なんの番組だったか、「ほめていくと、能力が向上する」という
実験結果を紹介してました。
同感です。実感します。
その実験というのは、
パソコン画面に現われた4桁の数字を、パッと入力する。
それが一定時間にいくつ出来たか。
一つのグループの人たちには、頑張ったことを認めて褒める。
もう一方のグループは、なにも褒めたりしない。
すると、次の回からは、褒められたグループの方が格段に成績が上っていったとか。
そういったような、
「こういう入力やって、何のイミがあるの?」と思ってしまいそうなことも、そうなんですねぇ。
私は、パソコンの前、ワープロの時代から始めたんです。
仕事に使うワープロに、ゲームが付いてました。
ブラインドタッチの練習のゲーム。
キーボードを見ないで打てたら、速いしラクだろうなァと、
時間があれば、それで練習してました。
そのゲームは、競馬のような形式で、
アニメのように走る馬 として競争するんですよ。
5~6つのランクがあって、「今回は、どのランクで挑戦しようかな」と自分で決め、
パソコン画面に単語が出てくるので、それを打ち込む。
正しければ、次の瞬間に、別の単語が出てくる。それを打ち込む…。
数分で1ゲーム終了。
グッと集中します。
好成績だと「優勝ファンファーレ」が華々しく鳴って
応援団みたいな人が現われ(アニメ)、
「とても素晴らしい~」
「他の追従を許さぬ強さ」
などと褒め称えてくれる。
それで、気を良くしちゃって、
「じゃあ次は、も一つ上のランクで挑戦してみようかな」
なんて やる気になっちゃうんです。
仮に成績が悪くても、
「もう一度頑張りましょう」などと励ましてくれる。
決して「全然ダメじゃん」みたいなことは言われないんですよ。
私は、これでタイピングを覚えたんです。
ポイントは、
自分で、「今回はこれに挑戦しよう」とその気になれること。
取り組んだことを そのままシッカリと認めてもらえること。
これ、いろんなことについても、云えるんじゃないでしょうかね。
ひとが何かやってくれたことについても、
「この、これって良いよね 助かるわ」とか、
「こういうの、私は嬉しかったなぁ~」とか、
その良かった点を認めて伝えていったら良いんでしょうね。