2021年4月10日(土)
以前から行ってみたかった「奈良井宿」に行った。
長野に引っ越して「奈良井宿」が長野県だと知る。
中山道のちょうど真ん中の宿場であった。
街並みは国の重要伝統的建築物群保存地区となっている。
街並みは約1km続く。
そこにはたくさんのお土産物屋さん食べ物屋さんが並んでいる。
ところが今は人の往来はなく、開店している店も少なかった。
奈良井宿五ヶ寺と言って、奈良井宿には五つのお寺がある。
浄土真宗 真宗大谷派 浄龍寺
曹洞宗 長泉寺
臨済宗 大宝寺
浄土宗 法然寺
浄土真宗 真宗大谷派 専念寺
今回はそのうちの二寺に立ち寄った。
大宝寺には木曽七福神のひとつ「寿老人」が祀られている。
また「マリア地蔵」も祀られている。
このマリア様は昭和7年に近所の森から発掘されたもの。
ただ、頭も抱えている子供も膝も壊されている。
当時のキリシタンの迫害を知ることができる。
長泉寺は徳川家光の時代、宇治茶を江戸まで運ぶ「お茶壷道中」の本陣だったところだ。
手を叩くとなくという龍の天井絵があった。
みんなで叩いてみたが、龍は鳴かなかった。
奈良井宿の京都側の端には「鎮神社(しずめじんじゃ)」がある。
奈良井宿に疫病が流行り、これを鎮めるために千葉県香取神社から主神をまねき祭祀を始めたらしい。
御朱印は隣の楢川歴史民俗資料館でいただくことができる。
このまま行くと鳥居峠に向かうのでここでUターン。
お土産物屋さんを覗く。
木曽といえば、漆器や木工芸。
素敵なものが安く並んでいる。
お土産も買って、1本脇の線路沿いの道を歩く。
奈良井川にかかる「木曽の大橋」
その先には道の駅「木曽の大橋」があった。
小さな道の駅で、看板もあげていないので通り過ぎてしまいそうだ。
車を止めた「奈良井駅」に戻ってきた。
古い町並みが時を止めているような場所。
宿場が栄えていた頃には、鳥居峠を超えて来た者、これから越える者で賑わっていたのだろう。
そして、ちょっと前までは、五平餅や焼き団子を食べながら歩く観光客も多かったのだろう。
また、この宿場に賑わいが戻った時に訪れてみたい。