Olive☆。.:*:・'゜

つれづれなるままに・・・雑感を

「・・・ing」

2008-05-17 22:32:42 | 映画
先月コメントでお勧めいただ
いた邦題「アメノナカノ青空
」をレンタルしてきました。

幼い頃から体が弱く、これま
での人生のほとんどを病院
で過ごしたミナ。
治る見込みもないのに入院
させて、余命が数ヶ月先に
延びるよりも残された時間を色々なことを経験して、楽しく過ごして欲しいと願い、
娘を退院させる母ミスク。この辺りはこの間観た「最高の人生の見つけ方」と共通して
いますね。ミナはある日マンションの下の階に引っ越してきた、人懐っこい笑顔が
魅力のカメラマン、ヨンジェに引かれていきます。
ありがちな「不治の病」の筋書きと思って、ぼーっと見ていたらやられた。
仕組まれた出会いだったとは。。。恐れ入りました。同じ「不治の病」でも調理方法が
違うとこうも違うのかと。恋愛ものというよりも母娘の関係やミナの微妙な心情、
瑞々しい感性とかが軸になっているような気がしました。本作で監督デビューを果た
したイ・オニはあの「子猫をお願い」に助監督として関わっているんですね。

気に入ったシーンは、まずヨンジェに淡い恋心を抱くようになってから お世話になっている
看護婦さんに会いに行くところ。「アメノナカノ青空」の邦題はここから来たのかな。。。と
思った傘が登場します。
それから バスの中でヨンジュが誤って乗客の服にアイスクリームを付けてしまった時に
手袋をはめた左手で優しく拭き取ってあげるシーン。生まれつき不自由な左手を手袋を
はめて隠しているミナはこの時、何の躊躇することなく、そーっと拭き取ってあげるんで
す。じわーっと心が温かくなる場面でした。
あとクラスに馴染めずにひとり浮いていた彼女が、教室で雑誌の星占いを見ながら
おしゃべりに盛り上がっているクラスメイトの輪に思い切って入っていくところ。
「(雑誌を)私にも見せて」って。

長い闘病生活の中、淡々と学校に通うミナ。
自分の命がそれ程長くないことを知った後も母親の日記に「残された時間を幸せに
過ごす」と書き記す、彼女の強さ。ここでもイム・スジョンの透明感が光っていました。
あらすじを読んで勝手に敬遠していましたが、見て良かったです。
ありがとうございました。以前これもまた勧めていただいた「ゴスフォード・パーク」が
まだなんです。他のレンタル店を探しにいこうかな

[2008-05-19 22:20]
思い出したんですけれど
「1%の奇跡」の中で、
ドンちゃん扮するジェインが
映画館でダヒョンを待ってい
る時に後ろに貼ってあった
ポスターが確かこの映画だっ
たような。。。
コメント (2)
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