minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

熱い熱い木馬の夜@高知

2017年09月24日 | 
昨年に引き続き、高知市のジャズの老舗「木馬」にやってきました。ここはドラムの吉川英治さんのお店。昨日の風雅を紹介してくださったピアニスト先生の福田誠さんも参加してくださるというのでちょっぴりスタンダードも入れて演奏しました。



お客様も最初から掛け声、そして拍手とノリノリのジャズ好きばかりでとってもやりやすい場所です。ありがとうございました〜。

なんと、1セット目の最後の曲のエンディングあたりでベースの弦がぶちっと音をたてて切れました。こんなことって人生初めて。トシキもびっくり!!!弦の替えを持っていたので、2セット目は事なきを得ましたが・・・いかに熱い演奏だったかw。



毎回、こちらの演奏曲を送って一緒に演奏していただくわけで、年に1度ですが彼らにとっては大変かと思います。でも楽しそうに、あらかじめyoutubeで原曲を聞いたり、私たちのCDをアマゾンで買って聞き込んでくださっていたり・・・・本当にミュージシャンシップの素晴らしい演奏家たちには頭がさがります。

ブラジル曲で「田舎の列車」というのをこの頃よく演奏しているのですが、彼らは参考資料を聞き込んでくださっていたので、本当に素晴らしい演奏になったと思います。来年はNimbaに挑戦してくださるようですw。よろしくお願いいたしま〜す。

宴会は近所の居酒屋で、カツオの塩たたき、おいしゅうございました|||

そして本日は、愛媛県三津浜サンジャック、久しぶりにともきさんに会えるのが楽しみ〜〜〜。お待ちしております!

素敵なご夫婦@四万十市「風雅」

2017年09月24日 | 家族の日常
珍しく徳山で降り出した雨。高知に向かう間も降ったり止んだり・・・。それでも山間の雲が美しい、まるで水墨画のよう。



今までのツアーでほとんど雨にあたったことがなかったので今回はなんだかいつもと様子が違うな、と思いつつも、しっかり徳山ラーメンは食べました。事故のせいで気持ちは沈んでいますが、食欲は相変わらずの食い意地の張った親子ですw。



昨年は1日オフだったので、憧れの四万十川で泳ぎたい!というトシキの希望もあって遊びで四万十の先の大月で一泊し、四万十川で泳ぎまくりました。今年こそはここでライブができたらなあ・・・・と希望を抱いていたのです。

初めてのお店、風雅。高知市で教師をやりつつピアノも演奏している、昔からの友人の福田誠(ピアノ)さんにお願いして演奏させていただけることに。やった〜!

福田さんの出身地ということもあって、お母様や妹さんなども来てくださって・・・初めてのお店でしたがなんとか音楽好きの方達でほぼ満員状態に。素晴らしいお店に感激。



ご主人の柴田さんは「本職は漁師なんだ!」とおっしゃって、とれたてのイカやはまちを奥様がさばいて打ち上げでドカンと出してくださいました。感謝〜〜〜。







本当は奥様も高校の音楽教師、ご主人も国語の教師だったそうです。悠々自適の釣り三昧の生活をなさっている、とても素敵なご夫婦でした。



こういう出会いがあるから、旅は楽しい。事故の衝撃(気持ちの面)もだんだん和らいできました。

演奏も生音が気持ちよく響くのでとってもご機嫌。初めての場所でお客様たちも大喜び。四万十の人たちのノリのよさにもびっくりでしたが、あとからきいたら、福田さんたちと演奏をしているミュージシャンたちもたくさん来てくださっていました。ありがとうございました。

また来年も来てくださいね。とお客様からもご主人からも嬉しい言葉をいただき、翌日は晴天にめぐまれたのでトシキはまたまた川遊び。(私とリオはついていかなかったので泳いでいる写真はありませんがw)。とりあえず、第一目標は達成されました。メデタシ。




息子さんも横浜から釣りのために休暇をとって帰省中でした。

さあ、今度は福田くんと吉川英二さんの待つ、高知市「木馬」です。(つづく)


四国ツアー1/深夜の大事故

2017年09月24日 | 
四国ツアー前日入り。ひたすら尼崎まで爆走し、夜の8時頃、尼崎のお好み焼きやに到着。

近所に住んでいた昔の弟子のMちゃんを呼び出して、みんなで夕食。ここの牛すじ、絶品なのですw。しかし、このあと2時間かけて徳島のホテルに入らなくてはいけないのであまりゆっくりもできず、Mちゃんとお別れ。ビールや焼酎を飲んでいる男たちの代わりにここからは私が運転です。

ひたすら尼崎から高速で徳山へと爆走・・・ちょうど淡路島の橋を渡り終わってもうすぐ徳山にはいる、というあたりで急に目の前に鹿が。あっと気がついたときはハンドルを切る暇もなくそのままドスン。なにか大きなものが吹っ飛んだ衝撃。鹿の首が飛んだのか????!!!

後ろの座席のRIOは寝ていて転げ落ちて脇腹を打った様子。トシキと私はシートベルトしていたのでなんでもなかったのですが・・・。すぐにサービスエリアがあったので、そこに入って男たちは車の点検とハイウェイパトロールに電話。「鹿が高速道路ではねられて死んでいると思いますので、調べていただけますか?」

もう私は放心状態で車から降りれず。なんとか車を運転しなくては男たちはお好み焼きやですでにお酒をしこたま飲んでるし、がんばって運転するしかない。ハンドルが何かにぶつかる音がするので、スピードもあまり出せずに恐る恐る出発することになった。

とりあえず、真夜中にホテルに到着し、眠れないな〜と思っていたらトシキから連絡が入る。

「いま、パトロールの人から電話があって、鹿が側道にうずくまっていたのを発見したそう。骨折していたけれど、ちゃんと保護して森に返すって。」

あ〜〜、よかった。それで一安心。鹿さん、ごめんなさいね〜〜〜。そしてパトロールの方に心からお礼申し上げます。

翌朝は一番に車のディーラーに連絡し、近くの修理工場まで行ってみることになった。

「これはひどい状態ですね。板金しなくてはならないから、修理には10日以上かかりますよ。代車もありません。」

どうしよう????では、とりあえずレンタカーを探そう、といろいろとあたってはみるものの、私たちの荷物を全部載せて四国ツアーをできるような車がまったくないことが判明。

一番の問題はこの壊れた状態の車ではパトカーに止められてしまう、ということ。右のライトカバーが全てふっとんで、まるで骸骨の目玉だけ残っているような状態だけれど、大きくはずれかけたフロントのカバーをトシキが力任せにもとにもどし、少しはましな状態になった。ま、止められても仕方ない。これで走るしか方法がないのだから。本当のことを話すしかない、とあきらめ、徳山から5時間かかる高知の四万十へ向かうことになった。

なんとか無事で、車も動いてくれただけでもありがたいと思わねば。RIOの脇腹が少し心配だった。ツアー初日からなんてこった。(つづく)