梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

自民党の惨敗は党の体質の問題で誰の責任だと言っている限りは自覚は無い

2024-10-29 10:52:59 | 雑記
自民党が単独どころか連立を組む公明党を入れても過半数に届かなかった
当然の帰結だとは思う、しかし開票までは一抹の不安もあったのだが無事この決着を見ることが出来た事は本当に喜ばしい
何度も何度も呟いていた、絶対与党で議会制国会運営を無視し続けた自民党政治が取敢えずでも終結した事は本当に喜ばしい事だ
自民党内部では石破総理責任論や松野官房長官責任論が沸々と上がっているらしい
未だ自民党の本質が全く変わっていないと言うか自覚が無いと言うか大馬鹿野郎共と言うか、
何故大敗したか、自業自得以外の何物でもない、誰が総理であろうと官房長官であろうとそんな事で多くの自民党議員が落選したわけではない
自由民主党と言う政治団体のあまりに傲岸不遜な国家運営にあきれ果て、国民を愚弄し続けるこの党を排除したいと言う国民の判断だ、
自民党以外ならどこでもいいと言うのが今回の結果だろう
「石破が悪い、松野が悪い、選対の小泉が悪い」と言うのならその連中はまったく事の真理を、国民の意思を理解していない
そんな輩の蔓延る党が何が「真摯に受け止めて」だ、まったく受け止めていないじゃあないか
真摯にどう改革するかを明確に示さない限り国民は納得しない、取敢えず解散前に野党から、国民から、学会から大反対をされていた安倍政策の見直しと大きな向かい風となった金と政治の問題をすべて国会に上程し、与野党均衡の状況で信を問えと言う審判が下りたと言う事を「負けたのは総裁が悪い、責任を取れ」だとか言っている限り自民党の体質は変わらすその信任も復帰しない、
例え国家運営が未熟だとしても国家国民を我が物顔でやって来た自民党に好き勝手を続けさせられないと言う有権者の意思を自民党議員は自覚しなければならないと言うのに選挙で負けたのは党の顔のせいだとか全く国民の示した意思を理解していない、
まず保険証廃止は棚上げにして貰いたい、国防費の増額は取り下げてもらいたい、集団的自衛権の見直し、特別秘密保護法の廃棄、等々国会軽視で数の理論で押し切って来た数々の法は一旦戻して与野党均衡の元で再度審議してもらいたい
取敢えず酒が旨い!

アメリカ大統領が核汚染の深刻さを声高に吠えた

2024-10-27 16:20:57 | 雑記
アメリカ大統領候補のトランプ前大統領が25日保守系のポットキャスト番組で東京電力福島第一原発事故について「3000年かそこらは周辺の土地に入る事は想定されていない」と発言したらしい
原発事故で漏れた放射能汚染に関して日本に意図的に原爆を落としたアメリカの大統領候補がそれを言うか?
トルーマンがそれを理解して行ったかどうかは別にして世界で唯一の戦略的核兵器を使用した国家として事故の結果であり、最大限の事後措置を続けているにもかかわらず「あと10世紀はこの汚染は残るだろう」と言うならそれを本当に自覚していると言うなら彼らが言う「戦争を早期に終わらせる正しい選択だった」と言う事を百歩譲って認めとしても「30世紀まで人が住めなくなる行為をした」事はそれでも「正しかった」と言う事が出来るのか
マンハッタン計画の実験場だったアリゾナ砂漠は未だに厳重な閉鎖地域だと言う、恐らくこの事は十分に理解したうえでの投下だったのだろう
「早期に無条件降伏をさせるのに効果的」な事は原爆の威力をアリゾナ砂漠で行った様にしただけで充分だったろう
日本は大小無数の無人島がある、人のほとんどいない原野もあり、人の住めない火山裾野もある
長崎ではなく五島列島の無人島を、広島ではなく瀬戸内海の無人島を消して見せ、「次は都市部だ」と言っただけで充分だったろう
恐らくトルーマンは「大量に殺したかった」のだろう、今では侮蔑の言葉になっているWASPの考え方で「有色人種は民族浄化の対象だ」とでも考えて
「黄色い猿どもが崇高な白人に戦争を挑むなどいかに愚かしい事かその命をもって知るが良い」とでも思ってか
それは兎も角トランプ前大統領が「核はたとえ事故でも数世紀は人の住めない状況を作るのだ」と言うなら意図したかはどうあれ原爆投下は間違いなく人類の犯した重大な過失で有り、その過失を謝罪し、損害は賠償しなければならない
故意でなければ損害の責任はとらなくてよいなどと言う法律は恐らく自由と平等の正義の国でもありはすまい

