もが行っているのになぜ拘るのか、
技術立国と言われた日本の技術は世界ではかなり立ち遅れてきた、
それは企業が人と技術に投資しなかったことに尽きる、
それが大企業の内部留保になり、一般労働者の貧困に繋がっている事は明確で経済学者も国際世論も断じている、
資源の無い国は輸入した物に技術で付加価値をつけて輸出することでしか国際収支は黒字にはならない、
今の黒字は後進国に労働力とコストを付け回し未だ有利な技術で付加価値を得ているが後進国もそのまま後進国であるわけもなく身に着けた技術は当然その生産力になりかつ労働コストも上がってくる、
人口減少と厭世観で日本の競争的労働力は上向くはずもない、いくら働いてもここから抜け出す事は不可能になっているのだから、
赤字国債はどんどん膨らんで自転車操業になる日も近い、赤字解消のための像是だったはずだが公共事業は復活し、国防費は増加の一途だ、
社会主義の独裁性でもなく軍需産業の輸出ができるわけでもない、アメリカ産の兵器を言い値で買ったうえに社会主義国の直近橋頭保として攻撃を一手に引き受ける、
万が一南北朝鮮が統一し、中露に近寄れば日本は最前線を一手に引き受けることになる
第二次大戦の比ではない破壊力は日本列島全部が橋頭保になる、本体は太平洋の向こう側で安泰である
その為北朝鮮はアメリカ本土まで届くICBMを持とうとしているが現在でも日本列島は射程内だ、
安倍内閣は自傷行為をと言うが傷を負うのは日本国家国民だ、