minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

10周年おめでとう![Jazz Art せんがわ]

2017年09月14日 | ライブとミュージシャンたち
東京にもどって一発目は「Jazz Art せんがわ2017]に藤井郷子オーケストラ。

なんと、このフェスは10周年だそうです。3回目の7年前に同じ藤井さんのオーケストラで出演させていただいて以来でしたが、スタッフもみんな素晴らしく、10年の歴史も感じつつ・・・いやはや、すごいことです。巻上公一さん、藤原清登さん、坂本弘道さん、本当にご苦労様でした。

オープニングアクトで「恥骨」という面白い2人組に圧倒されましたが、さあ、いよいよ私たちの本番です。

今回はオーストラリアから来日していたアリスター・スペンサー(piano&comporser)の難曲も控えており、3時からみっちりリハーサル。

リハーサルはばっちりでした。アリスターも大喜び。

「とにかく止まらないでね〜!!!」と藤井さんの切なる願い、なんとかうまくいったかなw。


本番寸前に、サックス隊は客席から乱入。打ち合わせでは私から順番にソロ回し、となっていたにもかかわらず、全員がすぐに吹き出して登場。裏切り行為はウェルカムw。


クレージーサックス隊

アリスターのミニマルミュージックは1年前に演奏したときよりははるかに楽しく演奏できました。




無理やりのアンコールでは藤井さんの美しい曲を・・・。この曲のリハーサルのときに、TBの高橋
君の悪魔のつぶやきが。

私「どんな曲だっけ〜?」
高橋「マカロニ・ウエスタンですよ!」
泉「チャララ〜〜ン、パカッパカッ、バキュ〜〜〜ン!」

もうこうなったらマカロニウエスタンにしか聞こえない・・・w。メロディーをトランペットの城谷くんがが吹き出した途端、笑いが止まらなくなる(女学生か?!)始末。

本番でも笑いを押し殺して演奏しましたが、どうもすみませんでした!!いや、本当に名曲ですから誤解なきよう。

真面目な城谷くんは「ひどいですよ。僕はまじめに吹いているのに・・・。きっと天罰がくだりますからね。」と言い残して帰ったそうです。

城谷くん、藤井さん、本当にごめんなさ〜い。

それにしても楽しいコンサートでした。今年は5日間続くようですからぜひ足を運んでみてください。

巻上さんが冒頭で挨拶されていたように「このフェスティバルは世界で有名なのに日本では演奏場所のない音楽家たちのために作られたものです。」

本当に素晴らしいフリージャズの先鋭たちが集うフェスです。もっともっと長く続きますように。