ちょうど1年ほど前、兄から「貰った」と言って手渡された箱。
開けて見ると飯碗でした。
それも一つだけ。
今使っているご飯用のお碗が割れたら使おうかと思ったけれど、下の方には釉薬が掛かっていないお椀で、そういうのは常に乾燥に気をつけないと直ぐにそこにカビが生えます。
普段使いには向きそうにない・・。
どうやら唐津焼の高級品みたいでした。
説明書を読むと無茶苦茶面倒くさそう。
使い始める前には一晩水につけておくとか、使い始めても、使う前には5分ほど水につけておくとか。
色々と変化する景色を楽しむことができるらしいのですが『あんた、ご飯茶碗でしょ』と言いたくなりました。
抹茶茶碗ならともかく、ご飯茶碗でそこまでしますか?
『ご飯茶碗のくせに、生意気な』です。
そんなことする人は、よほど酔狂な人としか思えません。
というわけで、その飯碗は仕舞いました。
他のたくさんの貰い物の食器類と同じ、いずれは処分される運命の筈でした。
たまたまお茶の先生の話で聞きました。
近頃、小さめの抹茶碗がよく売りに出されているのだけれど、点てたお茶の量は普通の抹茶碗の量と変わらないとのこと。
で、ふと思いつきました。
例の唐津の飯碗も、小振りの抹茶碗として使えるのではないかと。
家に帰って水で試してみるとイケそうです。
というわけで貰った飯碗を水に漬けてみました。
最初は気がつかなかったのですが、二度目に漬けた時、奇妙な音が聞こえました。
飯碗が鳴いていました。
ピーヨピルピルピル ピーヨピーヨ ピルピルピル ・・・・
すぐに止むかと思ったけれど、ずっと鳴いていました。
数時間して戻るとさすがに止んでいました。
次に水に漬けるとまた鳴きだす。
ピーヨピルピルピル ピーヨピーヨ ピルピルピル ・・・・
ただ物ではない飯碗です。
内部の色も薄くなって変わってきました。
生き物みたいです。
でも面倒くさい。
たまに抹茶でも点ててみましょう。
ネットで幾ら位するものか調べてみました。
6,7千円するみたいです。
そんなに高価なものなら、その分美味しいお菓子みたいな物が欲しかったと考える私は悪い子なんでしょうか。
最後に、節分の頃のお茶の教室の主菓子です。
「赤鬼青鬼」という名前だそうです。
「まあ、可愛い」などと言いながら食べましたが、聞くところによれば、子供達は「(食べるのが)かわいそう」と言って、食べることを躊躇うんだそうです。
開けて見ると飯碗でした。
それも一つだけ。
今使っているご飯用のお碗が割れたら使おうかと思ったけれど、下の方には釉薬が掛かっていないお椀で、そういうのは常に乾燥に気をつけないと直ぐにそこにカビが生えます。
普段使いには向きそうにない・・。
どうやら唐津焼の高級品みたいでした。
説明書を読むと無茶苦茶面倒くさそう。
使い始める前には一晩水につけておくとか、使い始めても、使う前には5分ほど水につけておくとか。
色々と変化する景色を楽しむことができるらしいのですが『あんた、ご飯茶碗でしょ』と言いたくなりました。
抹茶茶碗ならともかく、ご飯茶碗でそこまでしますか?
『ご飯茶碗のくせに、生意気な』です。
そんなことする人は、よほど酔狂な人としか思えません。
というわけで、その飯碗は仕舞いました。
他のたくさんの貰い物の食器類と同じ、いずれは処分される運命の筈でした。
たまたまお茶の先生の話で聞きました。
近頃、小さめの抹茶碗がよく売りに出されているのだけれど、点てたお茶の量は普通の抹茶碗の量と変わらないとのこと。
で、ふと思いつきました。
例の唐津の飯碗も、小振りの抹茶碗として使えるのではないかと。
家に帰って水で試してみるとイケそうです。
というわけで貰った飯碗を水に漬けてみました。
最初は気がつかなかったのですが、二度目に漬けた時、奇妙な音が聞こえました。
飯碗が鳴いていました。
ピーヨピルピルピル ピーヨピーヨ ピルピルピル ・・・・
すぐに止むかと思ったけれど、ずっと鳴いていました。
数時間して戻るとさすがに止んでいました。
次に水に漬けるとまた鳴きだす。
ピーヨピルピルピル ピーヨピーヨ ピルピルピル ・・・・
ただ物ではない飯碗です。
内部の色も薄くなって変わってきました。
生き物みたいです。
でも面倒くさい。
たまに抹茶でも点ててみましょう。
ネットで幾ら位するものか調べてみました。
6,7千円するみたいです。
そんなに高価なものなら、その分美味しいお菓子みたいな物が欲しかったと考える私は悪い子なんでしょうか。
最後に、節分の頃のお茶の教室の主菓子です。
「赤鬼青鬼」という名前だそうです。
「まあ、可愛い」などと言いながら食べましたが、聞くところによれば、子供達は「(食べるのが)かわいそう」と言って、食べることを躊躇うんだそうです。
その建物の為に兄は寄付でもしたのかもしれません。
>昔は進物や香典返しなど、陶磁器が多かったですよね。たいてい死蔵したりして。。。。
我が家にもたくさんの貰い物の陶磁器がありましたし、今もあります。
頂き物なので有難く頂戴しなければならないのですが、どれも「帯に短したすきに長し」で使い辛いです。
もったいないので何とかして使いたいのですが、難しいですね。
コメント、すぐ分かりましたよ。
気になさらないで下さい。
昔は進物や香典返しなど、陶磁器が多かったですよね。たいてい死蔵したりして。。。。
可愛いお菓子ですね。ほんと、食べるのがかわいそうみたい。
お詫びですが、先日の拙ブログへのコメントにお返しするときみどり様へとタイトル入れてませんでした。あれではどなたに向けたものか分かりませんよね。失礼しました。
これからも楽しい交流、何卒よろしくお願いします。
いただいても我が家では「猫に小判、豚に真珠」です。
抹茶碗としてなら何とか使えますが。
貰って嬉しかった人、いたのかな~。
でもそれは茶の湯の世界での話。
飯碗ではね。
とても普段茶碗としては使えないです。
ほんと困りました。
でも茶の湯でも使えるみたい。
一度先生に聞いてみようと思います。
使って育てる器なんですね
中里さんは なかなかに歴史のある窯なんですね
良いお品なんですね
鳴くのは 何方の作品でも 有る現象なのでしょうか
節分のお菓子 今風です
面白い
確か、萩焼使っていくうちに色が変わっていくって聞いたような気がします。陶器で高台に釉薬がかかってないので、扱いが大変そうでした。
茶碗としての活用、いいですね。作者も喜んでおられることでしょう。