相続も災難だ

新聞で相続の問題が出ている、ラジオでも司法書士と弁護士事務所が相続相談の宣伝広告を頻々と流す、
過払金請求から新たなマーケットとして医療過誤の問題と相続相談が多くなった、
個人的にはそれより離婚後の養育費用請求をやって貰いたいのだがコストパフォーマンスが良くないのだろう、
貧乏な親から生まれ１０代には他界しているので相続を貰うと言う事にも、また「老後をどうしよう？」と言う様な有様だから上げると言う問題も無い、
無関係な話で「悩みは無いからよかった、よかった」と言うのはあながち強がりでもないしまあ実感はない、
しかし長い人生にはとんだことに関わってしまった事もある、それも二回もだが当然美味い話である訳はない、
最初の話は３０代後半、大阪の弁護士から封書が来た、開けてみると「相続放棄のお願い」と言う文面で読んでみたら母親の妹が亡くなったが子供は居なく両親はもとより兄弟もすべて他界している、
相続権者として残っているのが私の母親から生まれた４人になるらしい、
伊勢崎の生まれだが一度も行った事も無い所に持ってきてその叔母は大阪に嫁いでいて母から子供の頃の話に名前が出た位、それも今回の書類でうっすらと思いだす程度だ、
母は再婚で私の父（こちらも再婚）と一緒になる時に父方に男の子が３人いたので前の夫との間に出来た女の子は里子に出して来た、
弁護士によるとこの女性も既に他界し子供が居なかったので実質私の兄弟三名と言う事になったらしい、
仕方ないので二人の姉に電話を入れたら同時に書類が来ていたが「考えても居ない話だから放棄はかまわない」と言うので署名押印をし印鑑証明をつけて私に送らせてそれを持って大阪まで出向いた、
叔母に当たる女性は大阪城の近くに一軒家を持っていたが体が不自由になって最後を同居していた赤の他人の夫婦に看取って貰ったと言う、
「看護期間も長かったし住む家は此処になってしまったので何とか放棄して欲しい」と言う話だった、
最初から放棄のつもりだったのであまり内容を聞いていなかったが恐らく遺言状があったのだろう、それでなければ戸籍上赤の他人に相続が行くはずも無いが法定の第一相続権者は私たち兄弟だった訳で法的処理上弁護士が入ったのだろうと思うのだがとにかく降って湧いた様な話だし大阪に家を持っても仕方ない、兄弟３人分の書類を持って飛行機で行って来た、
大変喜んでお礼を言われて帰京したのだが「終わりましたら必ずお礼を致します」と言うのに社交辞令と言う訳ではないが「気にしないでください、故人とあった事も無いのですから」と返って来たのだが、
本当に”何にも来なかった“、礼はどうでもいいが書類を集めて持って行ったのである、
それも弁護士から「直接手渡しをして貰いたい」と言う要請もあって時間と金を掛けて行った事位は考慮してしかるべきではないのか、
結局相続の放棄を自腹で済ませに行って来た訳でこれには腹違いの兄貴も大笑いをしていた、
そしてごく最近と言っても１年ほど前になるがその腹違いの三人の長男が姫路に居たのだが亡くなった、
三人の長兄だが最後に他界したのだが此処には娘が二人いて嫁いでいる、
兄の残したのは自宅と他に一筆の土地だった、娘が二人まだ健在なので当然私に相続の話は来る訳も無いのだがその二人はさっさと相続放棄をしたと言う、
他出して住んでいない不動産に固定資産税が未払いで残っているらしい、当然相続するとその分の支払い義務もついてくる、
これが来たのも兵庫県固定資産課からであり「支払催告書」である、
「第一相続人が相続放棄をしたので貴方が被相続人となります、つきましては未納固定資産税を至急収めてください」という文書で同じものが姪二人と姉の所に届いた、
電話をしたら「相続の放棄をこの事実を知った時から９０日以内に放棄の手続きをしなければ支払義務は継続します」と言う、
姫路簡易裁判所に電話を入れたら「書類を送りますので必要な手続きをしてください」と言われ甥（長女の息子）と相談の上姫路の司法書士に放棄手続きを依頼、何とか期限内に放棄手続きを済ませたがこの費用が印紙を含めて３万円余りが掛かった、
結局降って湧いた相続問題は両方とも金が出てしまう羽目になったのだが「あればあったで大変だね」と言いう話は「無くても何時降りかかるか解らない災難」だった
まあ、もうそっちは無いな、こちとらが７０じゃ縁者累積は片付いている

