CubとSRと

ただの日記

やっぱり今日のうちに

2023年12月31日 | 心の持ち様
 正月一日に転載というのも、と思う以前にこの記事は正月一日にはどうも似合わないので、今日のうちに転載しておきます。
 以下の自画自賛についての記事、なるほど一度読んだ後は眉に唾つけて読み直してみたくなります。
 しかし「自画自賛」という言葉、見事な形容(四字熟語)です。自分の作品を自分でほめる。我々はこれをやるとこっぱずかしくって顔が真っ赤になるから、世界から舐められる。
 かと言ってふてぶてしくなれないのが日本人なんですが。
 とにかく「外交の極意は正心誠意(by勝海舟)」。

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 パンパカパーン、「快進撃」を自画自賛する中国
  世界第二位のGDP、自動車輸出はついに日本を抜いたゾ
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 中国が「これでもか!」と自画自賛する数字を「環球時報」などの報道を元にしてちょっと並べてみよう。

(1)   自動車輸出は日本を抜いて世界一となった。事実、23年11月速報で中国の自動車輸出は430万台 >390万台(日本)。ロシア向けのほか、南米が多いが、多くはガソリン車かディーゼル。EVは欧州向けに少量。
(2)   交通アクセスに格段の改善。輸送インフラは600万キロ。新幹線を含む鉄道の営業キロは155000キロとなった。高速道路が過疎地まで延びた。
(3)   研究開発費に4200億ドルを投じた
(4)   穀物生産は1兆4000億ドルに達した
(5)   貿易額は5兆9200億ドルで、世界一。
(6)   都市部で1100万人の新雇用が産まれた
(7)   4億人が貧困から中産階級となった(可処分所得は2325ドルから36880ドルに延びたとか。情報ソウスが曖昧)
(8)   そして中国のGDPは17兆ドル(およそ2280兆円。日本の3・4倍強)

 この誇大宣伝風的な、信用できない数字羅列の裏側で、中国全体の負債が1京円を超えたこと、社会融資総額およそ8000兆円の大部分が不良債権であること。GDPの30%を占めた不動産バブルが崩壊したこと。習近平の目玉「一帯一路」が世界中で頓挫していることなどを発表していない。若者の失業率が公表の21%でなく、46%強もあることにも口をつぐんだままだ。
 また中国が自慢するEVだが、BYDを例外に軒並み倒産していること、「愛馳汽車」は従業員の給与を支給できず販売は536台だったことなどには沈黙している。ほかにもEVメーカーの拝騰汽車、賽麟汽車、威馬汽車などが倒産か経営困難に陥り、EVはそれほど売れず、じつは在庫の山となっていることなどにも触れていない。

 針小棒大というより、何事も誇張して自慢し周囲で優位を誇示しようとするのも中華思想の表現方法の一種だろう。つねに国際舞台で「中国は唯一合法の存在」「台湾は中国の一部」と五月蠅く口にするのは、劣等意識の裏返し。中国共産党に合法性はないから、合法の存在だと強調し、台湾に施政権が及んだことは史上一度も無いが「台湾は中国の一部だ」と言い張る。正統ではないから、言葉でその劣勢を挽回しようとする。「92年合意」とか、存在しない空文書を突如持ち出して、それを盾にする。嘘がつぎの嘘を招来することに矛盾を感じない。議論そのものが欺瞞なのである。

 このような劣等意識の裏返しが、派手な数字のオンパレード、その裏側の真理には蓋をして憚らない習性をのみ込めば、中国経済の真実が透けて見える。

 ▼中国で稼ぐのはKFC、マック、スタバ
 
 外資も外国企業もつぎつぎと中国を去ってゆく中で、店舗拡大方針を堅持している日本企業はユニクロ、ニトリなどだ。
 注目はアメリカの御三家、マック、スタバ、KFCである。いずれもフランチャイズ形式で、中国では加速度的に店舗数を増やした。

 KFCは中国国内で一万店に急成長し、あと十年でさらに1700店舗増やすと豪語している。経営実態は「ヤマ・チャイナ」という香港資本だ。マックは新店舗を3000店舗に拡大するとしている。スタバは22年末時点で中国に6019店舗、あと3000店舗を増やすために新たに2億2000万ドルを投資するとした。

 これらアメリカ勢はフランチャイズ方式を採用しているため、合弁先が開発費用の殆どを負担し、米国本社はリスクを負わず、ロイヤリティを吸い上げる。基本特許やビジネスモデルに先行し、モノの生産は下請けに出すアップルの遣り方を連想すれば良いだろう。
 だから彼らは中国のような、人口大国で俗物根性まるだしの消費者という、うまみに溢れた市場から撤退することは考えにくい。

 さはさりながら中国の公式発表には光と影、多くの嘘の中に、少しばかりの真実が含まれている。


  「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和五年(2023)12月30日(土曜日)
        通巻第8074号より   <前日発行>
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何者だ!?Ⅱ

2023年12月31日 | 日々の暮らし
 これは何かお返しをしなきゃと思ったが、そんな気の利いた事やったことがない。
 じゃどこかに行って土産物を、とも考えたがあんまり大仰になってもと思い直す。

 それで「あ、それなら先日の岩津葱を」。
 近いうちに年を越せる程度買うつもり。その際に一束多く買って帰ればいいじゃないか。

 貰い物は倍返しが基本。


 雨が降らない日はいつだ?「雪が降る前」って、いつ?
 調べたら数日後から雨。その後は降雪が始まるらしい。
 行けるのは今日しかない、と分かる。

 前回と同じく三木東から乗って姫路東で降り、あと北上すれば比較的早くに着く。
 今日は「凶」日。けれど今日を逃すと後はない。

 そう思って出た。姫路東に近付いたがここは一番ややこしいところだ。
 ならば、と降りかけたところから寸前で進路変更。
 姫路西で降りることにする。

 これが大失敗。ほとんど姫路ではなく龍野まで来てしまった。
 引き返してもそう簡単に福崎への道は見つからない。
 ただの流浪の旅で意味もなく走り回ってこの日は帰宅。

 でもSAで土産物を買って帰り、それをお返しに持って行ったので一安心。
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何者だ!?

