梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

酷暑のオリンピック、体力が持たないのは選手だけではない

2015-07-30 10:47:49 | 雑記

本当に毎日暑い、天気予報には「危険レベル」のマークが毎日並ぶ、北関東のみならず都心にも熱中症厳重注意が毎日のように出ている、

ここ数年は毎年最高気温は記録を更新し日数の割合も増えた、始まる日時も早くなりその期間も長くなっている様だ、毎年段階的増加している事は間違いないだろう、このまま2020年のオリンピックを東京で行う事は出来るのだろうか?なぜ今回は真夏の7月に持って来たのか理解に苦しむ、前回は10月だったのにいくら夏季オリンピックだと言っても本当に真夏に持ってくることはない、からりとした北欧の夏ではない、日本は亜熱帯なのだ、しかも近年平均気温は上昇し続けている、平均より問題は最高気温とその湿気だ、摂氏35度を超え日によっては38度を超える、湿度も60%を超えていて町を歩くだけでも危険な状況が連日のように続いている、この状態で陸上競技を行うなど無謀としか言いようはない、

もともと私はオリンピックの招致には反対である、何のためになると言うのか、一部のスポーツ界と建築業界にだけしかメリットはなさそうなオリンピック招致に国家予算を多く割き国立競技場立替予算は一時2500億にも上った、それだけあれば東北復興も下町の不燃化も学校の耐震も待機児童の問題も年金や生活保護も大半は片が付く、

しかしこれでは政治家や官僚、大手ゼネコンに金は廻らない、そのせいでなければこれだけわかりやすい状況の説明をして貰いたいものだ、景気が上向いたと言う証左に使われている株価や為替レートが関係するのは大手商社と上場会社でその下請けに恩恵が廻ってくるのは何時になるかわからない、しかしその間に政策インフレは底辺の生活を脅かす、ボディブローの様にじわじわと効いてくるダメージはすでに戦うどころかロープダウン寸前で望みもしない減量で衰えた体からはもどす胃の内容物すらないだろう、

競技場は白紙に戻したが作ることには間違いない、幾らかかるか知らないが取りあえずその恩恵を享受できるのは大手ゼネコンとその族議員だけで金は税金だ、オリンピックの後どの程度使えるのか、その収入が掛けたコストを回収できるのか、それどころか維持費も出ないのではないかと言われているがどう証明できるのか、自民党が言う「丁寧に説明」が欲しいのではなく証明が欲しいのだ、「私が総理大臣だから責任は私が取る」と言うなら今後赤字になったら彼が穴埋めしてくれるとでも言うのか、

国民の税金を使ってオリンピックを招致し酷暑で選手に被害が出たらそれこそ「シャレにならん」ところではあるまい


喜怒哀楽

2015-07-28 17:16:58 | 雑記

喜怒哀楽という言葉がある、言うまでもなく人間の心の動きだ、「喜」と「怒」は人間以外多くの動物も備えている、哀と楽はある程度知能程度の高い動物でそれも人間社会に馴染んだ動物たちは持っている様だ、

しかし今の子供達にはどうもこの中の「哀」にあたる感情が少ない様な気がする、それはみていると悲しみが少ないと言う事ではなく「悲しみ」の感情が「怒り」の感情にすり替わっているような感じがする、他人の感情を自分に置き換えると言う我々世代ではごく自然に行われていた感情の動きが少なくなった、(ないのではないか?)と思うくらい見当たらない、悲しい事は怒る事になる様だ、いじめと言う問題も根本的にこの感情が無いせいなのではないかと言うのは思い込み過ぎなのだろうか、

怒りと笑いは簡単に共有するが悲しみと喜びはどう言う訳か共有しない、親の育て方が悪いのか、世間の風潮がそうなのか、世間と言う範囲が我々の世代より極端に広いと言うか情報が無責任に垂れ流されているせいか、我々世代のあるいはそれ以前の世間と言うものは流れてくる情報は出元がはっきりしていたし情報自体に責任があった、

いまの情報世界特にマスコミと言うものは何の責任もなく思いつくままに無責任な情報を垂れ流す、それどころか意図をもって情報を操作する、その目的と言うか意図は「面白い」と「金になる」がほとんどだ、