報道の限界か？事実は３日待たないと分からない

山口達也の強制猥褻事件の初動報道が少し事実とは違っているらしい、
基本的には全体の状況が違っていたと言う事で内容として間違いを報道していたわけではないがニュアンスと言うかシチュエーションが当初の報道とかかなり違う、
私の読み方が不足していたという事かとも思うのだがネットや初動の放送などでも同じような意見がかなり見られた、
当初の報道から読み取られた内容は
① 少女は一人
② 外で会っていて飲食後着いていった
③ 彼女と山口氏の関係は不明
と言う記事だったが（東京新聞・その他放送）
2日後の報道では
① 彼女は連れが居て二人
② 電話で呼ばれて彼のマンションに行った
③ 関係は彼の司会する番組の出演者でその関係で電話番号を知っていた。
と言う事になっている、
時間は昼間で少女も多少の危惧を感じて友人を伴って訪問していたらしい、
報道でも「芸能界に憧れていた少女に番組司会者からの呼出しだとしたら行っても仕方ない」と言う放送もある、
無論「それでも酔っている男のマンションに行くのは甘い」と言う意見もある、
しかし次々出てくる話も山口本人も許されない事だろう、
報道機関も詳細を載せている所は無かった様だからある程度仕方ないとは思うがそれらの事が明らかになった時点で「誤解を与える記事になった事」を謝罪すべきではないかと思う、
２日間で名誉は回復したとしてもあの記事から「ハニートラップ」を疑われた事は事実だしそれが報道の不備に因ったものに起因し、中には彼女を特定すると言った行動すら出ていた、
正直のところ私自身もかなり不愉快な報道になった
テレ朝の女性記者セクハラ問題も報道機関に感じられる矜持の低下、プライドを自尊心と言う意味で殆ど無くなっていると言う事も一因ではないかと思う、
権力と戦う、世の不公平と戦う、と言う独立した良心、良識としての誇りが低下し政財官の圧力に自ら「忖度」して居る姿勢は結局読者からスポイルされる、
発達したSNSは色んな意見を無尽蔵にバラまくが実体もなく自分の名前すらも出さない、
思想の基本である互いの意見交換は無く、フェイクと罵詈雑言になり群衆の後ろから石を投げつけ反論されればシャットアウトすると言う流言飛語であってもそれなりの危険は含んでいる、
世界ではSNSによるクーデターまで起きているのだが恐らく日本人社会は起きないだろう、
これが今までは良い方向に働いていたが今の新自由主義と連綿と続く旧態然とした保守党の右傾化には「消極的な社会性の衰退」を招きかねない、
安倍政権が「解散」を口にするのも「どうせまた自民党が勝つ」と言う自信からだろう
政党政治は与党代表が首相を務める事が可能である、
正直な所現在政権運営を賄えるのは確かに自民党しかいないだろうが国民が願っているのはいまの安倍晋三取巻きはやめてもらいたいと言う事だろう、
自民党の自浄能力は何時から無くなった？与党内だけの切磋琢磨ではあまりに情けないが仕方がない、
若い世代の奮起を願うが自民党支持率は４２％もあるそうだから難しいのかもしれないな

