2泊3日の信州ハイキング旅行に行ってきました。
6人グループのツアー旅で、内一人がガイドです。
今回初めてオーベルジュに泊りました。
雑誌やテレビでオーベルジュのことは知っていましたが、実際に泊まるのは初めてです。
泊まったのはオーベルジュ グルービー。長野県木島平村にあります。ここ
オーベルジュというのは宿泊施設付きのレストランのことで、提供される食べ物がとにかく美味しい。
今回はそのオーベルジュについて紹介します。
場所は木島平村、といっても村の中にあるのではなく、山の上、冬はスキー場になるゲレンデの傍にありました。
雪の無いゲレンデから村を見下ろすことが出来ます。
到着すると早速コーヒーのウェルカムドリンクと甘い物でした。
ちょっと嬉しかったです。
お部屋はこんな感じ。
和室に二人、ベッドで二人、眠れます。
この日、私達のグループ以外、お客はおらず、貸し切り状態でした。
外観。
ご夫婦二人で経営されておられて、2人ともお歳のようでしたが、建物はきれいに管理されていました。
いわゆるラウンジは囲炉裏端みたいでした。
夕食の時間まで外で遊んだり、お風呂に入ったりしていましたが、いよいよ夕食の始まり。
囲炉裏端に集合です。
囲炉裏ではイワナが焼かれていて、その美味しそうな匂いが建物中に充満していました。
ディナーの始まり。まずはご主人の挨拶から。
ご主人、このオーベルジュを27年前から始められたそうですが、その前は大阪で3店のレストランを経営していたシェフだったそうです。
フワフワで頭から尻尾まで食べられるイワナの串焼きをいただき、次は九谷焼の大盃でのイワナの骨酒の回し飲み。
飲んでいるのはガイドさんです。
その後はレストランに移動です。
オードブルです。
一つ一つ説明があったのですが、覚えてません。とにかく美味しかった。
赤いお肉は牛タンです。
次はモロヘイヤのスープ。
今まで食べたことのない不思議な料理。そば粉のコンソメ寄せ、イワナの卵添え。
シャーベット。
ニンニクのロースト。お肉に付け合せるものです。でも、これだけでも美味しい。
次はいよいよシェフによるショータイムです。
メーンディシュのアップル牛のステーキを目の前で焼いてくれます。
アップル牛というのはリンゴを食べさせて育てた牛のことだそうです。
甘くて柔らかくて美味しいのです。
ここでは150gのステーキでしたが、それまでにたくさん食べてましたので私には多すぎました。100gで十分。
目の前のお釜で炊かれたご飯。古代の紫米です。
ご飯は残ってしまったのですが、シェフの許可を得て、自分達でお握りにして翌日のハイキングに持って行きました。
サラダです。信州に来ればこんな野菜が食べたかったという夢が叶った一皿です。
(この前のミステリーツアーでは食べられなかったから…)
蕎麦のアイスクリーム、デザートと続きます。
食事の最中、シェフの奥さんに促され、窓の外を見ると・・・・。
野生のタヌキです。
人が食べられないスジ肉を庭に置いておくとやってくるのだそうです。
たまにはキツネも来るとか。
タヌキは5匹くらいはいたみたい。
ここのシェフには美味しいものでお客を唸らせたいという、良い意味での気概が感じられました。
とにかく一品一品が凄く美味しい!!
ただちょっと多すぎ。若い人なら良いでしょうけど。
そのことを言うと「足りないと思わせたくないから」というような答えでした。
その夜はいささか胃が重い感じで寝ました。
翌朝、朝食です。
お蕎麦の入ったサラダ。生野菜は全てシャキシャキ。
パンはオーブンが部屋に置いてあって目の前で焼かれます。
食べきれずに残ったパンも、その日のお昼に食べるために持って行きました。
(さすが関西人のグループ。出されていたリンゴジャムも持って行きたいという人もいましたが、それはさすがに言い出せず。)
プレートの料理。
どれも美味しい。
デザートのフルーツ。
リンゴジュースとコーヒーが付いてました。
野菜もそうですが、ベーコンやドレッシング等々、シェフが手作りのものが多く、それが美味しさを増させていました。
以上がオーベルジュ グルービーでの美味しい体験でした。
朝食後、いよいよカヤの平高原へハイキングです。
そこで待っていたのは東山魁夷の絵画を思わせる世界でした。
乞う、ご期待。