CubとSRと

ただの日記

遣り繰り

2022年06月30日 | 日々の暮らし
 6月21日(火)

 また夜更かしをしてしまった。これはいけない、と横になる。
 いくらもしないうちに新聞配達のバイクが通る音がした。酒を飲んだ晩は勢いで寝ないと、つい夜更かしをしてしまう。
 今朝は6時前に起きる。4時間も寝てないことになる。

 今日は雨で出られなくなるらしいので、降り始めるだろう10時前までに刈った草や木の枝を少しでも片付けてしまおう、と昨晩からゴミ袋を二つ広げて玄関に置いていた。モタモタしていたら雨になる。
 その前、7時過ぎの今なら間に合うだろう、と思いながら、念のため洗面所の窓を開けて外を見る。
 
 雨は既に降り始めていた。
 「え?」、と思って改めて見直すが、降っているものは降っている。それが証拠にブロック塀の上には水溜りができている。
 
 「そんなバカな」と天気予報を見たら、いつの間にか「5時頃から雨」、になっている。天気予報なのか天気観測記録なのか分かりゃしない。

 愚痴を言っても仕方がない。逆に「雨だから」と一日怠けて暮らす口実ができた。
 でも、「怠ける」と言ったって、昨晩酒を飲んだから、今日は酒盛りというわけにはいかない。

 夕方、御飯を炊いて、大きなピーマン2個、椎茸一枚、100グラム弱の豚ミンチを炒め、オイスターソースで味付け。
 何だか最近は「困った時のトマト炒め」「何もない時のオイスターソース」が定番になっているような気がする。

 椎茸はともかく、こんなにピーマンが好きになるとは思わなかった。あ、切り干し大根も、か。
 「あんなもの」、と思っていたのに、65過ぎたあたりからしょっちゅう切り干し大根を買っている。炒め煮をするだけだが、今のところ全く飽きない。

 「あるもので何とかする」ために、保存の利く干物類を色々用意しているが、買ったら買ったままでほったらかしにしている。半年ぐらいはざらで、下手すると数年ほったらかしなんて物もある。
 「いつでも食べられる」と思うから、ついそうしてしまう。

 「保存食こそ期限を把握して次々に消費していかねば」というのが正しい在り方だ、と分かっては、いる。
 分かってはいるけど、食べ物を「そんなに食べたくはないけど、しょうがない、消費期限だ、食べねば」と思って食べることはしたくない。
 「消費期限云々」から義務感で食べるより、「期限切れてるけど、今日はこれを食べたい気分!」で食べた方が栄養になる・・・・と思う。

 ならないかな?
 
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幸せ二態

2022年06月29日 | 日々の暮らし
 6月19日(日)

 これはSRで出なきゃ、という天気。肯定的な意味合いではない。

 とてもじゃないけど、車で出たらオーブントースターに飛び込むようなもんだ。だからコペンで出るのは止める。
 もう一つ理由がある。ガソリンの値上がりが凄いことになっていて、ほんの数日前に159円から157円に下がったのでやれやれと思っていたら、いきなりの161円。高い燃料代出して、こんがり焼かれるなんてまっぴらだ。
 屋根を閉めて、ただでさえ小さい車内に閉じ込められて、エアコンをガンガンに効かせて小さくなって(元々小さいけど)乗るなんて。まっぴらの二乗だ。

 道の駅で生姜と椎茸を買うつもりで出た。
 ヘルメットを取り、マスクをしながら、隣のCB400SF(60前後?)の人としばらく喋っていた。
 少し離れたところに、まだハンドルカバーを着けたままで、大きなリアボックスをつけたハンターカブが置いてある。
 どんな人が乗っているんだろう、と辺りを見回したが、人影自体が見当たらない。

 買い物をして帰って来たら、持ち主らしい人がビニール袋を提げて戻ってきた。これまた60前後らしい。が、こちらは女性。
 夕ご飯の準備、にしては「ハンターカブ」は似合わない。第一、この女性、この暑いのにちゃんと長袖のジャケットを着ている。・・・ということは?
 
