minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

Freeな日々~女戦士再び

2010年11月11日 | ライブとミュージシャンたち
昨日も八木美知依さんのDouble Bandを観にピットインへ。

全くのフリー音楽ではない八木さんの演奏をどうしても聴きたかったのと、珠也のドラムを聴きたかったのだ。PAをどうしても使わなくてはならない箏の大変さを目の当たりに。リハーサルまでは音が出ていたのにいざ、本番というときに音がでない。なんだかんだとマイクを駆使して、ようやく音が出たのが20分くらいあと。いやはや、生音でできない苦労がこれまでもいろいろあっただろうな・・・。なんて、想像しながらもこれから始まる音楽に対する期待感も一緒に募っていった。

歌あり、珠也の殺し屋の台詞あり、と八木ワールド(マーク・ラパポートワールド?)全開。7拍子や5拍子のパターンの中でじわじわと高揚していき、音のカオスとなっていく世界は格好いい。低音のでる箏の音色も凄くパンキッシュでよかった。ドラマー2人というのも気持ちいいなあ。その中でベースが2人狂ったように弾きまくり・・・箏をずっと鳴らし続ける体力にも脱帽。ここにもまた一人女戦士がいたのだ・・・。

そしてそして、珠也のドラムはやはり素晴らしい!惚れてまうやろ~~~第2弾(苦笑)!!!今度のトリオ(11/25@バレルハウス)がめちゃめちゃ楽しみになってきた。私も頑張らねば!!!!!!!

藤井郷子Orch. with Elliot Sharp

2010年11月10日 | ライブとミュージシャンたち
NYでレコーディングを終えてきたばかりの藤井さんと田村さん。本当に勢力的に活動する2人のオーケストラに今回はElliot Sharpと名古屋のギターリスト臼井さんが加わるというにぎやかな展開へ。本来いるはずのギターリスト、ケリーチュルコが病気でカナダへ帰国して手術を受けているそうなのが少し気がかりですが・・・。

ギターってスイッチひとつで、爆音になったり暴力的になったりするので生音で演奏するホーンセクションはいつもビクビク。ところが、ケリーもそうでしたが、Elliotの音は横で鳴っているにもかかわらず全くうるさくない。

NYのフリーシーンを垣間見る事のできるルーレットTVではエリオットはソプラノを演奏している・・・しかも上手いし、循環呼吸で吹いている。

ピットインの廊下でご挨拶をしたときに聞いてみると「もともと学生時代にクラリネットを専攻していたんだよ。」ということ。だからバスクラリネット、テナーサックス、ソプラノなどの楽器もNYのライブでは時々演奏しているそうな。多才な人だ!!

見た目は怖いけど(苦笑)、おだやかでとっても優しいジェントルマンでした。「NYに今度来たら一緒に演奏しようね。」などと暖かく包みこんでくれる笑顔で言われて・・・・惚れてまうやろ(笑)!!




それにしても、このルーレットTVのフリージャズシーンを見るとわかるけど、彼らってみんなまじめ。そして音も淡々と奏でている。昔ながらのギャオ~~というスタイルってNYではもう流行らないのかもしれない・・・・(汗)。


そしてケリーの手術が成功して一日も早く藤井オーケストラで会えることをお祈りしています!頑張れ、ケリー!!!

燃え尽きた夜

2010年11月07日 | ライブとミュージシャンたち
激しい一日だった・・・。あまりに疲れて、流石の私も昨日帰宅後にブログが書けませんでした(苦笑)。

サムタイムの昼は「東京でのライブは初めてです!」というMizuhoちゃんの始めはちょっと緊張しつつのトークとボーカル。実は私も緊張。だって譜面沢山並べているんだもの。最初の曲でいきなりソプラノの譜面をアルトで吹き出してしまう、という失態(汗)。でも最後はノリノリでMizuhoちゃんのパワフルなブルースも格好よかったし、カズーの2本吹き(!)も良かったです。そして一番評判よかったのが「Abyss」。今回のライブの為にトシキの昔の名曲に詩を書いてくれたのですが、「Abyss」は「深淵」という意味で、もともと水をイメージした曲だけどMizuhoさんは「胎内の赤ちゃんがお母さんの鼓動を聞きながら水の中にフワフワと浮かぶ」姿を想像して詩を書いたそうな。う~~~ん、素晴らしい発想。ぜひ次回はこの曲もレコーディングを希望します、との声が沢山聞かれました。




そして、そのまま新宿ピットインへ。ほぼ満席という集客で演奏が盛り上がらない訳がありません。なんだか若い美しい女の子たちが多かったな~。めずらしいけど、ミュージシャンたちは完全に舞い上がっていました...(笑)。

神村君もすっかりMAUの重要なメンバーに!


実験的に行った「霧笛」by ブラッドベリの朗読も賛否両論ありましたが、なかなか面白かったです。Mizuhoちゃんの新しい一面が垣間見られ、ママドゥとMizuho歌のかけあいも最後に飛び出し・・・いやあ、大成功。本当にバンマスがこの日のためにがんばった甲斐があったというものです。バンマス,あんたはえらい!




全員が集まるライブは今年はこれで最後になりますが、12/29の深夜から新宿OPENでDub入りのMAUがSurgeとのイベントvol.2を予定しておりますのでそちらも楽しみにしていてくださいね。コスマスはドイツに里帰りのため出演できませんので、藤井信雄さんがdrumsです。そして3月まではママドゥもセネガルに里帰り・・・。

Mizuhoちゃんたちも今日は朝10時からステージがあるとの事で、1番早朝の飛行機で北海道へ。いやはや大変な移動ですが、それでもサムタイム、ピットインで演奏できるなら!とわざわざ来て下さったのには心から感謝です。来年もどこかでご一緒できるといいなあ。


ミュージシャンの皆様、スタッフの皆様、そしてお越し下さった皆様(特にサムタイムとPit innの両方来て下さった●●さん!)本当にありがとうございました。

ピットイン写真提供:斉藤さん

さあ、出かけよう!

