昨日までの寒さが嘘のように都内は暖かい。寒波の間、ひとときの春日和。このまま春になって欲しい。もう寒いのは嫌だ。とはいえ暑いのも嫌なので、この日和がずっと続けばなと思う。伊豆では年中こんな暖かさなんだろう。伊豆に越したい。
昨年の実兄に続き実父が逝った。思いで数多ある肉親の死だから、父の死にも激しい痛みが伴うものと予想していたのだが、事実はそれほどの喪失感・痛みはなかった。姉にそのことを正直に告白したら、彼女もそんな感じらしい。昨年の兄の死があまりに辛いものだったのでこころが慣れっこになってしまったのでしょう、とのー解釈であった。なるほど兄は早かった。残されたものたちの悲しみといったら言葉には出来ないほどのものだった。
父の告別式に「海ゆかば」を流させてもらった。栄誉ある死。本当はそんなものないのかもしれない。死はあくまでもただの死で、特別飾り立てるものではないのかもしれない。しかし、僕は父は栄誉を何よりも重んじた。
僕はある家の宗家となってしまった。前二人があっという前に逝ってしまったから。しかし僕が何をできるというのだろう。いまは己の無力を恨みそして過日の怠惰を悔やむばかりである。
H23.2.13 15:58 千歳町焼肉屋 LYNX
昨年の実兄に続き実父が逝った。思いで数多ある肉親の死だから、父の死にも激しい痛みが伴うものと予想していたのだが、事実はそれほどの喪失感・痛みはなかった。姉にそのことを正直に告白したら、彼女もそんな感じらしい。昨年の兄の死があまりに辛いものだったのでこころが慣れっこになってしまったのでしょう、とのー解釈であった。なるほど兄は早かった。残されたものたちの悲しみといったら言葉には出来ないほどのものだった。
父の告別式に「海ゆかば」を流させてもらった。栄誉ある死。本当はそんなものないのかもしれない。死はあくまでもただの死で、特別飾り立てるものではないのかもしれない。しかし、僕は父は栄誉を何よりも重んじた。
僕はある家の宗家となってしまった。前二人があっという前に逝ってしまったから。しかし僕が何をできるというのだろう。いまは己の無力を恨みそして過日の怠惰を悔やむばかりである。
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