minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

神様からの贈り物

2010年11月13日 | ライブとミュージシャンたち
今日は1ヶ月振りくらいにスペイン語の授業に出席。は~~~、ついていくのが大変だああああ。まだ初級なのに。とほほ。

そして角田隆さんと波多野睦美さんの立教チャペルコンサートが行われていたので、4時半に授業が終わってチャペルへ駆けつけると・・・「満席」の札が。4時からの無料コンサートで、開演前も長蛇の列だったらしい。「もう入れません」「ま、そこをなんとか・・・。」と友人オーラ全開で無理矢理中へ入れてもらう事に成功。(おばさんパワーとは呼ばないで)


し~~~んと静まり返った教会の祭壇でおごそかにコンサートは行われていた。たかしさんのいつものお笑いMCはなく、波多野さんの美しい美しいメゾソプラノの歌声が響き渡って気持ちいいのなんの。


「こんな美しい声は間違いなく神様からの贈り物だな~。」なんて感心しながら、たった3曲しか聴けなかったけど大満足。波多野さんの歌声を一度も聴いた事のない人は絶対に絶対に生で聴くべし。イタリア語も英語ももちろん日本語の歌もどれも絶品。教会という場所で生音で演奏する心地よさも重なって、ああ、いつまでもいつまでも聴いていたかった・・・。

Mutsumi Hatano(波多野睦美)  Died of Love (愛に死す)



それにしても何故だか、小さな頃から教会で音楽を聴くと身も心も洗われるような気がします。キリスト教の信者でもなんでもないくせにw。

昔昔、タブラトゥーラで国際キリスト教大学チャペルコンサートをやったときに、ピーヒャラピーヒャラと元気よく吹く音楽は得意だったが、おごそかな場所で静かな古典演奏は緊張しすぎて大失態をしでかした事もあったっけ・・・。今思い出しても冷や汗が。きっとあの時、角田さんは「タブラトゥーラを解散せねば」と決心したのだと思う。(というか、私がクビになって何年後かに素晴らしいリコーダー奏者が入って再活動したのですが)。こういう所でこそ、本当の技量が試されるのだ。はったりだけではやっていけない古楽の世界。神様は全てお見通し。ああ、怖い。