昨日、天気も良いので庭仕事に精をだしました。
プランターにお正月用の花を植えこんだり。
雑草を抜いたり、大量の柿落ち葉を集めてゴミ袋に入れたり。
ふと気が付くと花切狭がありません。
使ったことは覚えているので庭中探しまくりました。
うちの庭、昔の一戸建てなので結構広いです。
絶対にどこかに置いてある、ルリビタキもいないのに無くす筈がない、そう思いました。
結局、落ち葉を入れた大きなゴミ袋の中身を、同じ大きさのゴミ袋に入れ替えながらゴミの中を探したら、落ち葉と一緒にありました。
えっ? 花切狭を無くすのとルリビタキが何の関係があるのかって?
あるんです、それが。
昔からルリビタキには“なた隠し”という異名があって、冬場に山仕事をしている人のなたを隠してしまうんです。
なただけじゃなく、持っていた道具を隠すんです。
そもそもルリビタキはこういう鳥です。
今年の3月、京都御苑で撮った子。
2歳くらいかな。
ルリビタキの♂は、羽が青いのですが 、齢を重ねるほど綺麗な青になるのです。
写真の子は若いです。
ルリビタキは冬鳥で、夏は高山で繁殖し、冬になると人里近くの山林で暮らすのです。
で、なぜ人が持っているなたを隠すのかです。
それは、ほだ木とかを集めに人が山に行くと、冬枯れの景色の中で青いルリビタキはとても目立つんです。
しかもルリビタキは近づいてきてチラチラと人を見ます。
明らかに自分を見ているのです。
そうなると、山仕事をしていても段々ルリビタキの事が気になってきます。
ついには、ひょっとして、自分のことをついて来いと誘っているのではないかと思ってしまいます。
で、ついついルリビタキを追いかけてしまいます。
するとルリビタキは逃げるんですが、それでもチラチラとつぶらな瞳で自分のことを見ています。
だから、なおもルリビタキの跡を追ってしまうんです。
そうこうする内にハタと我に返ります。
自分は小鳥の後なんか追いかけて何をやっているのだと。
仕事に戻ろうと。
その時、手にしていた筈のなたが無いのに気づきます。
いつの間にかどこかに置いてきたのです。
そうして冬の山の中をなたを探しまくる破目になります。
それって、ルリビタキがなたを隠したわけじゃない、単に人がなたをどこに置いたか忘れただけじゃないかって話です。
でもルリビタキの不審な行動によって引き起こされた事態です。
種を明かせば、ルリビタキは縄張り意識が強くって、縄張りの中に入ってきた人が気になって見ていただけなんですけど。
いずれにしても、古来より、冬場に山仕事をした人はルリビタキのおかげでなたを探しまくることになり、その結果、ルリビタキはなた隠しという異名を持つことになったのだそうです。
私はこの話を神戸森林植物園のおじさんから聞きました。
神戸森林植物園にもルリビタキはいるでしょうけど、12月になれば、京都御苑に行って、ルリビタキに会おうと思います。
同じ場所に戻ってくる筈だから同じ子に会えるかもしれません。
3月に見た時より綺麗な青になっているかもです。
プランターにお正月用の花を植えこんだり。
雑草を抜いたり、大量の柿落ち葉を集めてゴミ袋に入れたり。
ふと気が付くと花切狭がありません。
使ったことは覚えているので庭中探しまくりました。
うちの庭、昔の一戸建てなので結構広いです。
絶対にどこかに置いてある、ルリビタキもいないのに無くす筈がない、そう思いました。
結局、落ち葉を入れた大きなゴミ袋の中身を、同じ大きさのゴミ袋に入れ替えながらゴミの中を探したら、落ち葉と一緒にありました。
えっ? 花切狭を無くすのとルリビタキが何の関係があるのかって?
あるんです、それが。
昔からルリビタキには“なた隠し”という異名があって、冬場に山仕事をしている人のなたを隠してしまうんです。
なただけじゃなく、持っていた道具を隠すんです。
そもそもルリビタキはこういう鳥です。
今年の3月、京都御苑で撮った子。
2歳くらいかな。
ルリビタキの♂は、羽が青いのですが 、齢を重ねるほど綺麗な青になるのです。
写真の子は若いです。
ルリビタキは冬鳥で、夏は高山で繁殖し、冬になると人里近くの山林で暮らすのです。
で、なぜ人が持っているなたを隠すのかです。
それは、ほだ木とかを集めに人が山に行くと、冬枯れの景色の中で青いルリビタキはとても目立つんです。
しかもルリビタキは近づいてきてチラチラと人を見ます。
明らかに自分を見ているのです。
そうなると、山仕事をしていても段々ルリビタキの事が気になってきます。
ついには、ひょっとして、自分のことをついて来いと誘っているのではないかと思ってしまいます。
で、ついついルリビタキを追いかけてしまいます。
するとルリビタキは逃げるんですが、それでもチラチラとつぶらな瞳で自分のことを見ています。
だから、なおもルリビタキの跡を追ってしまうんです。
そうこうする内にハタと我に返ります。
自分は小鳥の後なんか追いかけて何をやっているのだと。
仕事に戻ろうと。
その時、手にしていた筈のなたが無いのに気づきます。
いつの間にかどこかに置いてきたのです。
そうして冬の山の中をなたを探しまくる破目になります。
それって、ルリビタキがなたを隠したわけじゃない、単に人がなたをどこに置いたか忘れただけじゃないかって話です。
でもルリビタキの不審な行動によって引き起こされた事態です。
種を明かせば、ルリビタキは縄張り意識が強くって、縄張りの中に入ってきた人が気になって見ていただけなんですけど。
いずれにしても、古来より、冬場に山仕事をした人はルリビタキのおかげでなたを探しまくることになり、その結果、ルリビタキはなた隠しという異名を持つことになったのだそうです。
私はこの話を神戸森林植物園のおじさんから聞きました。
神戸森林植物園にもルリビタキはいるでしょうけど、12月になれば、京都御苑に行って、ルリビタキに会おうと思います。
同じ場所に戻ってくる筈だから同じ子に会えるかもしれません。
3月に見た時より綺麗な青になっているかもです。
御所のルリビタキ1年たって綺麗になってるんでしょうね、再開が楽しみですね。でもどこ行ってるの?
