CubとSRと

ただの日記

2度目の練習

2018年11月30日 | バイク 車 ツーリング
 バイクを手に入れた翌朝。
 とにかくうれしくて、早くから目が覚めた。
 5時頃。近所迷惑にならぬよう押して出る。
 前の晩に同じく押して帰って来た時も思ったけど、自転車と違って妙に重い。当たり前か。
 とにかく押して歩きづらい。
 それでも何とか滅多に車が通らないところまで行って、エンジンを掛けようとする。
 キックアームは50㏄だからか、さほど重くはない。簡単にエンジンは掛かった。
 クラッチレバーを握る。ギアを入れる。そろそろとレバーの握りを緩める。併せてスロットルを少し開ける。クラッチが繋がってバイクが前進し始める。
 「お~っ!」!感動。
 クラッチを切る。速度が落ちる。ブレーキレバーを握り、ブレーキペダルを踏む。バイクがとまる。ニュートラルに入れる。
 もう一度、クラッチを切ってギヤを入れてスロットルを少し開けてクラッチレバーの握りを緩めてクラッチが繋がって前進して
 「お~っ!」。感動。
 何度も感動してその都度「お~っ!」を繰り返す。
 「バカみたい」。
 そばに人がいたら、単にバカに見えただろう。
 バカだと思う。
 けど、バイクがこんな楽しいものだとは知らなかった。
 だから、バカでもいいや。
 そんなことを数回繰り返すうちに数十メートル前進していた。
 折り返し、今度は爪先にペダルを引っ掛け、シフトチェンジをしてみる。上手くいく。
 数十メートルを、シフトチェンジしながら一度で行き来するようになるまでに、さほど時間はかからなかった。
 ・・・・・と思ったんだけど、気が付けば30分以上が経っていた。
 そして、「30キロというのは、とんでもない早さなんだ」と実感する。
 30キロで転倒したら・・・・。舗装道では大怪我をする。
 転倒したらおしまいだ。
 ・・・・それはともかく。平日だ。仕事に行かねば。
 
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初練習

2018年11月29日 | バイク 車 ツーリング
 バイクを手に入れた翌朝。
 とにかくうれしくて、早くから目が覚めた。
 5時頃。近所迷惑にならぬよう押して出る。
 前の晩に同じく押して帰って来た時も思ったけど、自転車と違って妙に重い。当たり前か。
 とにかく押して歩きづらい。
 それでも何とか滅多に車が通らないところまで行って、エンジンを掛けようとする。
 キックアームは50㏄だからか、さほど重くはない。簡単にエンジンは掛かった。
 クラッチレバーを握る。ギアを入れる。そろそろとレバーの握りを緩める。併せてスロットルを少し開ける。クラッチが繋がってバイクが前進し始める。
 「お~っ!」!感動。
 クラッチを切る。速度が落ちる。ブレーキレバーを握り、ブレーキペダルを踏む。バイクがとまる。ニュートラルに入れる。
 もう一度、クラッチを切ってギヤを入れてスロットルを少し開けてクラッチレバーの握りを緩めてクラッチが繋がって前進して
 「お~っ!」。感動。
 何度も感動してその都度「お~っ!」を繰り返す。
 「バカみたい」。
 そばに人がいたら、単にバカに見えただろう。
 バカだと思う。
 けど、バイクがこんな楽しいものだとは知らなかった。
 だから、バカでもいいや。
 そんなことを数回繰り返すうちに数十メートル前進していた。
 折り返し、今度は爪先にペダルを引っ掛け、シフトチェンジをしてみる。上手くいく。
 数十メートルを、シフトチェンジしながら一度で行き来するようになるまでに、さほど時間はかからなかった。
 ・・・・・と思ったんだけど、気が付けば30分以上が経っていた。
 そして、「30キロというのは、とんでもない早さなんだ」と実感する。
 30キロで転倒したら・・・・。舗装道では大怪我をする。
 転倒したらおしまいだ。
 ・・・・それはともかく。平日だ。仕事に行かねば。
 
