CubとSRと

ただの日記

予定の半分

2019年01月30日 | 日々の暮らし
 さほど冷え込んだという感じではなかった。空も晴れ、細い月も懸かっていた。
 それが今朝、外を見ると、うっすらとではあるが雪が積もり、一面の銀世界。
 ただ、風はないので、予定していた買い物には行けるかもしれない。
 昼前、雪は消えたものの、日陰には濡れた凍結防止剤が残っているだろうな、と思い、買い物に出るのは断念することにした。
 買い物はやめたが、昨日書いた通り、そのまま家でくすぶっていても、良いことは一つもない。
 第一、用事はある。
 健康保険、介護保険等の支払い。その元になる現金を入手しなければならない。合法的に。
 ということで、併せて来月の生活費を得るために、年金を引き出しに行く。
 何もしないでいるより、散歩。
 神社まで行き、帰りに保険等の支払いをすることにした。
 
 歩く分には痛くない。前屈したり、立ち上がろうとして身体をよじったりする時、気を抜いていれば、突然痛みが走る。・・・こともある。走らないこともある。
 気を抜いていれば痛むこともあり、用心していれば、その多くは何もなくて肩透かしを食わされることになる。でも、肩透かしを食わされる方が痛むより百倍良い。
 我が身体ながら、何とも天邪鬼だ。とにかく油断できない。
 万全の準備、ということで使い捨てカイロを腰の下の方に、左右各一枚、貼る。
 このカイロ、身体の調子の悪いときは熱を感じない。
 ホントに仕事してるのかと思って触ってみると十分に温かい。なのに貼った場所は温感がストップしている。だからカイロに恩義を感じない。
 それが、調子の良い時は汗をかくぐらい熱く感じる。低温やけどするんじゃないかと思うくらいだ。
 今日などは汗で下着が濡れるほどで、早めに剥がしてしまった。
 困ったことに剥がしてしまうと、また不都合が出てきて痛みを感じたりする。
 だからと言って、もう一度貼ろうとしても一度剥がしてしまうと、もうくっつかない。

 一時期に比べたら随分マシになったと思う。
 何しろ酷いときはベッドに寝ていて起き上がれなかったし、それ以前、寝ていて寝返りするのが一苦労だった。
 今は寝返りを打つ時の痛みは殆んどないし、ゆっくりなら、普通に起き上がることができるようになった。
 だけど、「元通り」には程遠い。
 大甘に見て、今日の予定と同じく、まだ「予定の半分」。
 でも、予定の半分まで来ているのは間違いない。
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反省

2019年01月29日 | 日々の暮らし
 温泉に行った翌日の晩、どうしたことか血圧が100台になった。下は60台。
 高いのも困ったものだが、いきなり低くなる、ってのも、未経験者には不安だ。
  
 で、今朝は起きてすぐカイロを貼り、様子を見る。
 だが、血圧が高かろうが低かろうが、腰が痛いときゃ痛い。痛くない時は痛くない、といった感じ。
 それ以上は能く分からん。
 合板を買ってきてベッドに敷いたせいか、あれ以来、腰の痛みは弱まっている。
 弱まってはいるけど、腰は重石をつけたように重い(軽めの、だけど)。
 おそらく、これは秋から冬にかけて、腰痛のためにスクワット等をしていなかったからだろう。
 そのせいで、痛みは少なくとも、脚力は間違いなく落ちているみたいで、片足で立ったまま下着(パッチ)を穿くのが大変だ。
 靴下に至っては、今は「危なっかしい」を通り越して下手をすれば転倒しそうだ。
 
 腰痛の厄介なのは、痛くなる場所が特定できない、ということ。
 ここが痛くなりそうだとあらかじめ予測して、痛くなっても辛抱する、なんてことができれば後は気の持ち様で何とかなる可能性も出て来る。
 しかし、思いもしなかったところが突然硬直したように伸縮しなくなる。と同時に痛みが、ってことになると、二本足で行動しているのだ、応対が間に合わず、バランスを崩してどこかにぶつかったり転倒して頭を打ったりなんてことが避けられなくなる。気をつけてたって、どこで異変が勃発するか。
 用心してたら「そこじゃない!」って。まるでどこかの国が得意なムービングゴール。
 
