ひとり気ままに

バツイチ女のひとりごと。離婚した人も、離婚を考えている人も、そしてこれから結婚する人も、「気ままな話」を聞いてください。

渋温泉 外湯めぐり

2021-05-21 22:29:47 | 旅行記

2021年4月17日(土)

 

夕食後の19時30分。

浴衣を着て、温泉かごにタオルと外湯の鍵を持って、玄関に下りた。

フロントで手ぬぐいを購入。

外は雨で寒そうなので、はんてんを借りた。

ホテルでいただいた足袋型の靴下を履いて下駄に指を通す。

渋温泉の九湯めぐりの始まり。

 

渋温泉には効能が全く違う外湯が九湯ある。

渋温泉の宿泊者は宿泊した施設でこの外湯の鍵を貸してもらえる。

つまり、宿泊しなければ九湯めぐりができないのだ。

 

土砂降りのためなのか外湯周りをしている人は少なかった。

(写真は翌日撮影)

まずは、五番湯の松の湯(軽度の脊髄病、神経病、諸病快復期)

神経痛や病気の回復時に良く、湯の中で体を動かすと痛みが軽くなる。

鍵を開けて入るとちょうど上がる人がいた。

狭い更衣室。ドアを開けると着替えが見えてしまいそうだ。

 

 

四番湯の竹の湯(慢性痛風他)

地獄谷から引湯した温泉。慢性通風には、ゆっくり幹部を温めると効果がある。

隣の男性の声がよく聞こえる。

雨がひどくて、靴下が濡れた。

どうせお風呂に入るのにぬぐのだから履いている意味がない。

素足に下駄で温泉周り。

 

三番湯の綿の湯(切傷、おでき、子宝)

子宝の湯。この温泉で湯治すると子宝に恵まれる。

また、切り傷や皮膚病等にも効果がある。

お風呂に足を入れたら暑くて入れなかった。

「源泉が暑いので、水を入れてください」とある。

水で薄めても、上の方は熱い。

かき混ぜ棒を見つけてかき混ぜたら、難なく入れた。

 

二番湯の笹の湯(慢性湿疹、腺病質他、諸病快復期効能アリ)

笹の成分が温泉に溶け出して湿疹などに効く。

病気の回復時に効果があるため「仕上げの湯」ともいう。

このお風呂熱すぎ。

水で薄めたが、かき混ぜ棒がなく入れなかった。

お風呂から溢れたお湯が足にかかっても熱い。

罰ゲームだって無理。諦める。

 

満願 高薬師(薬師如来に祈願印授)

高薬師のスタンプを猿が悪さするので、温泉街の同祖神に移動。

本来、九湯巡ったあとに祈願するのだが、この雨の中、戻ってくるのも大変なのでお先に。

ここにきて気がついた。スタンプの押し方が間違っている。

 

結願の湯の渋大湯(神経痛、リュウマチ、諸病快復期、痔病他)

万病に効く。結願込めて入浴する。

大湯というだけあって、ちょっと広めのお風呂。

近所の方も入りに来ていた。

これで5か所め、タオルもびしょびしょだけど浴衣もびしょびしょ。

雨に濡れたのと汗。

熱い温泉で体が温まり汗をかいている。

ブラにTシャツでは着替えに時間がかかると思い、ブラつきタンクトップを浴衣の下に着た。

これが裏目に出た。

タンクトップが濡れた体にまとわりついて脱ぎ着に不便。

選択を間違えた。

 

八番湯は神明滝の湯(婦人病)

婦人病に効く。子宝にも恵まれるお湯なので「子宝の湯」とも呼ばれる。

どのお湯もとにかく熱い。

せっかく借りたはんてんも着ているのが嫌になる程。

水分が欲しかったが二人でお財布を持って来なかった。

電子マネーも使えるお店はなく困っていた。

かごの中をゴソゴソしていると奥底に小銭入れが。

近くの自販機でお水を買った。

生き返った。

 

一番湯の初湯(胃腸の湯)

胃腸によく効く。

先客がいて入ることができなかった。

夜は電気が消えていれば先客がいない証。

みんな小さなお風呂だから譲り合って入る。

 

七番湯の七橾の湯(外傷性諸障害、諸病快復期)

 

少し前までは何組かの人に出会ったが、ほとんど人がいなくなった。

雨は降り続けているし、終わりの22時が近づいている。

 

六湯の目洗いの湯(眼病他)

目に効く温泉。

肌が綺麗になる美人の湯とも言われている。

九湯最後の温泉。

先客が一人。熱くて入れないという。

そっと入ってみたら気持ちいい。

「熱くないですよ。ここを熱いと言ったら他入れませんよ」

なんだか余裕。美人の湯にはちょっとのんびり入って九湯終了。

時間はちょうど22時。

宿に戻ると足元も浴衣も半纏もびしゃびしゃ。

新しい浴衣をいただいて部屋に戻る。

温泉に入って疲れた〜。

でも、楽しかった。

布団に入ってぐっすり眠った。

「苦労を流す九つのそと湯めぐり」

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