緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

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鈴蘭台でバードウォッチング

2019年10月31日 | 野鳥
涼しくなって、久しぶりにバードウォッチングに行ってきました。
場所は神戸市北区の鈴蘭台、菊水山です。
一昨年行った場所です。⇒ここ
ご一緒したのはいつものグループ。

今年もムギマキに期待して行きました。
ムギマキは渡りの途中に日本を通過する所謂“旅鳥”です。
日本で見られる時期も場所も限られています。
日本ではムギマキの時期に見られるのでムギマキと言うんだそうです。

菊水山はカラスザンショウの木が多く、その実を目当てに秋はたくさんの鳥達がやってきます。
まず見たのはキビタキの若鳥。



2枚目は嘴下から撮った写真になります。
あまり良い写真ではないですが我慢してください。
久しぶりに撮ったのですが、いつものことながら下手糞写真です。

この日はマミチャジナイも多く見られました。
マミチャジナイもムギマキ同様旅鳥です。

マミチャジナイの顔のチラ見せです。
どこに隠れているか分かるかしら。

マミチャジナイの頭とお腹もお見せします。




なんだか見せるのもったいぶっていますが、単に全身の写真が私には撮れなかっただけなんです。
ちゃんと全身写真を撮っている人もいましたよ。

聞くところによれば今年は渡りのペースが早いようです。
ムギマキも例年なら私達が菊水山に行った10月末がピークなのですが、今年は1週間くらい早かったとか。
温暖化しているのに渡りの時期が早くなるのはちょっと不思議です。

カラスザンショウの実は、一見したところ、たくさん残っているように見えるのですが、実は食べつくされた後なんだそうです。
見て下さい。実が割れています。中の実は食べられているのです。

触ると分かるのですが、大部分は残っているのは表皮だけで、中はカラなんです。
でも、その残りの実を野鳥達は食べにきます。

何度も出てくれたムギマキの写真は、焦ってしまってマミチャジナイ以上に上手く撮れませんでした。
写真としてはボケボケで失敗ですが、ムギマキがそこにいたということ、私が見たという証拠写真です。

ムギマキ雄はキビタキ雄と似ていますが、目の上の線(眉班)が黄色ではなく白いことと、喉から胸にかけての黄色がオレンジ色といっていいほど濃いことが違いであり特徴です。

ホバリングしながらカラスザンショウの実を食べるムギマキ雄です。


この日のバードウォッチングで評判が悪かったのがキジバトです。
何羽か来ていて、「プン、プン」と言いまくって他の鳥を追い払い、自分達だけでカラスザンショウの実を食べていましたから。
こういう図々しい鳥の写真はピントも合うし、全身写せるんです。

それでも、この日はマミチャジナイとムギマキがそこそこ出てきてくれて、「マミチャ」だの「ムギマキ」だの言い合っているうちに、誰かが「ムギチャ」と言って大笑いになりました。
バードウォッチングとしては充実した一日になりました。

写真はダメでしたが例外はアサギマダラです。

海を渡る蝶として有名なアサギマダラが何匹か飛んでいましたが、その内1匹が、たぶん野生のツリバナの木に止まり、それを離れた場所から望遠で撮りました。
すると意図せず、何とも不思議で面白い写真が撮れました。



菊水山、また来年も行ってみたいです。