ひとり気ままに

バツイチ女のひとりごと。離婚した人も、離婚を考えている人も、そしてこれから結婚する人も、「気ままな話」を聞いてください。

歳取って罪悪感を感じないように

2019-12-27 15:53:46 | 日記・エッセイ・コラム

2019年12月24日(火)

 

年賀状を必死で書く。

引っ越しの連絡も兼ねているから遅れたくはない。

今時、宛名を印刷ではなくペンで書く。

印刷ばかりの年賀状の中、下手な文字はかなり目立つと思う。

 

歌手の大黒摩季さんが離婚した。

原因は子供が出来なかったから。

一生懸命不妊治療をしての結果。

子供が出来ない事に罪悪感を感じたと言う。

元夫は再婚して、子供をもうけた。

それを「うれしい」と感じ、元夫の家族とも交流していると言う。

 

彼女の気持ち、よく理解できる。

私も最初の結婚で子供は作らなかった。

出来なかったのではなくて、作らない選択をした。

「産まない」理由は、今の若者たちとほぼ同じ理由。

その時は罪悪感も感じていなかった。

 

しかし、元夫が他界した時、なぜ遺伝子を残してあげなかったのだろうかと後悔した。

元夫は子供が嫌いではなかった。

友人の子供が来れば、一緒になって走り回っていた。

それを、私のわがままで「産まない」選択をしたのだ。

 

今、新たな家庭を作ろうとした時に罪悪感を感じた。

すでに私には生殖能力がない。

私がパートナーでなければ彼は子供を持つことが出来る。

「そんなこと関係ない」と言われても、子供を産み育てることで人は大きく成長する。

そんな機会も奪ってしまうのだ。

 

子供を産むことが出来るのは素晴らしい事なのだ。

ひとりの人間を形成して行くことは、仕事のキャリアを積むより大事業なのである。

みんなその大事業を成し遂げられるかが不安なのだろう。

不安が無くなるように世の中が変わる事も大切であるし、チャレンジしようと思う気持ちも大切。

 

歳を取って罪悪感を感じることがないよう、もう一度考えてもらいたい。

卵子には使用期限があることを。

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