ひとり気ままに

バツイチ女のひとりごと。離婚した人も、離婚を考えている人も、そしてこれから結婚する人も、「気ままな話」を聞いてください。

高野山旅行記3/21(土) ①

2009-05-06 14:19:52 | 旅行記
高野山3日め。今日は帰る日である。

昨日の夜、考えた。
昨日1日で高野山をほとんど回ってしまった。
今日は弘法大師の御入定日で、奥の院では法要が9時から行われる。
それに参加するか?
しかし、列車の都合上ここをお昼には出発しなくてはいけないし、お土産も購入しなくてはいけない。
またパンフレットをパラパラとしていると、山の上から根本大塔が撮影されていた。
そうだ、これを撮影しに行こう。
方角からして、弁天峠の辺りである。
大門から女人堂まで歩き、そこからバスに乗って高野山駅に行く事に決めた。
距離は2km、時間は45分と書いてあった。

今朝は天気がいい。今日も6時30分からおつとめが始まる。
昨日は、僧侶の真後ろに座ってしまったので、今日は一番入り口に座った。
今日のメンバーはスエットの人もいる。
私の写経をしっかりと奉納してくれた。
今日は初心者が多かったことや、人も多かったのでお焼香の時間が長かった。
一番端は風が当たり、寒かった。それになれない正座で、足がしびれてくる。
今日の私も邪念の塊だった。

朝食をいただいた。
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今日も山登りをするので、荷物は宅急便で送ることにした。
遍照光院のチェックアウトが10時なので、それまでにお土産を買って、荷物をつめなくてはいけない。
また、昨日の夜クラタさんから連絡があり「国宝の多宝塔も見ていってくださいね」といわれた。

まずは、多宝塔のある金剛三昧院に向かう。ここは北条政子が建立したお寺だそうだ。
北条政子。歴史弱い・・・。NHKのドラマを昔やっていた気がする。
北条氏は伊豆の国の豪族のはず。あ、源頼朝の奥様だ。
なんだか近親間あり。
立派な門を入った。勝手に見ていいのかわからないけど、とりあえずご参拝した。
本堂は改修をしていた。
多宝塔は立派だ。
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今日は天気がいいので一眼で撮影をする。
朝日を浴びて、光と影のコントラストが美しい。

来た道を戻る。途中でこんな標識を見つけた。
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この道は熊野に向かっているのである。
このまま歩きたい。そう思ったが、それは無理な話。

お土産物屋さんも開いたので、お土産を買う。
菓匠松栄堂でかるかや餅を買おうと思ったが、個包装されていなかったので、19日に食べたやきもちを購入した。
お香を買おうと思ったが、お店が見つからず、とりあえず宿坊に戻り、チェックアウトした。
「すみません、荷物を宅急便で送ってもらえますか?」
「着払いでもよいならいいですよ」
明日は引越しで、どこにいるかわからないので、実家に送ることにした。

ガイドブックを開いて、お土産物屋さんを確認する。
あら、ずいぶん近くなのね。
19日の夕食に出た、笹巻あんぷが美味しかったので、麩善で冷凍品を送ってもらうことにした。
隣の高野山大師堂でお香を購入した。
ごま豆腐も買いたかったが、好き嫌いがあるので、今回はやめた。
荷物が増えてしまったので、もう一度宿坊の遍照光院に戻り、荷物をつめる。
「いろいろありがとうございました」とお寺を出ようとすると、お世話をしてくれた方が、入り口まで来て、正座をして深々と頭を下げてくれた。
私も、帽子を取り深々と頭を下げた。

私の悪い癖で、お土産が足りないような気がして、かさ國のみろく石を購入した。
もう、お寺には戻れないから、リュックに詰めた。このあんこは暑さに持つかしら?

再び壇上伽藍により、写真を撮った。
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古いものも、新しいものも、光をあびて美しい。

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ひとつのお堂で、お祈りの声が聞える。
ただの観光地ではなく、実際に使われているところなんだとあらためて思った。

本当に、この場所は気持ちがいい。
ずっと、ずっとここにいたかった。
会社の同僚に「もしかしたら、帰ってこないかも」と言ったが、本当に帰りたくない。
仕事もせずに、好きな写真を撮っている毎日、それはこの場所が気持ちいとかだけではなく、現実逃避なのだろう。

現実に戻らなくては。
現実に戻るために、私は大門に向かって歩いた。





















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