minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

イカイカ・カキカキ・アヂアヂ・ヘベヘベ!

2006年11月03日 | ライブとミュージシャンたち
 この頃、いかを捌くのが楽しい。あのぬるぬるっとしたお腹の中の内蔵を取り出し、骨をすーっとひっぱるのが昔から好きだった。でも皮をむくのが難しいのでお刺身にするのは敬遠していたのだが、先日インターネットで皮をむくコツを知った。目からウロコ。ああ、この歳までこんな事も知らなかったなんて恥ずかしいですけどw。

 三角のところから手ではがしながらひっぱると、皮がすーっとむけるのだ。これをやったら楽しくて刺身用の新鮮なイカを見つけるとすぐに買いたくなってしまう。という訳で今日も食卓にイカ刺しがのぼる。ついでにコンロの上で小さな鉄板のお皿に牡蠣をのせて、ネギ味噌とお酒をたらして熱々になるまで転がして、ちりちりしてきたら完成。箸でつまんでふーふー言いながら食べる。「うめ~!」と息子も大満足。簡単で絶妙な逸品です。(永田家の人々はなんでも『熱々が大好き』家族なので、食卓にいつもコンロが置いてあるのです。)

 今日はお昼からあいせい祭に行ってきました。おおたか静流voがずーっと昔からボランティア活動で歌ったり踊ったりしている中野区にある、知的障害者の女子寮のお祭りです。

 私も3年くらい前からときどき伺って、ピアノ弾いたり太鼓叩いたり、サックス吹いたりと遊んでいました。今年は一度も参加できずにいたので、年に一度の文化祭ではりきってサックスを吹いてきました。ステージでおおたかさんの「ぴっとんへべへべ」や「でんでら~」などのお遊戯コーナー、私のサックスソロ、そしてみんなでふるさとを合奏。お琴の竹沢えっちゃんはリコーダ吹いてましたが、ノルウェーからの学生さんたちが団体できていたのでステージにあげてノルウェーの歌や踊りも披露してもらい、なかなかの盛上がり。

 おおたかさんは頭に風車をさして嬉しそうに走り回って・・・「あの人、いつもあんな感じ(笑)?」風車を作っておおたかさんにプレゼントしたおじさんが私に聞くので「そうです、いつもあんな感じです・・・・。」

 こんなぶっとんだおおたか氏、子供やおじさんたちから絶大な人気があるのですが、毎回ステージで私を紹介するときに「は~い、皆さん、早坂は男ではありませんよ~。れっきとした女で~す。おっぱいもついてま~す。」っていうのだけやめてほしいんだけどなあ・・・。

 そんな(ってどんなだ?)文化の日にふさわしい、秋晴れの美しい一日でした。

流行なの、二本吹き?

2006年11月03日 | 家族の日常
 今日は遼介と一緒に歯医者さんへ行ってきました。飯田先生は診療室の地下にスタジオを作ってご自分(なんとソプラノサックス吹き)のバンドの練習に使っているという程、大のジャズ好き。顔はあられちゃんの<のりまきせんべいさん>にそっくりですw。子供にとても人気があり、遼介も小さな頃からお世話になっている歯医者さん。

 「紗知さんの歯は丈夫ですね。きちんと手入れすれば、入れ歯にしないでずっと長く演奏できそうな歯です。ご両親に感謝しなくっちゃ。」「きちんと磨いてなくてすいませ~ん(今日も年に一度の歯垢とりの日だった・・・)。先生が先に入れ歯にしてサックスが吹けるかどうか調べておいてくださいよね~。」なんて楽しく会話しながら治療が終了。虫歯だらけの遼介は隣で麻酔を打たれて涙目でしたが...。

 大河のローランドカークバックに先生が気がつく。「面白い絵ですね。そういえば、最近よく2本で吹く人見かけるようになりましたよ。でもそんな事する必要あるのかなあ?」「・・・す、すいません(苦笑)。」「あ、紗知さんもそういえば2本吹きやってましたね~(汗)。」先生はローランドカークをご存知ないようでした(苦笑)。でも本当に2本吹きの人って増えたのかしら?

 私の生徒にも一人いたな。「俺、あの2本吹きがやりたいんです。スタジオでいつも練習してるんですが、この前、テナーを貸してもらったのでテナーとアルトの2本吹きを試してみたんです。でも楽器同士がぶつかっちゃって・・・難しかったっす。」「高いスタジオ代払って何やってんのよ~??」と大笑いしましたが、それほど難しい技ではありませんよ2本吹きは。私、練習なんてほとんどした事ないし...(苦笑)!

 夕飯の時に「ブラバンでバリトンサックスになったの?」と聞かれ「まだわかんない。アルトも一人しかいなくなるんで、なかなか移れないんだよ。でも今日『アンサンブルコンテスト用の曲のお手本を吹いて』って先生に言われてみんなの前でアルトを演奏したんだ。」あら、なんだか楽しそうじゃん。

 「そういえば、2本吹きやる人が増えてきたんだって!」と利樹に報告していると遼介が「俺も今日2本吹きやってみたら、音出たよ。」「え~?あんたまで~?『何してんの?』ってみんなに言われなかった?」「うん、言われた。みんな変な顔して見てたけど、母ちゃんがよくやる、低音のラの音を膝を使って出すやつも練習してみたんだ。」ああ、部活で何してんだか・・・。息子よ、もっと他のサックス奏者を聴いた方がいいぞ~。

 さらに食事中に突然息子が「このベース格好いいんだよ、知ってる?」と流行のポップスを携帯着メロで父に聴かせ始めた。「うん、格好いいな。でももっと格好いいベースが一杯あるんだよ。」父は息子にPCからyoutubeを探しだし(食事中にも関わらず!)、チョッパーベースのラリー・グラハムやジャコ・パストリアス、挙げ句の果てにウッドベースのスラップ奏法まで見せ始める。「なにもそんなムキにならんでも~!?」と息子がいなくなってからつぶやくと「だって、ベースのパターンなんて聴かせるんだもの、本気になっちゃうよ。」

  ・・・・端から見たらやっぱり変ですかね、私たち親子は。