 いつ、どこで、「痛くなる」又は「力を入れられなくなる」か見当がつかない。
 そうなると「思い切って身体を動かす」、或いは「何の気なしに身体を動かす」、ことができない。
 そんな生活が三ヶ月も続けば、筋肉の収縮が普段の数分の一になっている筈だから、当然筋力は確実に、そして急激に低下する。
 早い話が胡坐をかいていて、手を使わないで立ち上がる、ということすらできなくなってしまう。
 これは宇宙飛行士が、数か月の宇宙滞在後、地球に帰った時、自力では歩けないのと同じだろう。彼の宇宙滞在中には痛みが伴っていなかっただけのことで。方や「痛いので筋肉を『使えない』」。方や「重力がないので筋肉を『使わない』」。
 で、両方、同じように筋力が落ちる。
 しかし、地球には重力があるわけで、「痛い」というのを軽くした状態の時に、安静にするのではなく、痛いのを承知で、辛抱できる範囲で、敢えて身体を動かそうとすることくらいはできる筈だ。
 ということで。
 まずは「腰が痛いから」とカイロに頼ってばかりいないで、少しでも歩いてみる。数回でもスクワットをしてみる。
 
 こんな当たり前のことをしなきゃいけない。ジイさんになったんだから。
 頭の中はガキでも、身体はそうじゃない。
 少しは色んな事が予見できる歳になったんだ。
 本気にならなきゃ。
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熱い湯

2019年01月28日 | 日々の暮らし
 誘惑の魔の手に負け、熱い湯に入ろうとする。
 そ~っと足先を浸ける。そろりと足首まで浸けてみる。何とかなるか?
 膝まで浸かる。そして腰まで浸かる。
 何だか、真夏の砂浜で灼熱の日射しに焼かれるようだ。
 夏の日射しは「じりじり」だけど、熱い風呂は「がんがん」攻めてくる。
 でも、耐えられるかもしれない。
 ゆっくりゆっくり、肩まで浸かる。熱い!腹が立つほど熱い!
 でも、しれっとして入ってなきゃ。カッコが付かない。
 湯が対流してないから、じっとしていれば耐えられる。
 けど、「釜茹で」、じゃないけれど「く釜炒り」の刑に掛けられているみたいだ。
 平気な顔してなきゃ、と頑張った。
 熱湯風呂が大騒ぎなのは、温度もさることながら、周囲の連中が湯をかき回すからだ。
 あれ、やられると常に熱いまま、なんだから。
 対流してない熱い湯に浸かりながら、さっきまで入っていて今は腰痛体操している人に声を掛けた。
 「熱いですね」
 そしたら
 「今はちょっとマシだけど、朝はもっと熱い」。
 それから、浴槽の手すりに括り付けられている温度計を指しながら
 「熱い時は46度くらいかな」
 と言って浴場を出て行った。
 温度計の目盛りが反対側にある。湯の中で裏返しにしなきゃ見えない。
 熱いから、そ~っと手を伸ばし、温度計を持って目盛りを見る。
 ・・・46度だった。
 何!?50度まであと4度もあるじゃないか!
 オレの温感機能は絶対壊れてない。壊れてないけど、この程度なら入れなきゃカッコが付かない。
 たかが46度じゃないか!!!
 ・・・・30秒ほどで出た。
 勿論「そ~っと。そ~っと」。
 急いだら熱い。
 もう一度、通常の湯に入る。何だこれは、と思うくらいホンワカしている。
 春風駘蕩。ほわ~ん。
 十分温まった。
 一通り、服を着て出たけど、全部をちゃんと着たら大汗をかく。
 汗が引くまで、しばらくは休憩場でじっとしているしかない。けど、真冬だ。扇風機はない。
 何かないかと辺りを見回すと、あった。定番のガラス戸の冷蔵庫。
 牛乳、缶ジュース、コーヒー牛乳が「早く飲め」と並んでいる。
 コーヒー牛乳を買って飲むことにした。これで一息つけたが、ほぼ一息に飲み干してしまった。
 しまった、また手持ち無沙汰になった。
 かと言って、もう一度、風呂に入る気も時間もない。
 汗はまだひかないけど、インナージャケットとネックウォーマーだけでも外していれば、と思い、温泉を出る。
 喫茶店で休憩をしようと思って行ったが、しばらくいたけど、やはりそう簡単に汗はひかない。
 湯冷めしない、ということなんだから、いいことなんだけど。
 帰り着いたのは4時頃だったろうか。
 11時になろうとしている今、まだ少々汗をかいている。
 温泉はやっぱりバイクで行くもんじゃないな。
 でも、ジャケットみたいな嵩張るものは、ちゃんと畳んできちんとしまえばいいんだから。
 そうすれば脱衣ロッカーに十分入る。
 ただ、床に両膝ついて、というのが、ちょっと無駄にかいがいしく見えるような・・・。
 
