このごろニュースを見ると、うんざりしたり希望を見失ったりするようなことばかり。。
ふと 心の中に、合唱曲が浮かんできました。
『蔵王賛歌』です。
朝の光 山にみち
雲は明るく浮かびたる
そよ風わたり
白い山肌光かがやく
枝から枝へ鳥は とび交い
春よ春よ山の春よ
小川のせせらぎ音もかるく
あけゆく山にこだまする
鳥はやさしく よび交わしゆく
あけゆく蔵王に雪はかがやく
讃えよ春を
讃えよ蔵王
蔵王の山に春は来たりぬ
ああ蔵王 蔵王の山・・・・・
昔、コーラス部で歌ってたんです。(難聴になる前です)
模範のカセットテープを擦り切れるほど聴いて、感動に浸ってたっけ。
いま動画を見ると、なんとなくは聴こえるけれど、音楽としては…。
けど、歌詞をみると、清らかな歌声が想い出され、というか瞬時に 私の中いっぱいに広がっていきます。
最後のあたりでは とても力強い賛歌。ああ――。
1961年の作品とわかった。もっと昔のかと。とても格調高いので。
そして、作詞は尾崎左永子さんと知ってビックリ。私は歌人と思ってた。
そしてまだご存命なんですね。96歳?
ますますこの曲に心が寄ってしまいます。
組曲の名前は『蔵王』。
この曲は、その最後で「早春」という曲名。
1曲目が「蔵王賛歌」だったんですね。
失礼しました。