 一杯買い込んできたものを自身のショルダーバッグやリアボックスに「ああでもない、こうでもない」と、手が喋れたら言いそうなくらい色々工夫して詰め込んでいる。
 随分時間がかかっているのと、ハンターカブにフルフェイスのメットという組み合わせから、近所の奥さんが買い物に来た、というよりキャンプの買い出しに来たんじゃないかといった雰囲気。
 意外にソロキャンパーで、ネスタリゾート辺りでキャンプ?
 もしかしてグランピング、だったりして。

 
 ドラッグストアで牛乳などを買って帰途に就く。
 緩やかにカーブしたバイパスの前の方に見覚えのある車が見えた。コペン・ローブらしい。
 次の信号で追いつく。やはりこの暑さの中では滅多に見られない、屋根を開けて走っているコペンだった。(開けている確率10分の1。)
 
 うれしくなって「今日は暑いでしょう」と声を掛ける。
 乗っていたのはお揃いの黒覆面、の男女。勿論、夫婦で日焼け対策なんだろう。
 「私は今日はやめました」と続ける。
 考えてみれば、こっちもコペンに乗っている、なんて覆面夫婦が知ってるわけはない。
 で、帰ってきた返事は「バイクも暑いでしょう」と少々ずれたもの。
 覆面だけど、笑顔だったのは目と声色で分かった。
 いやいや、全開コペンよりバイクの方がはるかにマシだから。

 でも、夫婦揃って覆面して、この暑い中コペンに乗って笑顔で走っている、というのは何とも幸せそうだ。
 当然、この幸せそうな雰囲気は、彼と彼女の生活のごく一部なんだろうけど。経験したことのない者からすれば、つい、彼らの生活の大部分がこの幸せそうな雰囲気なんだろうと思われ、「リア充爆発しろ!」・・・な~んて。
 そんなことは思わない。
 この夫婦もまた60前後。いや、今どきの夫婦だ、案外70前後かも。


  
 
 
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無為徒食

2022年06月28日 | 日々の暮らし
 6月16日(木)

 初めは「無為の一日」と書こうとしたが、何となし看板に偽りありの気分。
 「積極的に何もしない」というのは淡々と生きるということでもある。
 そういう生き方(生活)は、何だか仙人にでもなったかのような気分だが、自分の場合はただ時間に流されて気が付いたら一日が過ぎていた、ってだけなんだ。
 それでも腹は減る。だから十分、いや十二分に食べることは、する。
 ということは「無為の一日」、じゃなくて「無駄飯喰らい」、「無為徒食」ということだな。

 宮沢賢治は「一日ニ玄米三合ト味噌ト少シノ野菜~」(本当は玄米四合と書かれてあったらしいけど)があれば良い、それで「私心を捨ててみんなのために生きたい」と思って、自身への戒めとして原稿用紙ではなくノートに「雨ニモ負ケズ」という詩を書いた。できている云々ではなく「そうやってみたい」、と。
 その思いを「ペンネンネンネン・ネネムの伝記」で形にし、書き直して「グスコーブドリの伝記」を作った。
 賢治は生き方の理想としてこの話を書いた。繰り返すけど、だから、できていたということではない。
 要はそういう姿勢で生きたい、と、一瞬でもいい、「思う」ことなのだ。

 というわけで?「無為徒食」。気が付いたら日暮れだった、と。
 何を威張って書いてんだ?
 
 「無為徒食の一日」
 そうなったのに大した理由があったわけではない。昨日は小雨が降り、今日は雨模様で、時折り雨と見紛うような霧に襲われたというだけ。
 草刈りをする気にもならず、今年度の税金の決定通知を受け取り、開封してみただけだった。
 散髪に行こうかと迷っていたのだが、降らないという予報ながら雨模様。
 どうもその気にならなかった。
 何より、昨晩の夜更かしが祟って、今日行ったら間違いなくひげを剃ってもらっている間、あまりの気持ちの良さに寝てしまうだろうことが十分に予想できていたから。それも鼾をかいて。

 昭和天皇はいつも髭をあたられている間は気持ちよさそうに寝息を立てておられたとか。気持ちの良さとすっかり安心して身を任せておられたからという話を読んで、えらく感心した。
 こっちは「散髪をしてもらっているんだから寝ちゃいけない」、と思うばかりで必死になって目を開けていたものだったが、「そうか、安心して身を任せているんだから、失礼にはならないだろう」と刮目させられた気がした。
 
 まあ、今はそれよりも、眠ってしまっていて散髪が終わり、鏡に映る変わり果てた自分の「滅びゆく草原」みたいな頭をいきなり突きつけられる方がショックだから、散髪中から薄目を開けて心の準備をしている方が良い。


 そういうわけで、さっき風呂に入り、頭を洗う。
 マックスフリッツのバイク用パンツを干し掛けておいて寝ることにする。
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喧しいバイク

2022年06月27日 | 日々の暮らし
 6月12日(日)の続き。
 いつもの通り、北野町に入る手前でトアロードを南下したら、何となく喧しいバイクと前後して走ることになった。喧しいと言っても違法改造して喧しくなったのではなく、元々の小排気量故の喧しさ。苛立ちを誘うけたたましさではない。

 スポーツタイプのバイクみたいだが、タイヤが異常に細い。ピンクナンバーだったから100cc以上はあるんだろうが、これまでに見掛けた中でここまで細いタイヤのバイクはなかった。
 乗ってる人がデカいのか?そのせいで細く見えるのか?
 そうでないことは景色の物差しの中ですぐわかる。