山口達也、ちょっと気の毒な

TOKIOの山口達也と言うタレントが強制猥褻罪で書類送検された、
離婚歴のある４５歳の男がその影響は大きい様だ、
あくまで報道からだが１８歳の女子高生と彼のマンション内で強制的にキスをされたと言う、
少女からの訴えで警察が動きその後少女と彼との示談が成立し訴えを取り下げたが警察は書類を検察に送検したと言う、
今の時代は当然のことかもしれないが酒を飲んだ後で男のマンションに一人で入ると言う事自体ある程度合意と言われても仕方ないのではないかと言うのは時代錯誤で男の勝手な感覚なんだろうか？
無論未成年者に酒を飲ませたこと自体責められる事ではあるが「悪徳非道」と言う様な話ではない、
その結果独り住まいのマンションに誘ったらついてきたと言う事だろう、複数だと言う記事でもないし複数の上で強制的にキスをすると言う事なら訴えると言う様な場面にはなるまい、
実際私の若かりし頃だが家に着いてきた女性に何もしないで寝てしまったこともあるがこれは後でかなり怒られてしまった事もある、
彼女にすればそれだけの覚悟をしてついていったら寝てしまったと言うのは大変な侮辱だったらしい、
無論彼の場合は親子位の年齢差が有るので基本的には違うだろうが暴行（強制性交罪と言うらしいが）されたと言うのでもなく「キスを強制された」と言う話らしい、
訴えるまでに「訴える！」と言う話は当然あっただろうと思う、その後訴訟したうえで示談になって取り下げると言う流れからするとどうも私には「ハニートラップ」だったと感じられてしまう、
まあ、トラップに掛かるのは馬鹿なネズミだと言われればそれまでだしその対価は仕方ないがあまりに影響が大きい、
非難を恐れずい言えばトラップを仕掛けたとすればその人間性を嫌悪する、
トラップで無かったとしても酒の上で男の家に一人でついて行くという行為そのものが愚かであり非常識だと言う誹りは免れないだろう、金にすると言う話ではあるまい、
昔、「自分でハンカチを敷いていれば合意だ」と言う都市伝説的な話が有ったが当然その状況からではなく相手の合意がなく行為に及べばたとえ夫婦でも強姦罪は成立する。
しかし今回は自室でキスを迫っただけらしい、キスされたのかもしれないがそれ以上の行為は無かったような記事である、
だから強制猥褻なのだが個人的に言えば「責められないよな、気の毒に」と言う処だ、
第一部屋についてきて何をするんだろう、酒を飲み続けるならサービスの良い店で良いんじゃないか、
ラジオで「先生の様に思っていたのに」と言うのが有ったが人生相談なら店でもできるだっろう、少なくともそうすべきだったと言う結果になてしまった、
本当に気の毒に