身近に子供のころからよく知っているいる女性が居る、彼女の感情の発露を見ていると殆んど「喜怒怒楽」だった、泣くのは自らに被害が及ぶ直接の痛み(心も含めて)だけでそれも必ずそうなった原因を他に探し出して「怒り」に変える。

しかし社会にに出てそれが通用しなくなった時彼女は「鬱症」になった、思うようにならない事は会社には多い、自らの能力が及ばない時に劣等感に襲われる、同僚や上司との考えの違いに戸惑い今までは「怒り」に転化していたものが通用しない事が理解できたとき自分の中に閉じこもるしかなかったのだろう、

人は喜怒哀楽のネガティブの部分もポジティブの部分も個人の発露だけではどうにもならない事、相手が思う事は自分が思う事と対立してもそれは「怒」ではなく「哀」で受け止め、相手の「哀」も受け止めなければ摩擦だらけになる、子供の頃無意識に出していた自我の棘は永い摩擦で取れてゆき互いに擦りあっても心地良い世界を築いて行かなければならない、喜怒哀楽を互いに認める事は社会の為だけではなく自らが心地よく生きる糧になるのではないだろうか

 

 

 


嫉妬は劣等意識の発露だと思う

2015-07-26 10:53:39 | 雑記

今年の芥川賞に芸人の又吉氏の作品が選ばれた事を色々な人か色々のことを言っていたそうだが(ごく一部とも)半分位はマスコミの、残り半分位は言った当人の問題に見える。 芸人が小説を書いたと言う書き方が大きくなって作品の中身が表にでてこない、本来賞の作者が芸人だったと言う事が本筋で結果お笑い芸人だったと言う話である、何んでペンネームを使って居なかったのかとも思うが素直に考えれば(まさか)と言った所では無いだろうか 古館氏は「芥川賞も本屋大賞並になった」と発言したそうだがまだ読んでもいなかったらしい、選考委員に対して随分非礼な発言だ、 和田アキコ氏も「読んだがどこが素晴しいか解らない」と発言し子分と言われている勝又氏にまで「多の本も読んでから」とまで言われていたらしい、 この外にも有るらしいが見えてくるのは要するに嫉妬だろう、特に古館氏はニュース番組のメインキャスターを勤めているが何故彼があの位置に居るのか非常に疑問がある、元々プロレス中継で個性的なアナウンスがうけて居たがそれ以外にインテリジェンスか感じられない、その為に多くの努力はしているのかも知れないが私にはそれが鼻につく、恐らくそれは劣等感の裏面なのだろう、 自分より下位としていたお笑い芸人がアカデミズムの代表的文学賞を受賞する事は悔しくてしかた無かったのでは無いだろうか 和田アキコ氏も今はバラェティ番組が多くとも歌手よりお笑い芸人は見下した存在だろう、しかしその中から芥川賞作者が出ると言うのはやはり耐え難い事なのだろう、素直に「すごいね」と言えないのは自らを貶める事になる、もし 又吉氏もペンネームで書いていたらもう少し違ったのかもしれ無い のだが印象だけだが本人も趣味のような執筆だったのではないだろうか


日本憲政史最悪の総理大臣かもしれない、

2015-07-21 15:49:45 | 雑記

「支持率の為に政治をやっているわけではない、政治は人気取りではない」こんなコメントを安陪総理が言ったらしい。支持率は人気投票ではない、いまの政権方針を国民が支持するかと言う極めて重大な「国民の評価」だ、

「私が総理大臣だから責任を持って決めた事は何と言われても進める」と言う事自体民主政治の根本を理解していない、と言うより無視している、

「丁寧に説明して」が「皆さんが完全に理解している状態ではない」に変わったが「理解できない」のではなく「言っている事が承諾できない」と言っているのはあらゆる意見を普通に読めば簡単にわかる、「丁寧に説明」しなくても「特定秘密保護法」も「集団的自衛権」」も「海外派兵法」もすべて「承諾できない」と言っている、