センブリとカイニンソウ

2024-10-26 11:28:09 | 昭和の頃
昭和30年代の小学校では検便と言うやつが定期的に有った
回虫検査とも言っていたが各自マッチ棒の先位の大便をマッチ箱に入れて学校に持って行く
検査の結果がどのくらいの期間で戻って来たか覚えていないが結果によって虫下しと言うやつを強制的に呑まされる
大抵飲む羽目になっていたので殆どの児童から回虫の卵が見つかるのだろう
この時処方される薬と言うの「カイニンソウ」と言う飲み薬で、ドロドロの煎じ薬だった
調べてみたら「海人草」と言う海草の一種らしいが当時はごく一般的なもので学校で施薬する位だったから厚生省認可薬だったのだろう
兎に角、臭い、不味い、飲みにくいと言う三拍子そろったやつだったが先生監視のもと湯飲みで大量に飲まされた
かなりの児童が排便時に白い回虫が出たと言っていたので効き目はあったのだろう(自分は出なかった記憶が有る)
当時のトイレはいわゆる日本橋(二本の板を肥え桶の上に渡しただけのスタイルである)だからよく観察できるのである
病院なんぞは町に出ても総合病院は掛川が市政になった後で出来た市立病院だけで個人病院は市内にすら内科が幾つかと歯医者が一軒しかない
薬局が有ったかどうか覚えていないが街から4里も離れた山奥にある訳もなく常備薬は置き薬だった、
俗にいう「富山の薬売り」的な置き薬屋が自転車の後ろに付けた柳行李に入れて年に何回かまわって来るのである
使っただけ追加してその分だけ支払うと言う方式で子供がいる家庭には紙風船を置いて行ったが其れが楽しみだった
風邪に「とんぷく」解熱剤は「みみず一風散」と「赤玉」と言う腹痛薬兼痛み止め、大抵こんなもんで何でも対処できた、と言うかするしかない
未だ置き薬が無い頃からの民間治療は「せんぶり」である
食欲不振とか虚弱体質の対応薬として特に女性が服用していたが調べるとちゃんとした漢方薬の様だ
これが苦い、筆舌に尽くしがたいと言う位苦い、それが効用だと日本薬学会に書いてあったがその部分は子供の罰として使われた記憶が有る、
まあ、我が家だけだったかもしれないが何しろ60年以上昔の話である、今更「あの頃はこういう事もあったよな」と記憶のすり合わせが出来る近しい人はほゞ鬼籍に入ってしまった
昭和は遠くなりにけり、令和生まれのZ世代なくとも自分が考えてもほぼ江戸時代と変わらない印象だ

国民から搾り取るつもりならなぜ国民を飢えさせる!

