2019年12月24日(火)
年賀状を必死で書く。
引っ越しの連絡も兼ねているから遅れたくはない。
今時、宛名を印刷ではなくペンで書く。
印刷ばかりの年賀状の中、下手な文字はかなり目立つと思う。
歌手の大黒摩季さんが離婚した。
原因は子供が出来なかったから。
一生懸命不妊治療をしての結果。
子供が出来ない事に罪悪感を感じたと言う。
元夫は再婚して、子供をもうけた。
それを「うれしい」と感じ、元夫の家族とも交流していると言う。
彼女の気持ち、よく理解できる。
私も最初の結婚で子供は作らなかった。
出来なかったのではなくて、作らない選択をした。
「産まない」理由は、今の若者たちとほぼ同じ理由。
その時は罪悪感も感じていなかった。
しかし、元夫が他界した時、なぜ遺伝子を残してあげなかったのだろうかと後悔した。
元夫は子供が嫌いではなかった。
友人の子供が来れば、一緒になって走り回っていた。
それを、私のわがままで「産まない」選択をしたのだ。
今、新たな家庭を作ろうとした時に罪悪感を感じた。
すでに私には生殖能力がない。
私がパートナーでなければ彼は子供を持つことが出来る。
「そんなこと関係ない」と言われても、子供を産み育てることで人は大きく成長する。
そんな機会も奪ってしまうのだ。
子供を産むことが出来るのは素晴らしい事なのだ。
ひとりの人間を形成して行くことは、仕事のキャリアを積むより大事業なのである。
みんなその大事業を成し遂げられるかが不安なのだろう。
不安が無くなるように世の中が変わる事も大切であるし、チャレンジしようと思う気持ちも大切。
歳を取って罪悪感を感じることがないよう、もう一度考えてもらいたい。
卵子には使用期限があることを。