michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護8年。 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

親の心、子知らずでした…

2013-01-19 08:22:22 | 想い

センター試験だそうですね。

どうぞ、これまで頑張ってこられた成果を、

充分に発揮できますように。

 

           

 

入試というと、私には、ほろ苦いような想い出があるんです。

高校の入試の日、母が付き添ってくるというんです。

電車を乗り継いでいくんだけど、自分一人で充分。

でも、どうしても、と言われて一緒に家を出ました。

 

電車に乗って座ると、

「目が疲れるから、目をつむっときー」などと言う。

車窓からの風景を見たからといって、目が疲れるなんて――。

 そう言っても、きかない。

 

  通じないんだなぁ。。

その時は、そんな風に思ってしまっていたんです。

いえ、その後も、事あるごとに そんな風に。

 

でも、自分が大人になり、

子どもを持つようになって、あれこれ体験したりして、

初めて母の気持ちが分かってきた。

母の優しい想いを、愛情を、ちっとも受けとめようとしていなかった、

そんな未熟な自分だったんだ…。

 

  ごめんなさいね、お母さん。

  親の心 子知らずでした。

本当に申し訳なかったけれど、

素直に自分の至らなさを認められるようになってから

ちょっぴりラクになったような――。

 

そうして、今でも母には心配かけたり、

世話になってばっかりの

  そんな私なんです。

 

 

 

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