『吉田道昌の学舎』というブログ、毎日拝見しているんです。
非常に内容が深くて、いつも「はぁ…」とか「ふうむ…」とか唸ってしまう。
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2009-03-01&ch=31&eid=5507
というタイトルで、
この番組は、私も見て心打たれ、コメントを書かせてもらいました。
ブログ本文より。
『あまりに優しすぎる人たちだった。
優しすぎるから、ホームレスにならざるを得なかった。
優しい人たちのところに、孤独な猫たちが集まっていた。
「自己責任」という言葉を吐く社会によって、彼等は河川敷にはじきだされた。
はじき出された孤独な者たちは、増水すれば命も奪われる河川敷に集う。』
社会が「自己責任だ」と言うので、彼ら自身も「自分の責任なんです…」という風に思うようになってしまった。
――ディレクター(ナレーション)は、こんな風に言っていたように記憶しています。
『何も持たず、何ものにも縛られず、乏しさに生きる彼らこそが、
「人間の村」をつくることのできる人たちのように思えた。』
これですよね。。究極の暮らしをしている彼らこそが。
生きるって、どういうことなのか…。人間とは…。
そんなことを突きつけられ、考えさせられました。
「生きる」あるいは「いのち」と言うものを実感できるのでしょうけど、ただ生きているだけの者(私)には、実感できないのではないでしょうか。
全てにおいて、経験者だけが『語る』ことが出来るのだろうと思います。
自分自身は、そこまでは直面したことはないけれど、いろいろな体験を積んできました。
その中で、
生きている実感を掴めるかどうかは、
社会的に豊かと認められているような状況とは関係ない。
これは、体得しましたね。