梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

春の気配

2025-03-02 12:52:53 | 雑記
アメリカはこのままトランプ氏を担いで行くのだろうか
世界の警察が暴力団になった、ワシントンポストがトランプは「ドン・コルリオーネの様だ、アメリカはマフィアになったのか」と書いた
「ゼレンスキーは国民を戦争に放り込んだ、ロシアの言う通りにすればすぐに戦争は終わる」と言ったらしい
ロシアは戦争だとは言っていない、軍事行動に過ぎないと言っている
どの国にも戦争はやりたくない、しかし国を占領されることはもっと嫌だ
アメリカとロシアと言うよりプーチンとトランプは「強い国が世界を征服する事は当然」だと思っている様だ
中華思想の「世界の中心は中国だ」と言うのとほとんど変わらない
今のロシアは昔の帝政ロシアが崩壊し、ソヴィエトになった後プーチンが拵えて出来た国だ、
アメリカは250年前に独立戦争で出来上がった新興国だ
永い文化を持たないより集まりの国だがその分新しい自由と平等を標榜しそれを守るために身銭を切って世界の軍隊として西側諸国、後発国から認められてきた、
その負担が支えられなくなって来たがトランプ大統領は築き上げて来たアメリカの栄誉を放棄し踏み躙って東側の独裁者と手を組むことを選んだ
「東西の独裁権力者で他の国を分けようではないか」と
未だ今なら何とか間に合う事をアメリカ国民の矜持に期待する
今年初めての団地の共同掃除、庭に小さな花が幾つか咲いていたので掃除乗るふりをして写真を撮って来た
僅か高さ5㎝程度の推薦
もう少し大きな水仙
此れも精々2cm位、カタバミの花の様だ

椿の一種だろうか
梅雨を超えると此処も雑草の群れと化す

アメリカは最強の国ではなく最狂の国、最凶の国になる

2025-02-23 16:06:59 | 雑記
トランプ大統領の暴走が酷い、
だれだ、こんな幼稚な男に金と権力を与えたのは
「ロシアが望むならウクライナ全土はロシアの物だ」と言い。
当然のように世界中から「ウクライナはウクライナの主権で他国が決めるものではない」と発信されると
「自分が意見を言うと一斉にフェークが流れる」と不満を言う
フェークと言う言葉の意味をどう理解しているのか
「カナダはアメリカの52番目の州になるのが正しい選択だ」
「パナマ運河はアメリカの物だから返してもらう」
「グリーンランドはアメリカにとって重要な価値があるからアメリカによこせ」
一国の主権者が言う言葉ではない、「欲しいから俺のものだ」と言う事を臆面もなく言い放つ、
「俺の物は俺の物、お前の物も俺の物」ジャイアンだって弱い者には体を貼って戦った、
就任1カ月弱、毎日の報道を聞いているといまや習近平が普通の人に見えてくる
金と軍事力が全てだ、と言う価値観はアメリカ自体が戦後80年かけて築いてきた世界のスタンダードが巨大な経済力と郡力でアメリカンスタンダードを世界の基準としてr多くの国が曲がりなりにも認めて来た偉大な国家をこの幼稚なあるいは誇大妄想狂の老人は僅か1ヵ月も経たないうちに三流国家にしてしまった
しかし、近年の資産偏在を見ているとなるべくしてなったともいえる
その証左がトランプ政権で全く選挙を経ずに国家予算の殆どを握ったイーロン・マスクだ
マルクスは自ら資本論の中で「資本主義は終焉を迎える」と書いていている「富の極端な偏在が社会を破壊するだろう」と書いている、
去年の時点で世界の資産残高の75%を600人程度の個人に集中している
そのトップにいるのがイーロン・マスクとだと言う事だ
新自由主義と新資本主義はその世界の先端にいるアメリカ自体が破壊する事になった
いや、未だ終わったわけではないが仮にそれが揺り戻したとしてもこの世界秩序はその足場を間違いなく失った

「菊と刀」と「罪と罰」

2025-02-13 09:07:05 | 雑記
「菊と刀」と言う本を読んだ、大戦中にアメリカで書かれた文化人類学者ベネティクトと言う女性が書いた本だ、
「菊と刀」と言う著書名は実に日本人好みだが原題は「Chrysanthemum and the Sword」
で特に菊も刀もないので翻訳者が日本人受けでも狙ったのか
『菊と刀』は日本文化の行動規範の独自性を強調する。しかし、懐疑する傾向も見られる。すなわち日本文化が西洋文化とは対極の位置に置かれていることに、批判の目が向けられている。また、日本の文化を他者との相対的な空気を意識する「恥の文化」と指摘し、欧米の文化を自律的な良心を意識する「罪の文化」と定義、倫理的に後者が優れているとの主張を展開し、そのことへの批判もある。
現在の書評だが読んでいて大きな違和感があったのが「恥の文化」が他人の眼、いわゆる世間の眼と言う評価が基準だとしている部分だった
この著者は一度も日本に来ていない、多くの書物とアメリカ移民;コミュニティを訪れてまとめたものだが此れで日本の文化分析として優れた評価を受けていると言う
アメリカ移民の日本人はあくまでアメリカ文化の中の日本人で本当の意味での文化圏では無い
恥の文化と言う表現は言いえて妙かも知れないが一番重要な事を誤解している
恥と言うのは他人の眼ではなく自らの眼で有る、
他人の行いを見て不快を感じて、それを自らが行う事に対して自分を戒めると言う意味の恥と行く言葉だ
少し前、団地の自治会で有る役職を長年担ってきた人物がその年住民の評議で他の人に変わる事になった
その時彼が「私のプライドはどうなる!」と叫んだのだが皆の答えは「自分のプライドは自ら保つべきでプライドを傷つけられたと言うのはおかしい、プライドが傷ついたと思ったら自分で取り戻すしかない」と言われた
人の評価を求めるのは争いになった後でその前に日本人は「自らを恥じる」事で文化を維持してきたと思う
「他人の眼」を生き方の評価基準にしていると言うのは違う筈だと思いながら読み終えたが最後までこの判断は変わらなかった
彼女が定義した「罰の文化」は誰が与える罰か、一神教には神の試練と罰が有るが我が国の神教では神が試練を掛けたり罰を与えると言う事は無い
まあ、罰が当たるとは言うがそれは例えだ
しかし有名な「罪と罰」は恐らく内容的には自ら罪を悔い呻吟する事で罰を受けた筈だ
ドストエフスキーが敬虔なクリスチャンだったかは知らないが彼がこの本で言っていたのはやはり自ら恥じると言うのと若干違うが考え方としては似通っている感じがする

