酒と葉巻とラーメンの日々 つれづれ日記 

無欲恬淡 酒と葉巻とラーメンを好む出張男の別荘・投資生活の実態をさらけ出します

飛行機乗りにほれた女

2005-10-16 21:21:20 | 日記
もう半年くらい前になるものか、ある脚本をたのまれたことがあった。

ホンといっても、二人芝居の30分くらいのもので、ベースに「星の王子様」をしいてくれと、それだけの依頼であった。

僕はサンテグジュペリのことなんて全然しらないし、そのおはなしのこともよく知らない。だいいちに僕はホン書きではない旨をその女に伝えたのだがどうにも納得しない。あなたは読んだことがないなんて嘘をついてる、サンテグジュペリを馬鹿にしてるんだわ、つまりは私のためのホンを書きたくないのね、としまいには一人合点していたっけ。
その「私のためのホン」というセリフがどうにも気に入って、じゃあ何とかしてみようかと一応てもとにとりよせておいたのが写真の本。邦訳ではなくて英訳なのがアレなんだけど、まあたまーに字引をしいては読みといてはいる。

昔っから飛行家とか細菌学者なんてのは仙人タイプがおおくって、やつらの思想を共有するにはちょいとしたコツがいるもんなんだが、まあその例にもれずサンテグジュペリは難しい。これを下敷きにホンを書くとなると、なんだかんだであと5年は待っていてもらいたいもんだね。女優なんて寿命だけは長いはずだから、あいつもきっと生きてはいるだろう。僕のホンをその女が入れるかいれないかはまた別の事情があるにはあるが、書いてだけはおいてやる。

まあそんなことはどうでもよいのだが、たまには連絡をよこしなさいよ、意地悪でそれでいて優しい、僕の愛しい女優さん。