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【週刊】企業理念 Vol.244 フジクラさまから学ぶ
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経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。
★今週の質問★
【我が社は、危機を改革のチャンスと捉えているだろうか?】
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2009年の世相をあらわす漢字は、「新」。
”新”政権誕生、”新”大統領誕生。
”新”型インフルエンザ。
”新”制度(裁判員制度、エコポイントなど)。
”新”エネルギー(太陽光、燃料電池など)。
”新”星(石川遼)
「新」を感じたというより、
「新」という文字が目に付いた年だったと思います。
また、「新」たな産業、「新」たなリーダー登場への期待から
この「新」にたいする投票数が増えたのではないでしょうか。
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ちなみに、
1位 「新」
2位 「薬」(のりピー、押尾学・・・)
3位 「政」(政権交代)
4位 「病」(新型インフル)
5位 「改」。
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今回は「新」、「理念」のキーワードから
出会ったフジクラさまから学ばせていただきます。
━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━
【Mission】
フジクラは
”つなぐ”テクノロジーを通じ
顧客の価値創造と社会に貢献する。
【Vision】
“つなぐ”テクノロジーの分野で、顧客に最も信頼されるパートナーになる。
先進的で有用性の高い商品とソリューションを継続的に開発し、
“つなぐ”テクノロジーの分野でリーダーになる。
「一人ひとりが主役」として行動し、世界で通用する有能な人財集団になる。
(出所 http://www.fujikura.co.jp/corporate/philosophy.html 2009/12/28)
━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━
【学び】
○2005年に創業120年を迎えている。
○2005年を「第3の創業」の年と位置付けている。
○「第1の創業」は1885年(明治18年)。絹・綿巻線の製造を開始した黎明期。
○「第2の創業」は1945年(昭和20年)で、戦災で全焼し、
ゼロから全社員がひとつになって再出発した年。
○今一度、ゼロからの再出発に立ち返る必要があるとの強い決意の下に
「第3の創業」を宣言している。
○特定の優良顧客との間に培った強固なパートナーシップを強みとしている。
【コメント】
< 経営者の危機感 → 新理念の制定 >
●インフラ投資も頭打ちになり、激しい競争の時代へと移行している。
●"安定した時代"の遺伝子は"変化が常態の時代"には重い足枷となっている。
●今後当社が生きていく市場はグローバルな競争の厳しいマーケットしかない。
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今後の競争に勝ち抜くには、企業風土の抜本的な改革が必要。
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今一度、ゼロからの再出発に立ち返る必要があるとの強い決意の下に
「第3の創業」の宣言と共に、「新理念」を制定している。
http://www.fujikura.co.jp/corporate/philosophy.html
<新理念制定のタイミング>
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フジクラの2007年3月期決算は、売上高6450億円、経常利益330億円
で増収減益となる見通し。
「実は1年前の2006年3月期は過去最高の業績を記録してしまい、
新理念を浸透させようにも危機感をみんなで共有しづらい面があった。
2007年3月期が減益となることを喜んではいないが、
風土改革に挑む気運は高まるのではないか」と大橋社長は見る。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/JIREI/20070514/270807/
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危機感が共有された時、風土改革のチャンスになる。
┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━
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┃ 我が社は、危機を改革のチャンスと捉えているだろうか?
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