実はさっき、あるブロガーさんの所で冬山のコメントを書き込んで、みどりさんの所にお邪魔したのです。
みどりさんの「山仕事の途中に」のくだりが、自分が幼い時に、秋から冬、春3月までの間、祖父母に連れられて、焚き物の薪や山の下枝の掃除に山に通っていました。
祖父母は、薪を割ったり、熊手で落ち葉をかき集めたり仕事をしてるので、当然私はひとり遊びです。 一日中。
山の中は風の音と鳥の鳴き声、焚き火の爆ぜる音だけです。
ルリビタキのお話で一気に当時の毎日を思い出してしまいました。
もうあの手入れの行き届いた山は、そうそう無いでしょうね。
「私の縄張りに入った人間、気になる~」って感じ?
でも今じゃ、山仕事しに山に入る人もいないから。
夏の間は亜高山帯にいます。
私は富士山の五合目で夏のルリビタキを見ましたよ。
私も感慨に耽ってしまいました。
昔の日本はきちんと山を管理する人がいて美しい里山になっていたのでしょうね。
今じゃ荒れ放題です。
そういえば、会ったこともない私のひいおばあちゃんは、臨月で山仕事に行って赤ん坊を抱いて帰ってきたそうです。
山で産気づいて、一人で産んじゃったらしいです。
先々週くらいまで近所のあちこちで見かけたのはルリビタキかも知れません。
綺麗な色だったので逃げ出した(集団脱走?)インコかと思っていました。
車で30分走れば森林植物園なのでそこから来たのでしょうか。そしてどこ行ったんでしょ?
近所の公園(林あり)にでもいるのかな。
初めて聞きました
ルリビタキ自体そう気軽に見ることのできる鳥では
ありませんから
ルリビタキが そんな重いものを咥えて飛び立てるわけないのに って思ったんです
そう 惑わせるんですね
鋏 行方不明になりますよね
私は 紐をつけて、 首にかけて使ってます
(使わない間は エプロンのポケットに)
もし見られた鳥が群でいたとすればルリビタキではないです。
ルリビタキは繁殖期につがいになる以外は常に単独行動です。
特に冬は縄張りを作るので、自分以外のルリビタキや、場所的に競合するジョウビタキを見ると激しいバトルを繰り広げます。
あちこちで見たというのが常に一羽だったのなら同じ個体であった可能性があります。
ルリビタキは比較的広い縄張り内を日に何度も見回るので、同じ個体をあちこちで見ることにもなるのです。
今は冬になったばかりなので縄張りはまだ確定されずバトルの最中かもしれません。
冬がもう少し深まれば強い個体が餌の多い場所を縄張りと確定します。
弱いのは餌の少ない場所に行かざるをえません。
森林植物園には確実にいると思いますが鳥見に慣れていないと見つけるのは難しいかも。
兵庫県の野鳥の会がよく森林植物園で探鳥会をやっているので、参加したら高い確率で見られるし、見つけるコツも分かると思います。
あんな小さな鳥が重いなたを咥えて飛べるわけないと誰でも思います。
よくよく話を聞けば、古来からの人の心理の綾が面白いです。
なたでなくても庭の道具類、私はよく見失います。
ちょっと置いて忘れるんです。
刃物は身に付けていて、もし転んだら大怪我しそうなので、スコップのような他の道具類と一緒に、使い古しの小さめの洗面器にまとめて入れて、それごと移動させたりしてます。
それでも、ちょっと鋏が必要になって、それだけ使うと見失ったりするんです。
見惚れてなたを忘れた方がほんとにおられるのでしょう。
私もぜひ見てみたいです。
植物園の方は楽しいお話をしてくださいましたね。
山仕事をしている自分をチラチラと見ている青い鳥が気になって、自分に伝えたいことでもあるのかと思い、近づいたら離れるのですが、でもやっぱり自分をチラチラ見てる。
それで追いかけたら逃げるんですけど、それでも自分を見てる。
そんなことを繰り返しているうちになたをどこかに置き忘れるのです。
ルリビタキの習性と人間の勘違いですね。
植物園の人もルリビタキのせいで何かを無くして探した経験があるのだと思います。