minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

団塊おやじたちのアイドル

2011年09月17日 | 映画、本、芝居関係
池袋Apple Jumpでのminga4にお越し下さって本当に有り難うございました。しかし暑かったああああああああ。

響きの良過ぎるハコなので、ノーマイクでも楽器が鳴りまくり。コスマスも最後まで音量に気を使ってコンガでのソロはラスト1曲だけに押さえていました。吉田君のピアノもうなるようなサウンドでApple Jumpのマスターもお客様も大喜び。

「今日の吉田さん,もの凄いですね~!!」
「ピアノがむせび泣くのを初めて聴いた」

永田利樹のベースもフェローンツアーの後だからブリブリに太いサウンドでゴリゴリに弾きまくり。いやはや、楽しかったで~す(描写が苦手で擬音ばかりですみません・・汗)。

そして、今朝は9時から新文芸座へ。原田芳雄特集の初日とあって隣りのパチンコ屋に負けない数の人が並んでいてびっくり。おじさまたちは早起きだな~。こんなに映画館が混んでいるのを観たのはジム・ジャームッシュ「ストレンジャーザンパラダイス」以来だわ(って、ふる~~~い!)。

『赤い鳥逃げた?』は1973年藤田敏八監督作品。桃井かおりがぷりぷりと初々しかった。原田さんのアウトサイダーっぷりが実に格好いい。そして一番観たかった『祭りの準備』。素晴らしい映画だった。原田さんはこの脇役をどうしてもやりたかったそうな。この映画のあとに、主役の江藤潤さんがそんな話やら芳雄さんのお餅つきの話などトークショーを行った。36年前の映画なんて・・・・みんな歳とるわけだ。

それにしても、あたり一面団塊世代で埋め尽くされていた映画館。休憩になると男性トイレが長蛇の列になり、次の上映が遅れるというハプニングまで。

「おじさまたちはトイレが近いんですね。」
「トイレがこんなに狭いのは映画館の設計ミスだな。」

「携帯電話をお切りください。お客様が使われなくても外からかかってくる場合があり、そうすると他のお客様たちのご迷惑になりますから。電源の切り方や操作の解らない方は受付までお持ち下さい。」などと館内アナウンスも馬鹿に丁寧だったw。

それでも映画館が活気づいてくれれば天国の原田さんも喜んでいらっしゃると思う。これからまだまだ原田特集は続きます。ぜひ一度は映画館で原田芳雄を観て下さい!!若者にも観てほしい作品ばかり。

さあ、そして今夜は3本目、「原子力戦争」です。「祭りの準備」と同じ黒木和雄監督作品だから超楽しみ。

詳細はこちらから<新文芸座>