8月10日(木)
判で押したかと思いたくなるような前日と変わらぬ猛暑。そして強風。
以前にめくれ上がった、あの二階の棟瓦がまた同じようなことになってないか、それだけが気懸り。
散歩には昨日と同じく5時10分から出る。帰宅は5時40分。
風は強いし暑いし、で出掛けるのをためらうところなのだが、そうも言っていられない。言うまでもない、今日は三日に一度の「酒を飲んでよい日」だから。肴になりそうなものを調達しに出掛けなきゃ。
それなりの量の買い物を、となると車だが、この暑さの中ではとてもじゃないけど車は、ない。
そうなれば「SRかカブか」ということになって、当然カブに。
何よりも体が起きている。
風を正面から受けるので、間違いなくSRより涼しい。
そしてリュックを背負えば、これは完璧「買い出しバイク」だ。
というわけで、4時前、リュックを背負ってカブで出掛ける。
選択は正しかった。風が心地よい。
無事、買い物を済ませ、レジまでかごを持って行き、計算が始まった時、気が付いた。
「あ、ショルダーバッグ忘れた・・・」
リュックを背負うことばかりが頭にあって、ショルダーバッグのことをすっかり忘れて出ていた。財布はその中にある。少し遅れて気が付いたことは、
「免許証も、あっちだ・・・」。
「預かっといてもらえませんか、財布を忘れてきたので」
、と取り敢えず言ってみたのだが、冷蔵品を保管する場所があるわけではない。「一度、元の棚に戻しておかれた方が・・・」。
当然だ、それが正しい。
そうしようと思った時、カブのキーホルダーに気が付いた。皮のコインケースを着けている。中に五百円玉が五つまで入る。今確か四枚あるんじゃないか?見ると五枚。「あ、ありました、ありました」。
2500円分も買っている筈はないから、これで安心。何より免許証不携帯と気づいたわけだから、帰りは徹底した安全運転で不携帯がばれないようにしなければ。ちょっとしたスリラー2題。
何とか金は払えたし、猛暑も強風も青切符切られることを思えば、どうってことはない。