ルーブル美術館に行った帰りに、息子が久しぶりにインスタント以外のラーメンが食べたいと生意気なことを言うので、前から気になっていたら「KODAWARI(こだわり) RAMEN」という店に行ってみました。
どれくらいこだわっているかというと、日本のラーメンが好きでたまらず、自分で魚介系スープや麺も研究して店を開いたというフランスの方が開いたそうで、店の中は、築地市場の中を再現したようにトロ箱が積んであったり、店内のBGM?も日本の駅の発車ベルや居酒屋の「いらっしゃいませ~」という音が流れたり、「ここまでこだわる!?」と日本人の我々も思うくらいの「こだわり」ようです。

肝心のメニューは、日本語とフランス語で書かれていて、魚介系スープのラーメンが4種類、卵などのトッピング、フランスらしく前菜、デザートなど。もちろん、デザートも、味噌アイス?など変わったものがありました。
とりあえず、前菜?としての「こだわり餃子」(7€=約1,000円)を頼んでみると…

豚肉と鯛を混ぜた具をゆでた餃子の皮で巻く、というかなり風変わりなで餃子でした。
フツーの餃子を想像していた妻と息子は唖然としていましたが、ラー油が辛いと言いながら頑張って食っていました。
こちらは鰯のダシが利いた醤油ラーメン(13.5€=1,700円)。薄いチャーシューのほかに、鯛の切り身とアクセントとしての味噌が載っています。


↓鯛の白湯ラーメン(13.5€=1,700円)。鯛の長時間煮込んだ濃いスープに細麺がよく絡みます。アクセントの味噌は白みそ。こちらもチャーシのほかに鯛の切り身。しかも、鯛はタタキになっていて、表面は焦げ目がついていますが、中はほんのり生っぽくなっています。

14時ころと昼のピークを過ぎた時間でしたが、店内は7割ほど埋まっていました。お客さまは、フランス人:日本人が3:2くらいでしょうか。いつも店に入るのに行列ができているそうです。もちろん、お店に入ると、イラッシャイマセとフランスのムッシューが出迎えてくれ、注文は流暢なフランス語で取ってくれます。日本語でも通じると思いますが…。
個人的にインパクト大だったのが、このオブジェ!
個人的にインパクト大だったのが、このオブジェ!
今や日本でも見かけなくなった公衆電話と読みかけの新聞、それにピンクチラシまで再現されています。

しかもこのオブジェがあるのは…

男性トイレでした。女性用のトイレにも何かあるのかしら…?
日本のラーメン屋はパリ市内に結構ありますが、間違いなく強烈なインパクトを放つ店ですね。もちろん、ラーメンの味も、強烈な個性とこだわりが感じられて、なかなか美味しかったです。