選挙に選ばれたからと言うかもしれないが選挙の時はこんな法案は奥儀にも出していない法すべてを賭けて解散総選挙するかギリシャにならって国民投票をしたらどうだ、憲法の精神を無視しているのはあらゆる学識者も海外のメディアも認めている事だ。通常会期ではとても通らないとわかったら前例のない延長国会を決め、議員数を頼って強行採決をする、まるで三流国家だ、世界をリードする先進国としてこんなみっともない政権運営は例がないだろう、安陪総理の大好きなアメリカからさえニューヨークタイムズが社説で「日本とアジア地域では、安陪総理が、長く平和主義をとってきた日本を戦争に導く事が心配される」と書いている、

日本で大きなうねりとなりデモも頻発している状況は世界でも承知しているほどの状況にありながら世論をすべて無視し強引に突っ切ろうとしている姿勢はとても民主国家の在り方ではない、願わくば自民党内の自浄力で廃案にして貰いたいものだ


女性の地位と官僚機構

2015-07-14 17:31:36 | 雑記

特定秘密保護法はそれこそ「粛々と」多数決で押し通し、集団的自衛権もも武器輸出三原則も、国民世論もあらゆる方面の学識者の意見も全く聞く耳を持たず強引に突っ切ろうとしているがさすがに自民党内部や連立与党の公明党内部からも異論が出始めて来た、

なぜあそこまで人の意見を無視し続ける事が出来るのか、解散無しで任期を務めてもおそらく次の選挙はかなり厳しい状況になるだろうと言う事は安陪総理の取り巻きがどう言っても相当難しい事になる事が心配になったのか、無論そんな計算で安陪政治に異論を上げると言うのも情けない話だがそれでも現状の暴走よりはましだ、

武器輸出も国民総番号制も消費増税も今までの政府は国民の声をある程度は意識していたが今回は全く関係なさそうだ、その結果が政党に悪影響が出ても構わないと言う連中が居る、官僚と言う連中だ、民主党政権の時に事務方である官僚はあからさまに協力を拒否したと聞く、野田政権はその抵抗に全く無力で結局官僚の思う通りの政策をとり結果大敗を喫している、安陪政権の結末がどうなろうと各省庁の次官はずっと権力の座に座り続ける事が出来る、日本の官僚機構は一見公平に見えても実際はすべてと言っていいほど世襲制になっている、無論民主国家であり憲法で保障された職業の自由だがそこに至るまでのハードルは学歴に始まり、学閥や官僚閥で固められていてさらに経済格差から生まれる学歴格差が絶対的な地位を維持し続け、彼らの中に特権階級意識が綿々と続き国家は自分たちのものであり我々が居るから日本は成り立つと言う様な意識があるように思える、

随分前になるがNHKで国家公務員一級(今はないはずだが)の合格者にインタビューをしているところを見た事がある、確か東大を卒業しそのまま合格したと言う若者だったが満面の笑みで「一般市民の気持ちの分かる公務員になります」とのたまっていた、

つまり彼はこの時点で既に自分は「一般市民」では無かった、おそらく彼の親たちも高級官僚なんだろう、一般市民でなければ彼は一体何なんだ?おそらく官僚の殆んどがそうなんだろうと思わせるに十分なインタビューだった、

安陪信三氏は省庁に都合のよい法案を嬉々として押し通しているがおそらく傀儡使いは高笑いをしているだろう、官僚制度をなんとかしなければならないと言っても自らを縛る方など作るわけもない、

そこで考えた、日本では女性の地位が低いと世界から言われている、しかし私には日本の女性がその地位を得るためにどれだけの覚悟があるか疑問だった、画一的に「責任ある地位の半数は女性でなければならない」と言う様な意見はあまり現実的な意見ではないと思うが事官僚機構に関してはどのみち「知識と学歴」だけで地位を得られる世界だ、軍隊の職業軍人はいきなり将校になるが戦場では経験がものをいう、しかし官僚の世界はキャリアと言う試験の結果だけがものをいう世界のようだ、此処こそ「半数は女性でなければならない」としても実質的にさほど問題はあるまい、そして醜かいな男性社会を変革してくれる可能性があるような気がする、無論もっとおどろおどろしい世界になる可能性も十分にあるとはおもうが女性の地位公平化と言うには実にいい方法だと思う