夜、久々に池袋の丸いの裏の「ぺーぱーむーん」へ飲みに行った。このお店は私たち夫婦にとってなくてはならない大切な店。私が今あるのもここのマスターのお陰と言っても過言ではない。20代、ミュージシャンになりたての私たちを常に叱咤激励し続けジャズの本当の意味などを熱く語るマスターの一樹(いっき)さんとは本当に長いつきあいだ。
昔は常に新しいレコードががんがんかかっていて、私たちは東京に居ながらにしてNYの若手のミュージシャンたちの新しい息吹を感じる事ができた。ディビッド・マレイやスティーブ・コールマンにキップ・ハンラハン、オーネット・コールマンを知ったのもこの店だった。
NYやヨーロッパからやってきた若手ミュージシャンたちと知り合いになって「じゃあ、一緒に演奏しようよ!」という事になると「ぺーぱーむーん」に連れて行き、入り口の狭いところでいきなり演奏、海外のミュージシャン達との「出会いの場」でもあった。演奏後に一樹さんがごきげんになってウォッカをご馳走しつつ、そのミュージシャンの新譜をかける。「OH,my God!!」とっても驚く。「どうしてこんな小さいお店に俺のCDがあるんだ?イッキ、ありがとう!」とみんな大満足で帰っていく。古い名盤といわれるようなレコードやCDはあったにもかかわらず、その頃は殆どかけなかった。
でも最近は年のせいなのか、あまり新譜を買わなくなったようだ。その代わり、懐かしいロリンズやモンクのレコードをジャリジャリと雑音の混じった音でしんみり聴かせてくれる。あれ、こんなレコードもあったの?なんて、20年以上も通っていても知らなかったレコードやCDをかけてたりする。そんな中で今日かけてくれたのが、モンクとコルトレーンのカーネギーホールでのライブ盤。あれれ?初めて聴くぞ。「いっきさん、これってコルトレーンでしょ?モンクとのライブなんてあったっけ?」と聞くとにやっと笑って「最近でた新譜だよ。秘蔵テープが出て来たらしいんだよね。1958年のこの半年くらいだけモンクとコルトレーンはヴィレッジバンガードで演奏していたんだけど、このCDはそのときのものだって。録音がすごくいいね。」ラジオ局が録音していたらしく、この頃の音源にしてはものすごく良い音だ。しかもコルトレーンが若くてイキのいい音でばりばりとモンクと好対照に吹き捲くっている。ふう、やっぱり巨匠たちは凄いです。このCD、私も買いに行こうっと。
家に戻って「今日ぺーぱーむーんで凄いCD聴いたよ~」と報告すると、あけたの店から戻ってきたばかりの利樹が「俺もそのCD今日聴いたよ。」ってこんな偶然ってあるんだなあ。
昔は常に新しいレコードががんがんかかっていて、私たちは東京に居ながらにしてNYの若手のミュージシャンたちの新しい息吹を感じる事ができた。ディビッド・マレイやスティーブ・コールマンにキップ・ハンラハン、オーネット・コールマンを知ったのもこの店だった。
NYやヨーロッパからやってきた若手ミュージシャンたちと知り合いになって「じゃあ、一緒に演奏しようよ!」という事になると「ぺーぱーむーん」に連れて行き、入り口の狭いところでいきなり演奏、海外のミュージシャン達との「出会いの場」でもあった。演奏後に一樹さんがごきげんになってウォッカをご馳走しつつ、そのミュージシャンの新譜をかける。「OH,my God!!」とっても驚く。「どうしてこんな小さいお店に俺のCDがあるんだ?イッキ、ありがとう!」とみんな大満足で帰っていく。古い名盤といわれるようなレコードやCDはあったにもかかわらず、その頃は殆どかけなかった。
でも最近は年のせいなのか、あまり新譜を買わなくなったようだ。その代わり、懐かしいロリンズやモンクのレコードをジャリジャリと雑音の混じった音でしんみり聴かせてくれる。あれ、こんなレコードもあったの?なんて、20年以上も通っていても知らなかったレコードやCDをかけてたりする。そんな中で今日かけてくれたのが、モンクとコルトレーンのカーネギーホールでのライブ盤。あれれ?初めて聴くぞ。「いっきさん、これってコルトレーンでしょ?モンクとのライブなんてあったっけ?」と聞くとにやっと笑って「最近でた新譜だよ。秘蔵テープが出て来たらしいんだよね。1958年のこの半年くらいだけモンクとコルトレーンはヴィレッジバンガードで演奏していたんだけど、このCDはそのときのものだって。録音がすごくいいね。」ラジオ局が録音していたらしく、この頃の音源にしてはものすごく良い音だ。しかもコルトレーンが若くてイキのいい音でばりばりとモンクと好対照に吹き捲くっている。ふう、やっぱり巨匠たちは凄いです。このCD、私も買いに行こうっと。
家に戻って「今日ぺーぱーむーんで凄いCD聴いたよ~」と報告すると、あけたの店から戻ってきたばかりの利樹が「俺もそのCD今日聴いたよ。」ってこんな偶然ってあるんだなあ。