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ポーランドの首都ワルシャワとハンガリーの首都ブダペストを結ぶ国際特急ユーロシティ(EC)131列車「VARSOVIA」号。
およそ9時間半かけて中欧を縦断する長距離列車だが、長い時間を車内で過ごすことになる乗客のために食堂車が連結されている。
日本では観光列車以外では見かけなくなり、ヨーロッパでも高速列車化が進むのに連れて徐々に姿を消しつつある食堂車だが、中欧東欧の長距離列車では今なお健在。
という訳で、僕も「VARSOVIA」号に乗車中に食堂車での夕食を楽しんでみました。
「VARSOVIA」号の編成中ほどに連結された食堂車。
「VARSOVIA」号はハンガリー国鉄に所属する車輌で編成されているが、ハンガリーの食堂車は内装も豪華。街のお洒落なレストランにも引けをとらない雰囲気で食事を楽しむ事が出来る。
テーブルにつくとウェイターが持って来てくれたメニュー表は国際列車らしく多国語標記。英語も併記されているので心配は要らない。
値段もポーランド・ズロチとハンガリー・フォリントに加えてユーロも併記されている。
ちゃんと各通貨間での為替レートも表示されている明朗会計ぶり(笑)
なんと各種クレジットカードでの支払いにも対応していると書かれているが、実際には僕の使っている日本で発行したMasterCardは読取機に弾かれて決済できず、現金での支払いとなってしまったのはご愛嬌か。
さて、メニュー表を見ながらあれこれ考えて楽しく悩みながら注文した食事が運ばれてきた。
ハンガリーの食堂車のお味はどうかな…?
先ずは“ポーランド風 豆のスープ”4.8ユーロ
ロシアのボルシチみたいに真っ赤!
実に素朴な懐かしい感じのする味で、豆と肉の細切りがたくさん沈んでいて食べ応え充分。
続いてメインディッシュは、“鶏胸肉のステーキ グリル野菜添え”7.5ユーロ
定番のチキンステーキで、とても食べやすい。説明不要の美味しさ!
飲み物は“カプチーノ”2.5ユーロ
そして締めのデザート、“パンケーキ”3.3ユーロ
長旅の疲れを癒やし、そして男の独り旅の無聊を慰めるにはやっぱり甘くて優しいスイーツが欠かせません!(笑)
食堂車での夕食を楽しんでいるうちに「VARSOVIA」号はチェコとスロバキアの国境を越えて、車窓には夕焼けの平野と森が広がる。
終着駅のブダペストまでは、もうあと少し…
ハンガリーの食堂車の料理、美味しかった!「ごちそうさま!」
→6:ハンガリー国立歌劇場 バレエ「くるみ割り人形」を観るに続く