競争力を維持したいなら力を付けないと

2025-02-09 10:48:09 | 雑記
アメリカの貿易赤字は不公平だから関税をかけると言う
アメリカが大きく赤字になったのは1985年の頃でこの時の国際協調はプラザ合意とされている
具体的な内容として「基軸通貨であるドルに対して、参加各国の通貨を一律10~12%幅で切り上げ、そのための方法として参加各国は外国為替市場で協調介入をおこなう」というものであった。 プラザ合意の狙いは、ドル安によって米国の輸出競争力を高め、貿易赤字を減らすことにあった。
しかし今はとてもプラザ合意の時のアメリカ国力は無く合意は望めない
トランプ大統領は各国に関税をかけてアメリカの貿易赤字を修正すると言う
アメリカ企業が国際的競争力を失った結果としての収支バランスである
プラザ合意の時も政治的圧力で米国企業を救って来たが結局30年間で更に米国企業は国際的競争力どころか内需ですら保持できないほど衰退してきた
アメリカンスチールや大手自動車がその証左と言う事だろう
オリンピックで勝てなくなったからアメリカ以外の選手にハンディを与えると言う事で果たしてアメリカ選手の記録が伸びるだろうか
何故そんな勝手なルールを言い立てられるかと言えばオリンピックの開催が常にアメリカでしか行われていないからで貿易で言えばプラザ合意の時の主だった理由の「基軸通貨」が米ドルと言う事だがその基軸通貨を支える為替ルールが勝手に変えられる、
俗にいう「ゴールを移動できる」レースではもう各国は付いていけない
ユーロ建てにするか直接応対貿易に変わってゆくしかあるまい
プラザ合意時期からアメリカの経済的国力は半分以下、それどころか1/4とすら言われている
アメリカの国金の様なIMFは独立した機関であり米国は此処に多額の負債を抱え、且つ米国債は日本と中国だけでも国家予算の数十年分にあたる
それでも自腹を切って世界の、或いは西側国家の警察として大きな意義があった
しかし、トランプ大統領は「応分の負担」を求めて来た、
そうなれば東西に限らず国連主導で本格的な戦力を保持した国連軍を常設する様な必要が有るかもしれない
その発動は全体の合意の上でなければならないが今の常任理事国の拒否権は削除しなければならないだろう
此れさえなければウクライナ侵略などには大きな抑制力となったはずだ
いずれはこうなっただろうが今までアメリカがその任を支えて来たのを下りると言う
トランプ大統領はアメリカの凋落を一気に推し進めるのではないかと思う
未だ敗戦国条項に縛られていると言っても実質国力は発言力を持っている筈の日本が何時までアメリカの属国が如き運営をしているのだろうか


海苔弁開示がまかり通れば裁判の意味が無い

2025-02-07 09:47:51 | 雑記
「学校法人森友学園への国有地売却に関する財務省の公文書改ざんをめぐり、関連文書の存否も明かさず不開示とした国の対応を「違法」と認めた大阪高裁判決について、政府は6日、上告しないことを決めた。加藤勝信財務相は記者団に文書の存在を認めた。政府は今後、改めて開示の是非や範囲を検討する。」そうだ
不開示は違法だと高裁が認め、政府は上告をしない事を決めた「不開示は違法」と言う事は「法的に開示しなければならない」と言う事でその判決に対して上告しないと言う、
その判決に従うと言う事だ、然し「改めて開示の是非や範囲を検討する」と言うのは矛盾してないか、
判決で開示しなさいと言うのに「是非を検討する」のは判決に従わないと言う事にならないのか、
上告しない、判決に従うと言う事なら無条件で開示しなければ強制執行するのが検察の仕事だろう、
一般的に判決の効力と言うものはそうなっている筈だ
「黒塗りはせずに開示」と言うのもおかしな話で「開示しろ」と言う意味は文言の内容を詳らかに見せなさいと言う意味だ
全文黒塗りで何が掛かれているのか分からないのは開示したのではなく「ある事は有ります」と言うだけで例えば税務署が財務諸表、決算書の提出を命令したときに「令和5年度※※株式会社決算報告書」の表紙を提出して「決算は赤字だから納税義務はありません」で通るものか考えるまでもない
官庁と政府の「開示」は言い訳にすらならない
此れで黒塗り開示をするなら最高裁も検察も嘗められたもんだ、三権分立などしたこっちゃないのか
第一「存在しない」と言ったのに存在を認めたと言う事はすでに偽証していると言う事だろうがそれでお咎めなしとは省庁と言うのは治外法権上にいるのか