4月22日(土)
10時半頃、SRで西脇市に向かう。串焼きの出店は見当たらなかった。
次に多可町の道の駅に向かう。おにぎりが一個だけ売れ残っていた。
それを買う。
鯖寿司と巻きずしが半分ずつを占める弁当を夕食用に買う。
出掛けに小さい林檎一個しか食べてない。
弁当はSRのサイドバッグに入れ、おにぎり一個を持って外のテーブルに座る。
店の人がお茶を淹れて持ってきてくれる。
目の前の車用の駐車スペースに停めたSRを見ながらおにぎりを食べる。
「風が強いから中で食べたら」と言われたけれど、やっぱりこうやってバイクを見ながらの方がいい。カブで行ったとしても、そうするだろう。コペンで行っていたなら・・・・難しい。
物足りない(当然だ)ので、多可町のもう一つの道の駅「杉原紙の里」に向かい、北上を続ける。そこでコロッケ一つ買って食べる。
この日は初めて経験した、何とも体調の悪い一日だった。
バイクに乗っていて、こんなに楽しくなかったのは初めてだ。
三十五年近く乗っている中で、のことだから、貴重(?)な体験か?
いや「貴重」、はないな。良くて「希少」だろう。二度と経験したくない。
右目と左目の遠近感が狂って、焦点が定まらない。
さらに景色が上下に二重になる。
日頃の乱視が左右に景色がずれるのに対して、疲れている時や眠気で頭がぼんやりしている時は上下にずれる。藤子不二雄の漫画に出てくるキャラクターが目を回している場面。側から見たらそんな顔をしていたのかもしれない。
家にいる時は、すぐさま横になればいい。3分も経たず眠ってしまう。
目が覚めた時は異常はすっかり収まっている。
けど、外ではそうはいかない。
車の中なら精一杯シートを倒して目をつぶれば、眠ることもできるのだけれど。
目に力を入れて前方を見ようとすれば、景色のずれがじわ~っと重なって来て一つになろうとする。気を緩めると、またズレる。
帰りに東条の道の駅に寄って少し休めばマシになると思い、東条まで戻ってきたのだが、今度はそのあたりから左の手のひらや足の裏が何かの拍子に攣りそうになる。
「ガタが来る」というのはこういうことか。それとも腎臓の疲労からなのか。
とにかく慌ててもどうにもならない。焦点が合わなくなるのも、攣りそうになるのも危険であることに変わりはない。
今は何よりもまず、焦らず家に帰りつくこと。
「風呂にゆっくり浸かれば」と思いつき、帰ってさっそく実行。
異常は嘘のように消えてしまった。