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「水鳥の足」じゃなくって

2018年11月28日 | バイク 車 ツーリング
 実は就職して数年経った頃、「スクーターもいいな」と思っていた。
 ただ、「いいな」と言うだけで、乗ってみたいと強く思ったわけではない。形が「いいな」というだけのこと。
 それが、この「原付の免許を取ろう」と思いつき、カタログをもらってきて色々と見始めると、スクーターへの興味は全くなくなってしまった。
 何でだろう、原付講習会の時のスクーターへの印象が良くなかったからだろうか。
 くぐもった排気音。走り出す時のもたもたした感じ。最近のスクーターはスロットルを一ひねりすれば80キロくらいすぐ出てしまう(原付じゃないけど)。
 「30年前の中古のスクーターと比べる方がどうかしている」、と言われそうだけど、とにかく「頑張ってます!」という姿勢、気迫が感じられない。排気音以外はみんなカバーで隠されているんだからどうしようもない。
 バイクは気迫が見えるし、原付だってギヤチェンジをしなけりゃいくらスロットルを開けたってスピードは出ない。
 乗ってる者も頑張って、バイク自体も排気音だけじゃない、駆動チェーンも頑張っている。スクーターに比べれば大きなタイヤも精いっぱい頑張っている。
 「うん。やっぱりバイクの方がイイな」
 で、原付6速のバイクを買うことにした。
 免許証を手に入れ、早速注文していたバイクを受け取りに行く。
 クルマなら「納車される」ところだけど、バイクだから、自分で取りに行く。
 取りに行ったが講習会でスクーターに触っただけ。ギヤチェンジなんてやったことはない。運転の仕方は本で読んだだけ。手順を本で読んでイメージトレーニングをして・・・・。
 それに加えて、もう日が暮れる時分。こわくて乗ることなんてできなかった。
 ・・・・・で、押して帰った。
 確か、家まで二、三百メートル。帰り着いた時にはすっかり日が暮れ、三月だというのに汗をかいていたように記憶している。もう三十年も前の話。
 
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緊張する

2018年11月27日 | バイク 車 ツーリング
 久し振りの試験だ。学校を卒業した22歳の時以来だ。
 22歳の時だって〇✖を含めた選択みたいな問題形式のものはなかったから、高校生の時以来、と言った方がいいかもしれない。二十年近くやったことのない、こんな試験。それもアホみたいな。
 けどやっぱり意地の悪い問題だ。簡単だと気を抜いていると思いもしないところに落とし穴がある。
 そいつを僅か五十問。で、合否が決定される。クルマは百問らしい。アホみたいなことに変わりはない。
 けど、二倍ある。原付は半分の実力で良い、ということだな。何か腹が立つ。
 「神戸ナンバー、カッコいい!」
 そう言われる割に明石稲荷山の免許センターはボロボロな建物だった。そのくせ温かさが欠片もない。
 それより「これから免許試験受けるんだ!」という感慨とか青雲の志(?ちょっと違うな)、気概なんて覚える暇もなく、大勢の人が受付のところに三列くらいで押さんばかりにして並んでいるところの最後尾に付いた。何だかバーゲンセールの開店前みたいだ。
 流れ作業のように手続きが進んでいく。大学の入試の時とは違った妙な緊張感。
 ちらほらといる警察官の服装の係員が「暴動が起きないように見張っている」みたいな雰囲気に見えるからだろう。
 勿論、本人たちにそんな気はないんだろうけど、やはり警察官、空気が違う。
 「交通課なのかなぁ。テレビで見る通り、花形の部署ではないし、パトカーや白バイに乗れなかった警官が来てるのかな?それであの眼付・・・いやいやそんな決め付けちゃあ・・・」
 勝手なことを考えているうちに手続きがすすみ、段々列が短くなる。自分の番になる。
 試験場へ。
 あのままの雰囲気の試験問題。ビックリしたのは試験問題がクリアファイルに入って出て来ること。繰り返し使用するわけだから、毎回印刷する、なんてのは、とすぐ了解したけど、何とも目からウロコ。
 「絶対あってる」、とか「あの問題、難し過ぎる!」なんてのはなかった。
 早い話、合ってるんだか間違ってるんだか。落とし穴に気が付いてないだけかもしれないんだから。
 「まあ、満点でなくとも合格するらしいから」と思いながら少々の不安を胸に待つ。
 電光掲示板のある所に受験者が集まってくる。たばこの煙がすごい。
 30前にタバコを止め、4年目、の人間には酷だ。「吸いたいのにィ~」ではなく「何でこんなに煙いんだ!」
 もう嫌で嫌で仕方がない。
 随分と自分勝手だなと思いながら、取り敢えず少しでも空気のきれいなところを探し、移動して発表されるのを待つ。
 不思議なもので、たばこを吸っている者は空気のきれいなところで吸いたがる。自分もそうだった。
 当然、空気のきれいなところに移動して「やれやれ」と一息ついたと思ったら、すぐに喫煙者がそばにやって来る。
 十分も経たないうちにその辺りもたばこの煙に包まれる。
 「移動」。
 何回か移動を繰り返すうちに発表された。取り敢えずはセーフだったらしい。
 いい歳して何だか久し振りに緊張し、ドキドキして発表を待ち、番号を発見して大喜び。
 一人で行ってるんだから小躍りしたいのを我慢した。
 平然とした顔で手続きを済ませる。
 「もうこんな空気の悪いところ、来なくていいな」
 なんてカッコつけて思うことすら忘れて、ニコニコ顔で免許センターを出た。 
 
