先日、カブのタイヤを点検した。
前輪の山は十分にあるが、接地面の両側にタイヤを一周するひびが入っている。
すぐにパンクする、ということはないと思うが、何しろ買ってから二十年余り、一度も換えてないんだから、劣化していないという方がおかしい(実際劣化してるからひびが入ってるわけだ)。
パンクの確率は低いとはいえ、フロントタイヤだって同じ「タイヤ」だ。ほっときゃパンクする。そしてパンクした時はリアよりはるかに危険なことになる。
リアタイヤの方は先日から気になっていた。スリップサインが出始めている。
「出始めている」程度だから、「今日明日が危険」と言うほどではない。
パンクの可能性というのは前輪より後輪の方が圧倒的に高いらしい。釘なんかも滅多に前輪には刺さらない(らしい)。
大体、パンクと言うのは前輪が踏んづけた何かが弾き上がったところに、後輪が来て改めて踏んづける、というのがほとんど(らしい)。
確かに、考えてみれば釘なんかは、本来、路上に自立しているわけじゃない。寝そべっている。
なんで道に寝そべっている物がこんなに見事に刺さるんだろうと思っていたのだが、偶然テレビでその実験をやっていて、前輪に轢かれたものは、轢かれた瞬間、これ以上ないと思うくらい見事に思いがけない形で「立ち上がっ」た。
悪意の塊りのようになった「それ」に、後輪が魅入られたように吸い寄せられていく。
釘でなくとも轢かれたら弾き上がる。その時、笑ってしまうくらい立ち上がっている。
昔、出先で用を終え、走り始めてしばらくしたら急に不安定な感じになった。
ゾクッとして、速度を落とし、道端にバイクを止める。一体どうしたんだ、と思って車体を見る。リアタイヤがやや潰れているように見える。
鉄板を打ち抜いて作った鎹(かすがい。「子はかすがい」という、あの「鎹」)が半分折れたのがリアタイヤに深々と刺さっている。
何で半分だけ?と思ったけれど、何かの拍子で折れ飛んだのが路上に落ちていたんだろう、それを踏みつけてしまった。前輪で踏んだから、後輪に刺さった。
チューブレスタイヤだったけど、釘と違って数センチ切ったような穴だったからタイヤは交換するしかない。
まだ新しいタイヤだったし、XJR1300のタイヤはえらく高いし、どこにも文句を言えないし、で口惜しい思いをした。
パンクする時はパンクする。XJRの時のようなパンクはどうしようもない。
けど、そのパンクも努力で確率を減らすことはできる。
「劣化したら交換する」「スリップサインが出たら交換する」「空気圧に気を付ける」「路肩を走らないようにする」「路面状況、段差に気を付ける」
金はかかるけど、それを惜しんで取り返しのつかないことになるよりは良い。
というわけで、明日は前後ともタイヤ交換をしてもらうことにした。
今回は後ろだけでなく、前後共にミシュラン。金色のスポークホイールにミシュランを履いた、レッグシールドのない緑色のcub90。
パッと見た目にはどうと言うこともないけれど、実は、とっても自慢。
前輪の山は十分にあるが、接地面の両側にタイヤを一周するひびが入っている。
すぐにパンクする、ということはないと思うが、何しろ買ってから二十年余り、一度も換えてないんだから、劣化していないという方がおかしい(実際劣化してるからひびが入ってるわけだ)。
パンクの確率は低いとはいえ、フロントタイヤだって同じ「タイヤ」だ。ほっときゃパンクする。そしてパンクした時はリアよりはるかに危険なことになる。
リアタイヤの方は先日から気になっていた。スリップサインが出始めている。
「出始めている」程度だから、「今日明日が危険」と言うほどではない。
パンクの可能性というのは前輪より後輪の方が圧倒的に高いらしい。釘なんかも滅多に前輪には刺さらない(らしい)。
大体、パンクと言うのは前輪が踏んづけた何かが弾き上がったところに、後輪が来て改めて踏んづける、というのがほとんど(らしい)。
確かに、考えてみれば釘なんかは、本来、路上に自立しているわけじゃない。寝そべっている。
なんで道に寝そべっている物がこんなに見事に刺さるんだろうと思っていたのだが、偶然テレビでその実験をやっていて、前輪に轢かれたものは、轢かれた瞬間、これ以上ないと思うくらい見事に思いがけない形で「立ち上がっ」た。
悪意の塊りのようになった「それ」に、後輪が魅入られたように吸い寄せられていく。
釘でなくとも轢かれたら弾き上がる。その時、笑ってしまうくらい立ち上がっている。
昔、出先で用を終え、走り始めてしばらくしたら急に不安定な感じになった。
ゾクッとして、速度を落とし、道端にバイクを止める。一体どうしたんだ、と思って車体を見る。リアタイヤがやや潰れているように見える。
鉄板を打ち抜いて作った鎹(かすがい。「子はかすがい」という、あの「鎹」)が半分折れたのがリアタイヤに深々と刺さっている。
何で半分だけ?と思ったけれど、何かの拍子で折れ飛んだのが路上に落ちていたんだろう、それを踏みつけてしまった。前輪で踏んだから、後輪に刺さった。
チューブレスタイヤだったけど、釘と違って数センチ切ったような穴だったからタイヤは交換するしかない。
まだ新しいタイヤだったし、XJR1300のタイヤはえらく高いし、どこにも文句を言えないし、で口惜しい思いをした。
パンクする時はパンクする。XJRの時のようなパンクはどうしようもない。
けど、そのパンクも努力で確率を減らすことはできる。
「劣化したら交換する」「スリップサインが出たら交換する」「空気圧に気を付ける」「路肩を走らないようにする」「路面状況、段差に気を付ける」
金はかかるけど、それを惜しんで取り返しのつかないことになるよりは良い。
というわけで、明日は前後ともタイヤ交換をしてもらうことにした。
今回は後ろだけでなく、前後共にミシュラン。金色のスポークホイールにミシュランを履いた、レッグシールドのない緑色のcub90。
パッと見た目にはどうと言うこともないけれど、実は、とっても自慢。