2023年12月30日 | 日々の暮らし
 12月9日(土)

 6時5分、散歩に出ようと門扉を開けようとしたら鉄柵扉の前に何者かがうずくまっている。
 「遅くなったから」と慌てて飛び出していたら、踏んづけてしまうところだった。何よりギョッとした。この距離から飛び掛かられたら不意打ちそのもので、勝てそうにない。
 例の、庭を縄張りにして昼寝していた猫か?門扉の外で往き倒れになったのか?そう思った。

 けど、猫というやつは飼い主の前でも死ぬところは見られないようにするものらしいから、全く餌の一つもやったことのない者の前にそんな姿を見せるなんて、ある筈もない。
 それに「猫?」と思った瞬間、あいつじゃないとすぐに気が付いた。
 茶と焦げ茶の細かな斑ではなく、ほぼ灰色らしい。
 そして大きさはともかく、確実に形は猫じゃない。

 まだ暗い中でそいつをよくよく見ると、本当に猫ぐらいの大きさだが猫じゃなく、「大根」だった。
 「大根と猫を見間違えるなんて、どんだけボケてんだ」と思いながら、「いや、これは瞬間見間違えたって不思議じゃないぞ」、と自分に言い訳をする。
 その大根、猫又じゃないけど三つ又になっていて、まるで太い両足の間に「巨〇(或いは巨大チ〇〇)」が生えているような形をしていた。
 その両足と巨〇を門扉の方に向けて寝そべっている。それで一瞬今にも飛び掛かろうとする前足と頭のように見えた。

 「あ、そういうことか」とやっと気が付いた。
 あの一昨年からSRに乗り始めた近くの人が作っている野菜を持ってきてくれたに違いない。以前にもそうやって置いてあったことがある。

 これは何かお返しをしなきゃ。

 (続く)
 
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気分

2023年12月29日 | 日々の暮らし
 12月6日(水)

 5時35分~6時15分散歩。
 40分かかったのは「身体が重い」から、らしい。そうカレンダーに書き込んでいた。前日の晩、酒の肴を食べ過ぎたせいだろう。
 飲んだ量は、焼酎一合五勺と酒一合だから多くはない。
 
 12月7日(木)

 5時40分から6時15分まで散歩。
 以外に、外出はしていない。午前中は雨模様、強風。

 12月8日(金)
 
 6時5分から6時40分まで散歩。
 今日、最初はコペンで出ようと思っていたのだが、あまりの天気のよさに寸前になって気が変わり、SRで出る。昼過ぎ。

 一昨日の晩。
 二階の窓から外を見ると、冬とは思えないくらいに穏やかな景色の中に神戸の街が浮かんでいる。
 ただ、それを見ているこちらの気持ちは妙にざわついている。
 街を包む上空は明るい茶褐色をしている。街の明かりのせいかやや黄色味を帯びた嫌気の差す異様なものだった。
 街をすっぽりと覆う茶褐色の薄汚れたドーム。
 その不純で薄汚れた明るい傘の中、神戸の街が息を詰めているようで、何だか気分が悪くなる。
 ほんの数日前には明石大橋の点滅する照明がとても綺麗で、街だって青いガラス細工の様だったのに。

 翌日の天気予報で気が付いた。あれは黄砂だったのだ。
 年中、あの黄色な景色の中で生活していると、やはり山紫水明の地に生まれ育った日本人のような能天気な者共と同じ心持にはならないのだろうなあ、と自然に思う。

 「江南の春」に黄砂はないのだろう。
  千 里 鶯 啼 緑 映 紅
  水 村 山 郭 酒 旗 風
  南 朝四 百 八 十 寺
  多 少 楼 台 煙 雨 中 
 
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炬燵

2023年12月28日 | 日々の暮らし
 12月5日(火)

 雨は9時頃からということで、散歩に出た5時半頃は、成程薄曇りの中、小さな半月が天頂近くに懸かっているのに気が付く。
 これならまだ雨は降らないだろう。
 意外に明るいが、夜明けが近いという感じは全くない。

 帰ってきたのは6時過ぎ。辺りはまだ出た時と変わらない薄暗さだった。
 ただ、山の端ははっきりと見えている。

 8時過ぎて、やっと「ああ、朝なんだな」と思う。
 雨の降りそうな空だったし、実際気付けば雨が降っていて今も降っている。
 が、いつ降り始めたのか全く分からない。
 降ったりやんだりを繰り返しているのだろうとは思うのだが。

 夕方になって不意に「炬燵を出そう」と思いつく。
 冷え込んできたというわけではなく、ただ、何となく寒いような気がする。
 いや、いつの間にか広がった寒々とした気配が、炬燵を出せば雰囲気が変わり、消えてしまうかもしれないという予感があった。

 何しろ前に書いたように、今年炬燵を片付けたのは6月だ。常備品どころの騒ぎじゃない、十分に炬燵は「家具」なんだから。

 その炬燵で夕食の鍋。二人前の鶏鍋に、仕上げはうどん。そして転寝。
 さらに柿一個。で宴会終了。

 
 雨垂れの音が間断なく続いている。
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