minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

猫馬鹿話~くうの巻~

2005年10月27日 | 家族の日常
 メイリンが虚勢手術をうけた一週間後に、我が家にもう一匹の猫がやってきた。メイリンが可哀想、お友達を作ってあげたい、やっぱりメス猫も欲しい、もろもろの理由でまたまたインターネットで探し当てた子猫だった。今度こそはメスだろうな。
 我が家にやって来た「くうちゃん」(これも遼介が名付けました。)は飼い主だった親子に相当可愛がってもらっていたようで、と~~っても箱入り娘。まる2日間は私たちを警戒しそばへ寄せ付けない。特にメイリンが近寄ろうものなら「シャー!!」といって牙(小さいからあんまし怖くないけど)を剥き、玄関の傘立ての後ろに回って攻撃態勢をとる。それでもしつこく近寄るメイリンのなんて男らしい事!(たっくさんパンチをくらっていたけど。)3日目からはようやくなれ、私に甘えるようになってくれたのでほっとした。

 しかし、せっかくメイリンのお友達に、と思って飼ったにもかかわらず、あまり仲良く遊んでいるところを見た事がない。しかも外に出たがりメイリンに比べ、くうちゃんはお嬢様なので玄関からだっこして外に出ようとすると私の肩に爪をたててよじ登って嫌がる。屋上だけが彼女に取って唯一の外。隣近所の屋根などをじーっと眺める姿がなんとも可愛い。

 くうちゃんの大好物はビニール袋。食べないけどカジカジするのだ。お腹減ったよ~という合図らしいのだが、メイリンと違って食が細い。缶詰を入れてあげても、ほんの一口、二口食べて終わり。残りをメイリンがたいらげる。決してメイリンのあとのごはんは食べません。女王様はお腹減っても残り物なんぞ食べないのだ。躾がよかった為に、お刺身とかご馳走が食卓に並んでいてもつまみ食いも一切せず。霞を食べて生きているのかな?と心配になってしまうのです。カリカリフードをしかたなしに食べているようだけど、意外とカリカリだけの方が猫は長生きするらしい(実家のご長寿猫がそうでした。)からま、いいか。

猫馬鹿話~メイリンの巻~

2005年10月27日 | 家族の日常
 3年前、猫を飼い始めたのは友人から「猫飼ってくれませんか。」というメールを頂いたのがきっかけだった。結局、友人の猫はペルシャ系の高価な猫だったので気が重くなり、雑種が気楽でいいよね~と息子と相談し、インターネットで偶然見つけた「生まれたてのメス猫をもらって下さい。」というメッセージと可愛い写真にすっかり一目惚れ。息子も「かあちゃん、これにしよう~」と即決。飼い主のご主人の車でやってきた子猫は人懐っこく愛らしい目で私たちを見つめ、その瞬間から彼女の虜になったのでした。

 当時流行っていた子供向けTV番組の主人公の女の子の名前を遼介はさっそくつけ、「メイリン!メイリン!」と可愛がった。あんまり可愛いのでお使いなどにも連れて出歩きたくなり、犬のように首輪とリードを買ってつないで外へ出る。外に出るのは大好きなのにリードをつけると一気に動かなくなってしまうメイリン。リードをはずすと元気に、まるで犬のように私に着いてくる。自転車のカゴにいれて、袋まつりの見物に一緒に出かけた事もあったが、人ごみの中でも全く平気。怖がらず、じっと神輿の集団を見学するような変わった猫だった。

 外を出歩く猫だと、子供ができたら大変なので可哀想だが虚勢手術をする事になり、生後6ヶ月経った頃近所の獣医へ連れて行った。先生がカルテをくださり「オスの虚勢手術は3時間です。その頃にひきとりに来てください。」と言われ愕然となった私。「オス???」
 3時間たって動物病院の玄関をあけるとメイリンが奥から運ばれて来た。私の顔をじっと睨んでいる。うらめしそうに‥‥‥。しかもオスだったなんて。どうりで足が大きいなと思ったのよね~(ってその前に気がつけ!)

 その日から、あんなに懐いてくれていた私の膝にものってこなくなり、私の顔を見てニャーというときはお腹減った時と外に出たいから玄関あけてくれ~、という時だけになってしまった。なんとかコミニュケーションをとりたい私はメイリンのお気に入りのカンズメをあげるくらいしかない。欲しいと言われるままに餌を与え続けていたら、みるみるうちにデブ猫へと変化していくではないか。あれよ、あれよという間に巨大化したが、性格はおっとりマイペース。ドアは自分で引き戸だろうが、把手のある戸だろうが自由自在に開けっ放し、寝室に入らないでほしいなと思っていても気がつくと私の枕を使ってグーグー寝ている。時々スズメをとってきては遊んだり、ゴキブリを捕まえては食べているようだ。よ~く見ると美形の猫なんですけど・・・。