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久し振りの温泉

2019年01月27日 | 日々の暮らし
 温泉が遠い。なかなか着かない。
 でも、温泉はあるのだ。道を間違えただけだ。決して温泉が逃げ回っているのではない!
 ややこしくても、間違えて着けない此方に非があるのだ。ああだこうだと嘘をついたり、言い訳を重ねて自ら袋小路に入り込んでフリーズ前の悪あがき、
 「いや!違う!オレが悪いんじゃない!威嚇飛行をしてきた哨戒機が悪いのだ!恐怖だった。謝罪しろ!」
 なんて言う気はない。火器管制レーダーは照射したのだ!
 ・・・あれ?
 改めて幹線を東進。今度は間違えず、橋の手前で左折、細くなる道を記憶のままに進む。
 温泉は当然、開いていた。
 下足室、休憩室、脱衣場、浴場の順に真直ぐ奥に向かって伸びている。ウナギの寝床みたいな建物。
 
 防寒用重装備のバイクファッション。倍ぐらいに着膨れしてるんだけど、温泉に行くにあたり、何が心配かと言って、この着ている物が全部脱衣場のロッカーに入るかどうか以上の心配はなかった。
 案の定、だった。何度か詰め直して無理矢理鍵をかけた。こんなことなら一枚脱ぐ度に脱衣場の床に置いて、ちゃんと畳んで重ね挙げていけばよかった、と思ったけど、後の祭り。
 素っ裸になっているのに、パンツ一枚だけでも穿き直して脱いだ服みんな引っ張り出して床に放り出して畳み直し・・・なんてねえ・・・。
 計画性のないジイさん。
 何だかミスター・ビーンが旅行準備のトランク詰めをしているみたいな雰囲気。
 とにかく、服は強引にロッカーに押し込み、鍵をかけ、浴場まで前進。
 中はぬるめの湯、電気風呂、普通の温度の湯、と奥に向かって並び、最後がちょっと離れて別格みたいに、熱めの湯。
 折角だから全部入ってやろう、と思って、先ずは偵察にそぞろ歩き。そして熱めの湯に手を入れてみた。
 「あっツゥゥ~!」
 ここだけはパスしようと決める。熱過ぎる。
 でも、変なところで意地を張る。下手くそなギャンブラーみたいだけど、たまには熱い風呂に平然とした顔で入ってみたい。ただし人が見ている時に限る。人が居なけりゃ、まず入らない。
 
