緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

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猫預かっています。

2019年10月04日 | 
みーちゃんの四十九日も過ぎ、兄のたっての希望により我が家に新たな猫達がやってきました。

ハッピーです。

ラッキーです。


二匹とも女の子で5才くらいとのことです。
姉妹ということですが性格も姿形も似ていません。
訳ありの子達で、まだ我が家の猫ではありません。

この子達は70代後半の一人暮らしのおじいさんに飼われていました。
ところが、今年の四月、おじいさんが倒れて入院し、それ以来ずっとボランティアの人が毎日この子達の世話に通っていました。
おじいさんは、一度は帰宅したのですが、すぐに倒れて救急車を呼ぶはめに・・・。
倒れては骨折を繰り返しているらしいです。

ボランティアさんは毎日通い、猫達のお世話していたのですが、電気も水道も止められてしまい、お世話も難しくなりました。
飼い主のおじいさんの状態も、今後一人暮らしは難しいと医師やケースワーカーに言われています。
それでボランティアさんが里親サイトに登録されたようです。
そして、我が家が里親に手をあげました。

ところがいざとなると、おじいさんが猫達を手放すことに同意しませんでした。
周囲の人が説得しましたが、なんとしても頑張って、もう一度猫達といっしょに一人で暮らすと言っているそうです。
おじいさんにとっては、ラッキーとハッピーは可愛い娘でありお嫁さんなんだそうです。
ただボランティアさんのお世話ももう限界でした。
ボランティアさんはラッキーとハッピーだけでなく、他に何十匹もお世話しているのです。

おじいさんが言うには、リハビリを頑張って11月までには歩けるようになって自宅に戻りたいとのこと。
でも周囲の判断ではそれは無理。
そこで11月まで我が家で預かるという形になりました。
絶対ではないですが、おそらくはそのまま我が家の猫になるでしょう。

とてもイレギュラーな形で、ボランティアさんも申し訳なく思っているようでした。
ボランティアさんも私も、おじいさんの気持ちはよく分かります。
猫達は今は我が家で、てんやわんやの騒動を起こしながら少しづつ慣れて貰っている最中です。