こんな、笑えない話があります。
ある聾の人が、体調悪くなって街なかで倒れてしまった。
すぐに救急隊員が駆けつけてくれたのは良いんだけれど、
何度もなにか言ってくれるのが聴き取れなかった。
たぶん「聞こえますか!?」みたいなこと言って
意識があるか確かめようとしてたんじゃないかと思うけど・・・、
っていうんです。
意識はあって、相手の口が動いているので、話しかけられているのは分かるけれど、
何と言っているのかが分からない。。
自分も、ありそうです。。
日常生活では、その人ごとに、
「あ、この人だったら、大きな声で言ってもらえたら」
「この場合は、ゆっくり言ってもらったら聴き取れそう」
など、状況に応じてお願いするんですが、
朦朧とした頭で、あるいは、激痛のさなか などに、
そういうこと判断して言えるかしら?って思う。
ま、心配しても仕方ないですけどね。
(バックには、常に障がい者手帳を入れてますが。)
こないだTVでローカルニュースを何気なく見ていたら、
『聴覚障がい者がAEDの講習を受けました』という話題が。
聴覚障害の人7~8人が、専門の人から手話で伝えてもらい、
実地研修を受けたというもの。
具体的方法としては、
〇周りの人との必要な会話は、床に指で書くと良い。
〇自動音声が聴こえなければ、指を折って何秒か数えて。
といったようなことでした。
私は――、
不安です。
そんな重要な、ひとの命に関わること・・・。
こんな消極的なことではあかんかなぁ、とも思うんですが。