2010年11月06日 | ライブとミュージシャンたち
息子からの写真が送られて来た。なにやら同級生と街へ繰り出したらしい。楽しそうでなにより。

さあて、今日は良い天気にもめぐまれたので昼は吉祥寺サムタイムへいらっしゃいませんか?MIZUHOさんの声に癒されてください。私がスタンダードばかりを演奏するのもめずらしいですw。MIZUHOさんの「ソーラン節」も絶品。

そして夜はピットインでNaked MAUのスペシャル。こちらも趣向をこらしてお迎えいたします。お待ちしておりま~~~す。

吹奏楽にエールを!

2010年11月04日 | 音楽&CD
いつからこんなに吹奏楽の人気が高まったのだろう?昨日の所ジョージさんのTV番組を家人が録画しておいてくれたので朝観ていて、自分の青春時代をついつい思い出し・・・。

中学2年の時に演劇部に所属したが、才能のないことを痛感した私。「な~んだ、楽器を持っていなくても入部できるのか!」と以前からピアノ以外の楽器に憧れていた私は吹奏楽部に編入。コンクールやマーチングバンドとして頑張っている仲間たちと合流した。

「サックスなら空きがあるから」と言われて緑錆のでた小汚いアルトを渡された。本当はフルート(演奏する姿がみんな可愛く見えた!)に憧れていたのだが、すでに定員オーバー。でも新しい楽器が嬉しくて・・・楽器ならなんでもよかったのだ。こうして1週間後には臭くて汚いアルトから自分の楽器(シルバーの柳沢のソプラノ)を貯金をはたいて購入し、その後いろいろとあって・・・今に至る。


しかし、当時は友人に
「サチ、何の楽器やっているの?」
「サックスだよ。」
「え?なにそれ?ああ、ラッパね。」

という悲しい知名度。ところが今やサックスは吹奏楽の中でも人気楽器になっている。スイングガールズやチェッカーズのおかげか?


高校でも楽器を持っている事が知られていて、落語研究部に入部しようかと思っていたら強引にブラバンに勧誘され・・・今に至る。

この高校のブラバンは人数も少なく、2年になって突然頼部長にならされてしまったので、部長という特権を生かし「いっそジャズのビックバンドにしようよ!」と盛り上がったのだが、メンバーを見回すと部員がホルンとチューバとクラリネット・・・(汗)。あまりジャズバンドに向かない楽器ばかりが残っていたので断念。その時に初めて「吹奏楽コンクールにも参加しようよ」と言う事になり一番少人数で出場できるCクラスに出てみごとに金賞を受賞。とはいえ、Cクラスは4校しか出場しておらず、しかもそのうち1校は棄権だった・・・。その時の先輩が卒業後も熱心に指導にあたり、今や毎年全国大会1位に輝くという有名都立高になったのでびっくり。


やはり指導者の力は大きいと思う。指導者って、音楽だけが有能でも駄目で人間的に魅力がなくては生徒がついてこない。昨日のテレビに写った指導の先生たちはみんな魅力的だった。「この先生に出会えて本当にラッキーでした。」なんて生徒たちが答えていたけど、一緒に泣いたり笑ったり怒ったり、人間的に素敵な出会いがあったから3年間頑張れたんだろう。本当に幸運な事だ。

私も高校には指導者がいなかったけど、中学の吹奏楽の顧問がとても熱心で素敵な先生だったから楽しく練習に励む事ができたのだと思う。もちろん、仲間にも恵まれて競い合ったり、コンクールで一喜一憂したり。ああ、楽しかったな。天国のA先生には本当に感謝。

現在私のまわりのプロミュージシャン(管楽器)はほとんどがブラスバンド出身者。ベーシストは何故か体育会系が多いけどw。ピアニストの新澤君もホルンだったし、中島徹ちゃんはトロンボーンだし・・・。こんなに人気になった今、どんどんとミュージシャンの卵も出て来て才能を開花させていると思うと・・・本当に音楽の力って凄いな。

吹奏楽の旅はまだまだ始まったばかり。音楽と出会った事は一生の宝物。継続は力なり。がんばれ!ブラバン少年少女たち。






My Spaceが駄目なので・・・

2010年11月02日 | ライブとミュージシャンたち
以前にも書いたのですが、My Spaceが今ひとつわからず、消去したくても消去できないまま・・・数年間放置状態。困ったもんだ~と思っていたら、My Spaceよりも遥かに使い易いサイトをFace Bookで発見。ようやく私の思い通りになるページを作る事ができました。超簡単!!

こちらからぜひぜひご覧になってくださいませ。これからもこのページでいろいろと音楽やら映像を配信していきますので宜しくお願いします!


それにしても、仕事あとに肺が痛くなるのはなんだろう?喘息も悪化するし・・・胸にコルセットを巻いて病院へ。F先生曰く「ストレスが(ないのも)原因ですよ。」ということだったけど、知人に「さっちゃんは演奏していないときっとストレスが溜まっちゃうんでしょう。」と言われて・・・妙に納得。演奏がない時はぼけ~っとしているのだが、きっと内心どこかで「仕事しなくちゃ」という焦りがストレスになっているに違いない。演奏と普段の生活のギャップが大きすぎるのか?

ま、今週末の土曜は昼(サムタイム)、夜(Pit Inn)のダブルヘッターが待っているので、なんとかそれに向けて頑張りたいところだ。全ては気の持ち用か・・・?ゆったり構えられるようになりたいものです。