つづきです。
天狗――じゃなかった坂本龍馬の言葉。「要らん命など無い」とキッパリ。「人にはそれぞれ役割がある」と。
はい。そうですね。
だいぶ前に見たドキュメンタリーが心に残ってます。寝たきりの、全身マヒのお父さんの、大きな存在。
子どもが2(~3)人。小学生くらい。学校から帰ってくると、真っすぐお父さんのもとへ。
番組で見る限り、お父さんが動けるのは、目、まばたきくらいのようでしたが、子どもたちは、「お父さん、お父さん」と嬉々として語りかけるんです。
お父さんは家庭の真ん中にドッシリと存在しておられた。まさに大黒柱。心のより所。
どんなになっても、人には役割がある。そんなことが、わたしの心の奥深くまで浸透したことでした。