 こんなバイクはホンダくらいしか作ってないだろうが、と思いながら近づいてみる。タンクに「Kawasaki」の文字が見えた。

 そうだ、カワサキのバイクって、初めは「メイハツ」って言ってたんだったよな。明石発動機。
 後にメグロと合併してカワサキになり、「漢カワサキ」、と称賛されて大排気量バイクばかりが目立っているが、元々は小排気量のバイクが中心だったんだ。
 目の前のバイクはそんな昔のモノじゃないけれど、それでも二十数年以上前のモノ。取り敢えずは「本来のカワサキのバイク」、ということか。間違いなくレストアしたバイクだ。

 うまい具合に並んだので「珍しいバイクですね」と声をかけてみた。
 何でも入院していて、やっと回復、退院した、それでリハビリのために倉庫に放り込んだままにしていたのを引っ張り出し、修復して乗り始めたところなんだ、とか。

 そう言われて能く見ると、二十年以上前のバイク。
 乗っている人も、フルフェイスのヘルメットの間から見える顔の顎には八割方白くなったひげが伸ばされていた。同年代(七十前後)なのかもしれない。
 あちらもカブの黄色ナンバーを見て「そう言えばカブも70ccなんてのがあったんですね。ナンバー見て思い出しました」と言っている。
 70ccだと思われているのかもしれない。

 信号で二度ほど停まり、そのたびに少し言葉を交わしたが高架を潜ったところで右折、走り去っていった。こちらはそのまま直進、パンを買いに行く。

 長期入院の後、リハビリが必要だが、いきなり自転車というより、小排気量のバイクで、まずはバランス感覚を思い出していく。バイクなら体力が落ちていることを意識せずとも乗ることができるし、それがやり直せるという自信にもつながるだろうから、この方が良いんじゃないかな、と、ふと思った。
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バイク兵用ジャケット

2022年06月26日 | 日々の暮らし
 6月12日(日)

 昨晩寝たのは11時半頃だったか。1時半、目が覚める。
 随分長いこと寝ていたように思ったのは、夢を見ていたからかもしれない。
 不思議なもので、意識がはっきりするにつれて夢の記憶は薄れていく。思い出そうとする気分が頭を支配した頃には、肝腎の夢の記憶は全く消えている。

 3時半過ぎ。また目が覚めた。今度は夢を見ていたという覚えもなく、ただ「もう少し寝ていた方が良いかも」と思う。思いながら次に気が付いたのは5時過ぎ。
 間違いなく良い天気なので、「これなら(降られる心配はないな)」と、パンを買いに行くことにした。

 9時開店と同時くらいに電話を入れずともパンが残っていることが続いたため、9時15分くらいに電話を入れるようになっていた。ちょっとの油断で、今日掛けたのは20分を回った頃だったろうか。
 いつも通り、確かめると言って待たされた結果、午前はバゲットは一本しか残ってない、と。
 
 仕方がない。午後に行くことにして、3時に焼き上がるのを2本、注文。
 予定が3時間ほど遅れることになったのだが、まあ、別に急ぐことでもないし6月だ、午後の3時と言ったってそこまで暑くはならないだろう。


 最近カブで出る時は、年初に買ったスウェーデン(だったか)のバイク兵用ジャケット(勿論、コピー商品)。こればかり着ている。
 思った以上に大きめだったので買ってから半年近くほったらかしにしていたのだが、いざ着てみると存外使い勝手が良い。
 いかにもバイク用らしい、風を通しにくくするためだろうコック服かと思うくらい深い前合わせ。
 その深い前合わせの上に、駄目押しのようにフラップ代わりの折り返しのついた、大きなポケットが正面に一個だけ付いている。そのデカさたるや、弓道の胸当てと見紛うばかりの大きさで、これが妙に御茶目だ。

 バイク用ジャケットなんだ、「大きめ」じゃなくて「ゆったり」しているのだ、と思えば、これはこれで機能性が高いんだから良い買い物だったのかもしれない。まあ、このポケット、防風効果は高めているけど、物の出し入れはしにくい。使い勝手はあまり良くない。防風用のアイテムがデザイン化されたもの、と思うことにする。

 ついでながら、着ている時のシルエットが、「BORUTOーボルトー」に出てくるヘビイチゴに似ているような気がしないでもない。ヘビイチゴはバイクに乗らないけど。
 とにかく、低速で走る場合には、ジャケットもパンツも丈夫でさえあればゆったりしているに越したことはない。

 とは言え、これから梅雨本番。雨の降らない時でも湿度と温度は高くなる。このジャケットを着て出るのは今回で終わりになりそうだ。
 次に着るのは秋風が吹き始める頃か。
 
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