 
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「試験勉強」

2018年11月26日 | バイク 車 ツーリング
 問題集を買ってきて、一週間やってみた。
 アホみたいな問題ばかりだ。そう思って、あまり考えることもせず゜〇✖をつけていく。
 50問。50点満点。「アホみたいな問題」なのに、50点取れない。
 何で?と思って間違えたところを見直すと、指定速度と法定速度の違い、とか、原付は指定速度が60キロでも絶対に30キロ、とか。
 実際、そんな指定のある道路は普通、原付は入れない。非現実的な問題。
 「山の端」か「山際」瞬時に判断せよ、と言われている気分。そうか、これが引っ掛け問題と言う奴か。
 ・・・・ということで、次の奴は用心してやってみる。
 一応、国文科を出ている。文章にはシビアだ。いい加減なことすれば沽券にかかわる。
 まなじりを決して(大袈裟な・・・)次の問題に取り組む。
 ・・・が、やればやるほど分からなくなる。
 「この言い回しは一体なんだ?」「焦点、ずれてない?」等々。
 あ、だから引っ掛けなんだった。
 「それにしても、こんな標識見ることなんてあるか?」
 受験予定の日まで、毎日もやもやしながら問題集に取り組む。一週間くらいはすぐ過ぎる。
 「神戸ナンバー取るのに何で明石まで行くんだ?姫路ナンバーは姫路なんだから、神戸ナンバーだって明石で良くないか??」
 でも、まあ、尼崎だって淡路島だって神戸ナンバーなんだし。
 そんなこと、この歳になるまで全く知らないで生活していた。ましてやバイクのナンバーが緑の枠があったりなかったり、なんて考えもしなかったし、原付のピンク、黄色、白の3種なんて見ていても全く記憶に残っていなかった。
 そんな奴でも免許を取りに行く。取って初めて色んな事が見えてくる。
 例えば「クルマは急に止まれない」
 だから「横断歩道を信用するな」
 そして「クルマはきっと止まらない」。
 クルマしか乗らない者は「え?原付は30キロしか出しちゃいけないの??」
 おいおい、教習所で習ったろ?・・・・と言いたいところだけど、
 聞いてないんだよね、きっと。居眠りか携帯に気を取られて。
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