Jardines del Alcázar
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セビリアのアルカサル、宮殿の窓からは、鬱蒼と茂る森のある庭園が見えます。
アルカサルを外界から遮るように取り囲む森に出て、庭園を歩いてみましょう。

小路が庭園の奥まで続いています。


かつて、このアルカサルで暮らした王たちも、家族とともにこの小路を散策したのでしょうか。


庭園の一角にあった池には、噴水ならぬ建屋の軒からの「打ち水」が。

イスラム風の装飾が施された壁が続き、熱帯の植物が生い茂る、エキゾチックな風景にも出会いました。

真っ白な壁がアンダルシアの青空に映える、南欧らしい場所もありました。

そして美しい風景を維持し、守る人々の姿。
アルカサルは多くの人々の努力に支えられて、ドン・ペドロ1世の時代から600年間の時を越えて存在し続ける事が出来るのですね。


アルカサルの散策を終えて、王城の外に出てきました。
アルカサルの出口は、獅子の紋章を掲げた城門や壮麗なムデハル様式の正面玄関とは対照的な、簡素で小ぢんまりとした館から。

アルカサルを出ると、目の前にセビリア大聖堂のヒラルダの塔がそびえ立っていました。
あの大聖堂には、アルカサルの主だったドン・ペドロが眠っています。
…王の墓前に、挨拶をして行こうと思います。
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