2021年5月3日(月)
今日は同級生がやってくる。
秋に遊びに来た友人Aが「長野に行ってきた」と話したら、同級生Bが「行きたい」
と言うわけで二人で遊びに来る。
目的は「戸隠神社式年大祭」
女二人旅は気まま。
「お昼頃に着くと思う」
「長野インター降りたら連絡して」
「松本城にちょっと寄ってから行くね」
ってな訳で私は昼食を食べていいのか待つのか迷う。
彼女たちと会った時はすでに14時近く。お腹すいた。
先日行った善光寺門前の蕎麦屋さんは行列ができていた。
「栗ご飯でいい?」
と言う訳で昨日に引き続き「竹風堂」
今日は栗ご飯にした。
「栗が甘いね」
「前回食べれなかったから嬉しい」
二人とも満足してくれたようだ。
次に善光寺に向かった。
「御朱印が欲しいんだけど」
「大勧進と大本願は15時までだから急ごう」
今日は知り合いのお坊さんにご案内をお願いしていた。
本堂で待ち合わせをして説明を受けた。
内陣と内内陣を隔てる欄間にある来迎二十五菩薩
ここに空いた蓮台が一つ。
この蓮台は善光寺に参拝された人のためらしい。
菩薩様と共にあの世に行けるなんて幸せなことだ。
薄明かりの中のお戒壇巡りをして「極楽の錠前」を探り当てた。
内陣から出たところに大きな鏡がある。
私はいつもこの鏡を覗き込んでいたが、これにも意味があった。
お戒壇巡りをして生まれ変わった自分を見るためらしい。
なるほど。
その後、善光寺資料館で善光寺の歴史や四季を見た。
友人たちはチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ法王14世が善光寺訪問の際に開眼法要された「砂曼荼羅」に興味津々。
仁王門で仁王像、三宝荒神、三面大黒を見て善光寺をあとにした。
私的には山門の上に登ってもらいたかったし、歴代の回向柱も見て欲しかった。
また次回かな。
門前にある八幡屋でお土産を買う。
「味噌蔵に行きたい」
「このご時世だから蔵の中は見れないよ」と答えたが、身近な蔵を思い出せなかっただけ。
今日は3人で戸隠に宿泊。
中社の近くの「横倉旅館」昔は「十輪院」という寺院だった。
夕食を美味しくいただいた。
小中学校の同級生の二人。
友人Bは歴女で社会科の先生になりたかったらしい。
昔から神社仏閣を回っていたが、最近子供の手が離れたのでこのところは一人旅を楽しんでいる。
「なぜか戸隠神社には来たことなかったのよね。一人じゃ行けないと思って。それでこの話が出て今だって思ったのよ」
そうそう、タイミングってあるから。
「で、Aとの相性も良いと出たし、明日は参拝にいい日だから今日を選んだの」
あ、そうなんだ。私は邪魔だったかな。
彼女も人生いろいろあって今はバツイチ。
女で一つで子供を育て、今年からは課長に昇格した。
いろいろあった人ほど信じるものとすがるものがある。
逆に言えば神や仏にすがらない人は幸せに暮らしている人なのかもしれない。
「明日は朝が早いから」と早々に布団に入った。