2024-10-22 10:11:16 | 雑記
国会答弁で、警察庁は従来の免許証を廃止しない理由を3つ挙げていた。
①海外で運転する際に従来の免許証の提示を求められる国がある
②運転免許試験に合格してもマイナンバーカードを保有していない人がいる
③警察官がマイナ免許証の情報を読み取る携帯端末が山間部などで電波が通じないこともある
それでも保険証のように「資格確認書」なる代替の証明書を作れば、一本化しても支障はないのでは。
◆「従来の免許証を残せば済む話だ」
冒頭の警察庁元幹部は「今の免許証と同じ機能のものを作ることになる。だったら従来の免許証を残せば済む話だ」と一蹴した。
元幹部の発言に従えば、保険証も廃止する必要はない。
政府が想定する資格確認書は、ほとんど現行の保険証と変わらないものだからだ。資格確認書にかけるコストや手間も省ける。
それでも廃止する意義について、厚生労働省の担当者は取材に、こう語った。「マイナ保険証を多くの人に使ってもらうためだ」
今朝の東京新聞の記事だ、
③の問題はオンラインですらコンタクトがまともにできないケースが頻発している、オフラインの現場でどんな混乱が起きるか想像に難くない
※冒頭の警察庁元幹部は「今の免許証と同じ機能のものを作ることになる。だったら従来の免許証を残せば済む話だ」と一蹴した。
保険証に関しても野党も学会も現場もまさしく一蹴しているのだがまるで無視である、
続いた記事では
医療費抑えたい経済界の意向も
背景には、高齢者医療費の増加に頭を痛める経済界の意向もある。財源となる保険料の多くを負担しているのは、企業側だからだ
結局は経済界と政界のずぶずぶな関係から強行していると言う事か、
資産の殆どをかき集めてそれでも物足らないのか、政経人は今のまま更に自分たちの金が増え続けると思っているのか
国民の多くは家畜だと思っているなら古い常套句を教えてやる、
「豚は太らせてから喰え」
環境を最悪にして餌も水も最低限にして痩せこけた豚から三元豚はうまれない、
牧場の環境を整えて肥料を施して定期的に手当てをして快適な温度管理をしなければ乳牛から美味しいミルクはとれない乳は減少する、
社畜と自らを卑下してネットで嘆く若いこれからの労働者が社畜だと自虐しても中国の若者達の様に畜である事も放棄するだろう
このままでは日本もそうなる事も早晩である、そうならなくてもこの認識したうえで我が子を産み育てようと言うモチベーションが出る訳もない、少子化は止められないだろう
畑に出た事も、牧場に来た事もない親から経営権だけ受け継いできた連中は牛も豚も鶏もいなくる事を理解できない
草を食い尽くした草食動物は絶滅する、そしてその動物を主食にしていた肉食獣は共食いをはじめ、最後に残った強者も自分の手足を喰うしかなくなる、
いやその前に飢えた小動物は反乱を起こすしかない、或いは「窮鼠猫を噛む」かもしれない
渋沢栄一から始まった政経官の国家私物化をそろそろ止めないとならない、
但し社会主義は機能しない事は歴史が証明している事も充分理解したうえでではあるがこれ以上好き勝手をさせる事は出来ない


富国強兵、又日本は戦争に向いたいのか

2024-10-21 15:04:33 | 雑記
高市早苗と言う議員にはどうしても総務大臣の時に「(自民党)政権に批判的な放送を繰り返す指向性の高い放送局には停波もありうる」と言った事が頭から離れない、
安倍晋三首相の代弁者だけだったか、心底からそう考えていたのか、
あの安倍政府の方針に逆らうなら放送権を取り上げる事は出来る」と言い放ったドヤ顔が浮かぶたびに(この人物には民主主義政治を司る資格は無い、いや敵ですらある)と言う認識が染みついてしまった
岸首相の邁進してきた政治志向は安倍晋三氏の推し進めて来た事と方向を同一としている事に異を唱える者は少ないだろう
恐らく今高市氏を推している議員や支持者の指向は安倍氏が言っていた「美しい日本」は「強い日本」を志向していたことも異論はあるまい
「富国強兵」と言うスローガンが有った、日本が第二次大戦の泥沼にまい進している頃の政府の標語である
富国=国が富むのみで国民の多くは貧困にあえいでいた、安倍・岸田内閣が高らかに自ら称えている「国家収支倍増」も富はごく限られた企業の内部留保を倍増し、消費増税で税収は大幅に増加したかもしれないがその増税分以上に可処分所得は減少の一途だ、先進国の中で唯一の逆進所得である、
強兵、増えた税収で国防費は倍どころか10倍を目指して法改を目論んでいる
挙国一致、国民総番号制を押し広げ国家予算ではなく互助的な筈の保険年金もそのマイナンバーカードと言う国家統制個人管理を強硬に推し進める
次は「欲しがりません、勝つまでは」とか「一億総火の玉」とか言い出んじゃないか、
戦時下ではないので曰く「北朝鮮が攻めてきたら」、「ウクライナの次は北方領土から北海道にロシアが攻めてくるかもしれない」
中国は台湾統一の為に台湾進攻をする、その時日本は自由諸国の旗手として台湾を助けなければ世界の顰蹙を買う、同盟国家として力を付けておかなければならない、その為には国防費が福祉に優先するのは当然だ、まともな生活は取敢えず欲しがらないのが国民の義務だ、と言い立てる
高市早苗氏の顔を見る度に大戦前の軍人政治家を思い出すが、しかし純粋な制服組は裏金なんかは恐らく切腹ものだったんじゃないのか、薄汚い金の亡者が戦争に強い国家にしてどこに向かわせるつもりだ