親である事は責任だ

「親が食事中にスマホを使うと親子の関係が悪くなる傾向が認められる」と言う話を聞いた、
ちょっと驚いた、子供が食事中にと言う話なら「親が注意しなければいけない」と言う話で（最近の家庭にはありそうだな、しかし親としてそれはしっかり言わなければならないだろう）と思う処だがこれはその逆だ、
食事のマナーと言うものは世界的にも社会生活の基礎になる、
日本でも昔から「起居振舞」と言う最低の躾は連綿と伝えられてきたと思っていた、
少なくとも我々の世代までは幾ら貧しくても親は子供に幼児の頃から躾てきた、
それは世間に出ても恥ずかしくない人間にしておきたいと言う親の心だったしそれが社会の基盤を支えてきた、
今そういう話題になっている年代を考えてみると子供の年齢は恐らく就学年齢だろう、
だとすると親の年齢は２０代後半から４０代までだろう、
昭和の晩期生まれである、だとすれば親は恐らく現在４０代後半から５０代前半だ、
この親世代は「食事中は他の事をやってはいけない」と言う躾を受けてこなかったのか
確かに食事中にテレビが点いているのはほゞ普通になっているが私達（終戦直後年代）では未だ無かった事もあるが食事中は話をするにも食事が疎かになる様な会話は食事がすんだあとですると言うのが当たり前だった、
食事中に会話に夢中になると箸でものを指したり口角泡ではないが食べ物が落ちたりする、
「噛むのは口を閉じなさい」と言うのも迷い箸も引き付け箸もその中から意味の解らない年齢から家庭で教えるから子供の負担にならず身に着くのである
「消化に悪い」とも言われたがこれには根拠はあるまい
子供が話に夢中になるのは当然だからそれは仕方ないが「食べてしまいなさい」と言うのは重要な躾の一環だった、
私が育てている時は食事の時テレビは消して済ませるのが我が家の決まりだった、
食事の準備と食後は点けていたが食事の間はOFFにして済ませていた、
その間に学校であったことや友達の事、親に対する文句も話すがそれは食事の合間に出る位で食後に話をつづける事は有っても中断して話す事は無いし食事をしながら新聞をみたり子供が本を見る（スマホは無かったが）なんぞ絶対に親は許さなかった、
大体学校給食でそんな事が許される訳も無い筈だし、家で許されたら正しい教育なんかが出来る訳もあるまい、
子供達は子供が大きくなる年齢になるがそれが嫌だったと言う記憶は無く、「働きだしてから良かったと思う事が有った」と言っていた
しかしこの記事は「親が食事中にスマホを使っていると親子の関係に悪影響が有る」とごく当たり前の話として出ている、
「それ以前の問題」だろう、取り敢えず今の子をなす人間を「親」と言う責任ある人間にしなければならない、
親の学校と言う話もあったが産んだ子供を遊びに邪魔だからと殺す人間を見ていると「親になる資格」が必要な気がする
だからと言って「戦前の道徳教育」が重要だと言うのはかなりアナクロだが親子の関係は生物社会の根幹だ、
種の存続にはパスカルではないが「考える葦」程度の弱い動物は相互扶助のシステムを精神構造から整えなければなるまいと思う

ウシュクダラと三人娘と昭吉の湯

ウシュクダラと言う曲があった、随分昔のことで歌詞のなかの「とても不思議な噂の通り、これじゃ男が可哀想」という言葉が（一体どういうことなんだろう？）と思って聞いていたのを思い出した、
調べてみるとトルコの民謡が原曲でアーサー・キットが歌いヒットしてそれを日本では江利チエミがカバーしたという
しかし残念だがこの噂は書かれていない、なんで「これじゃ男が可哀想」なのかわからない
江利チエミは初代三人娘の一人、美空ひばりと雪村いずみと歌手、映画と大人気だった、
個人的には江利チエミがいちばん好きだった、みんなそれぞれ個性があったが持ち歌として多くの曲があったのは美空ひばりだけで江利チエミは基本的にアメリカンポップのカバーが多かった、テネシーワルツ何かが売れていたが一方で粋な江戸揺や民謡も彼女の歌になっていて捨てがたい味があった、
「さのさ」なんかは彼女のオリジナルじゃないかと思おうくらいだったと思う、
高倉健と別れた頃「好きでお酒を飲んじゃいないわ、家に帰る時が辛い私よ」という曲が彼　　女の持ち歌だったのが残念な気もする、
明るくて素敵なキャラクターだったがその最後はちょっと可哀想な結果になってしまった、
そう言えば仕事上で知った下田の「昭吉の湯」と言う立ち寄り湯は高倉健さんが通っていたらしい
その事が知られると「ゆっくり出来ないからと亡くなるまで秘密にしてほしいと言われて隠していたんだよ」と聞かされたがまあ真偽の程はわからないがいい風呂であることは間違いない、
宿泊施設はバンガローだけなので遠くから行くには若干抵抗があるが日本秘湯の会では結構高評価が出ていた、
美空ひばりも個人的な生活はあまリ幸せだったとは見えないが歌手としては素晴らしいを通り越している、
初代三人娘では雪村いずみだけが残っているのだが私はあの声がどうも苦手で「ぺっちゃんこな声」と言う印象なんだがこの表現は女房も「わかる！」と言っていたのでやはりそんな印象なんだろう、
三人なんとかは暫く流行り「大学の三人娘」といえは東宝映画の若手女優で重山規子と団令子と、残りが思い出さない、
まあ昔の話だ、記憶お曖昧だが時々こんな話が夫婦の会話を盛り上げている