”不要不急の提出”は厳に自粛しなければならない

又与党が今国会に改憲案を提出するという、
緊急事態宣言真っ只中の最中に議事進行の遅れを立てに強引に通過させる気なのだろう、
しかしこの法案は絶対に野党の反対が強硬に出て間違いなく紛糾し議会は遅れる、
緊急事態宣言で「不要不急の外出は自粛してほしい」と再三繰り返している
“不要不急の提出”こそ厳に自粛してもらいたい、こんな事で国会議事進行を停滞している場合ではないのだ、
不要かどうかは無論これからの議論になるというのはそうだろう、民主的国家である限り多数の賛同を得れば改憲も不可ではない
しかしそれは議席の多可での多数決と言うものではない、根源たる憲法の論議は国民の総意の話だろう、
それは「国民投票は議会の1/3の賛同を得て」となっているのを1/2に変えようと言う事を上程するというが其れこそ与野党の1/3以上の賛同をもってから動議にかかる問題で今の絶対多数議席で通過するなら根本的に趣旨が違う、
憲法の改定が必要かどうかすら論議の必要が無いというのもちょっととは思うが時の政府の恣意で簡単に変わるようでは憲法とは言えまい
（因みに私は改憲の必要はないという意見ではある）
不要かどうかは論議の余地があるとしてもこの事が”不急”であるという事はまったく論議を待たないだろう、
世界的に感染が広がり世界人口の半分が罹患し、その２０％近くが死亡している事実は一政党の思惑など全く排除すべき問題でこれを利用してと言う国会運営を行うなら政治家としてどころか人間として「許されざる者」としか言いようがない
世界が戦っている未曾有の災害に矮小な個人の名誉欲なぞは唾棄すべきものだろう
こんな事を強行するなら幾らおとなしい羊だとしても選挙を待たず政権を見限る
政権政党と言うのはその責任を全うするために与えられた権利で無制限の強権ではない
あくまで国民の生命と財産を維持継続する為の判断と実行を認めているだけだ
全ての政治力はウィルス蔓延を収束させるためにだけに使用してもらいたい