 大体、風呂の熱いのは嫌いだ。風呂は好きだが熱いのは嫌だ。
 三瓶温泉みたいに39度、なんてぬるいのも嫌だ。ちょうどいいのが好きだ。41~42度くらいかな。
 郷里の温泉津(ゆのつ)温泉は、熱い浴槽は50度近い。だから数字を聞いただけで恐れをなして入ったことがない。
 数年前、久し振りに行ったら、やっぱり入っているジイさんは、いた。
 通常の湯に入り、少し温まった。
 次はぬるめの湯に入る。何だか物足りない。
 じゃあ、初体験、電気風呂!
 ・・・・何だ?何がどう違うんだ?さっぱり分からない。他のと同じじゃないのか???
 しばらく浸かっていたが、どうも電気の神秘を分かる勘を持っていないらしいと悟る。
 しょうがないな。もう一度、通常の湯に入ろう。
 しばらく浮いていた。飽きて来た。やっぱり物足りなくなってきた。
 「熱めの湯」の、壺形に深くなっているらしい浴槽が視界の端に入ってくる。
 「熱いから。やめとこ」
 と思いながら、目はつい、そちらに向いてしまう。
 誘惑に弱いタイプだ。だから未だに酒がやめられない。
 「足だけでも浸けてみる?」
 腰痛治療に来たんでしょ?みんな入ってみない?
 誘惑の魔女に手を引かれた。
 壺形に深くなっている浴槽。底まで一メートルはある。
 熱い。もしかしてこの下で直接火を焚いてて、底に足を着けたらやけどするんじゃないか、と思うくらい熱い。
 手をつけてみただけでもあんなに熱かったんだから。
 けど、そこに入っていた人もいる。今、上がって腰痛体操してるけど。
 入れないことはない(はずだ)。
 温泉津の湯にはジイさん連中が平気な顔して入っていた。
 「温感機能が壊れてんだ、きっと」
 と負け惜しみの目で見ていた。
 今はオレだって入れるかもしれない。ジイさんの仲間入りしたし。だから温感機能、壊れたかもしれないし。
 あれに比べりゃここは追い焚きしてるんだから、少しはマシだろう。
 話のタネに入ってみよう。
 
  
 (次でおしまい) 
 
 
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湊山温泉

2019年01月26日 | 日々の暮らし
 腰は十全ではないけれど、辛抱できる範囲の痛さ。
 今日は昨日より冷えるということだった。
 昨日は「この時期にしてはそんなに冷え込まないだろう」と予報では言っていた。
 希望的観測が少々過ぎる我が耳。つい色んなことを聞き逃し、都合のいいように解釈する。
 「冷え込み」と言うのは、「一日の冷え込み」、ということではあるけれど、天気予報では「朝晩の」という言葉が枕についていることが多い。
 昨日は「朝晩の冷え込みは少しはマシだけど、昼は普通に『冷える』」
 、と言ったのかもしれない。
 いくら「瀬戸内だ」と言っても、「冷え込まない」と言っても、陽が射さなきゃやっぱり寒い。
 それに加えて昨日は風があった。だから「昨日も」寒かった。
 その中を、温泉を目指し、ようよう辿り着いたら定休日。
 「今日は昨日より冷える」。
 確かに冷えた。朝は。
 じゃ、やっぱり今日は、やめだ。
 そう思ったのだが、風音もしない。曇ってはいるけど、時々は陽も射す。
 「風がない」のは大きな味方。
 とてもじゃないが、じっとしてなんかいられない。行こう。
 今日はSRのつもりだ。カブでの下見(?)でSRでも十分行けると分かっている。
 何しろクルマのために駐車場があるんだ。SRどころか車でだって行ける。
 だが、軽だけどクルマで行くのはやめとこう。下手だから。何よりクルマは腰が痛くなる。
 
 有馬街道を下って右折すればいいのだけど、右折禁止の交差点にぶつかるから遠回りしなきゃいけない。
 ならば逆に、初めから遠回りをしよう。旧有料道路を通って東進し、左折すれば一発。
 ここら辺、と思って左折すると「大黒湯」と書かれている。あれ?そんな名前じゃなかったぞ。
 進めば進むほど道が狭くなること、昨日の湊山温泉へ行く以上の異常な狭まりよう。
 「絶対、これ間違ってる」
 と思った時は、SRでのUターンはもう無理だった。
 エンジンを切り、降りて三四回切り返してやっと方向転換、来た道を戻る。
 左折するのが一つ早かったらしい。
 戻ろうとするが、湊山温泉と同じく、ここも一方通行だらけ。矢印の方向に幹線と並行して逆戻り。
 
 やっと来た道に出た。温泉への道は遠い。

 (続く)
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