michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護8年。 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

『分かろうとする』気持ち   

2012-07-16 06:47:53 | TV

ゆうべのETV特集『復興を誓う 命のダンス』、とても心に沁みました。

→ http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0715.html

番組内容は、

『震災の衝撃から感情を表に出せなくなった子どもたちに、ダンスで前向きにしたいと寄り添う京都のダンスチーム。6月の祭りに向けて変化していく子どもたちの心を見つめる。』

というもの。

 

私はこれまで、こういうダンスをいろんな機会に見せてもらったけど、、

「すっごい元気ね」

「若いわね、こんな風に思いっきり踊れたら気持ち良いでしょうねぇ~

とまぁ、こんな感じでした。

でも、この番組を見て、代表の今村さんの願い、

ダンスを通じて、なにが したいのかが、すごく伝わってきた。

『(京都の)メンバーの多くが、心に傷を受けた子どもたち。

これまでダンスを通じて子どもたちを前向きにさせる指導を行ってきた。』

『今村さんは(宮城の)彼らにダンスで悲しみや苦しみをはき出して、前向きになってもらおうと考えた。』

彼も手探り。

どこまで叱ったり、心に踏み込んだりして良いのか、

どんな声かけをしたら良いのか。

でも、ただ様子をみて手をこまねいているだけでは・・・。

 

震災や津波の体験も無いし、(心理学の専門家でもないし)、

その子が、どんな状態にあるか、どんな風に手を差し伸べたら良いのかわからない。

その、わからない、というのを、謙虚にそのまんま口に表しておれるのが、

良いな、と思ったんのです。

 

番組の中で彼が京都のメンバーに心から訴えるように言っていたのは強く心に残りました。

『センセ、わからへん。わからへんけど、分かろうとする

――これだと思うんです。

  分かろうとする気持ち

  言ってほしい、伝えたい、通じ合いたいという姿勢

その立ちどころが大切だと思う。

 

京都のメンバーも、今村さんの話を聞き、

宮城の子どもたちと関わっていくことで、

その子なりに何かを感じ、変わっていく。

 

それぞれが真剣に取り組み、心が成長している。

これは素晴らしいと思いました。

 

           

 

見終えて、自分の過去の辛い体験が思い出されてきました。

(記憶のなかの)あの人たちは、どんな考えや気持ちであんな風に押してきたのか、

その後、省みたりしたことはあるのかなど、

わかりません。

ただ私が未熟で、受けとめきれなかったということなのかもしれない。

  その辺りは、今も霧に包まれたままなのです――。

 

 

 

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やっぱりすごい☆プロの清掃、『仕事ハッケン伝』 

2012-07-13 06:27:44 | TV

NHKの『仕事ハッケン伝』、時々見てるんですが、

きのうは清掃がテーマ。

これは観なきゃ。

 

20歳の堀井新太クンという俳優さん、

スポーツマンだそうで、見るからに健康的。

ビルの清掃のプロに、基本から学んでいく。

も、真剣勝負、といった感じ。

そうして、 「はぁ、、疲れた~」とヘタる新太クンの横で、

70歳を越えた女性(元技能チャンピョン)は余裕で軽々とこなしておられる。

ポイントを押さえ、動きに無駄が無いんですね。

 

番組だけでも充実していたけど、

さらにHPをみると、新太クンを指導して下さったプロのお2人の話がありました。 ↓

http://www.nhk.or.jp/hakkenden/zukan/index.html

う~ん、これは深い。

 

例えば、

『探究心を持って仕事に臨むことが大切』とあり、

全く同感します。

 

              

自分のことをふりかえると、

昔、職場にきれいなロビーが出来たとき、日々自分たちで清掃していくんだけど、

最初だけプロに来てもらって指導してもらった。

そうしたら、例えば、

床のモップがけなど、ふつう隅までキッチリ拭きたくなる

(その方がチャンときれいにお掃除した気分になる)けど、

「きれいなモップでなければ、壁に触れた部分がだんだん黒ずんでくるので、

 壁には触れない程度にしておいた方が良い、

 人が歩くのは、そんなに壁際まで行かないので汚れないでしょ」、

って仰るんですよ。

で、「その前の掃除機かけは、キッチリ隅までやっておく」、と。

なるほどねぇ、と感心したんです。

              

 

私はその後も(他の仕事もしながら)職場内の清掃を自主的に担当したことが何度かあり、

気が入りました。

やり始めた頃は時間かかるし結構疲れるけど、

だんだんポイントが見えてくる。

「ここは、こんな感じでやったら良いんだ 」とポイントを見つけた気でやってたら、

いつのまにか季節や状況など変わっていて、

それではウマくないことに気付いてハッとしたり。

そんなことも含めて、おもしろいんですよね。

 

              

 

学生時代は全部自分たちでお掃除していたけれど、

短大ではその記憶が無いんですよね。

当番で交代でということだったらやっていたと思うんだけれど…。

  ということは、

 夜とか、講義の無い日曜日とかに、

 こういうプロの方がきれいにして下さってたのかしら――。

 

 

 

 

 

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