旅先でしか味わえないものを食いたくて町をふらふらしてるのだけど、横須賀には有名な海軍カレーがあるばかりで他に特筆すべき食い物はありません。横浜から電車で30分位、僕んちからだと70分で到着するこの港町は割りと近くにある異国情緒あふれる美しい町であります。だから食いもんにけちつける必要はまったくなくて、美しい軍艦を眺めながら葉巻をふかして夜になればどぶ板あたりのBARで外人さんと混じって酒でも飲んでるのが楽しいのです。とはいえ夕方になれば腹も減るし蕎麦や鮨のうまいところを探すのですが、どうにも見つかりません。仕方なく入ったのが回転寿司のスシローです。港町の回転寿司屋は休日夕刻ともなれば家族連れと外人さんで満杯です。
スシローは大阪に暮らしている折に大阪狭山市に出来たお店によく通ってました。そこでつまむ蟹味噌と雲丹は僕にとって週に数回の贅沢でした。あれから20年、ロボットの握る鮨も珍しくなくなり、ある程度の種を廉価に出す店として全国に広がりました。回転寿司自体は30年ほど前からあった気がします。
隣で外人さんが席に備え付けのタブレットをいじくり回してます。僕は数種をつまみ、饂飩でも注文しようとしてました。そう、スシローの饂飩は何かと話題になるのです。外人さんは次々に回転ラインから皿を取り出します。20皿以上を一気に取ってました。そして次々に鮨を口に放りこむのです。しかもたいそ嬉しそうに。その間外人さんの左手はタブレットを弄くり続け、右手はラインと口を責め立てるように動き、最後までそれを見届けられなかったのは心残りです。
鮨がとても好きなのでしょう。この外人さんに敬意を表して、スシローの種とその質をなじることは今回しません。しかし一つだけとても気になることを申せば、饂飩に胡麻を振りかけるのはよしたほうがよいということです。そして、天ぷらを揚げる油は常に鮮度を気にした方がよいということ。悪い油の香りと胡麻の香りで僕の胃袋はどうにかなりそうでした。
風景、女、酒と食い物。旅を彩る要素はいくつかあれど、最近の僕は食い物によって旅を思い出すことが多いです。よって、横須賀は次に訪れるまでスシローの町として僕の脳裏に住み続け、ひとの良さそうな鮨の大好きな外人さんを幾度も旅の記憶として思い出すことになるのでしょう。
<WifiSpeedTest>
fujiwifi 推定転送速度: 14.05Mbps (1.76MB/sec)横須賀
推定転送速度: 6.43Mbps (803.21KB/sec)門前仲町
HotelWifi 推定転送速度: 29.57Mbps (3.70MB/sec)横須賀
<本日の装備>
・Miix310+BTKB+BTMouse
・XperaZ5Compact(通信通話用)
・Covia FLEAZ Que(ポケモンgo用)
・ZTE Blade E01 (ラジオ用)
・モバイルルータ 2個(304ZT,W04)
15:04 2017/07/30 門前仲町 Miix310