
まだ木曜日だというのに、ひどく疲れています。連日のアルコール摂取がたたったようです。
◆米国株
さて相場ですが、一昨日の中華国でのスタートアップから発表された「Deepseek」によって米国ハイテク関連が弱い感じです。特にAI向けのGPUを手掛けるNVIDIAの売りが目立つ展開です。週初めに140ドル台だった同社の株価は、123ドルまで下落しました。$AVGOや$SMCI、$ARMなども株価を下げています。
いわゆる低価格なDeepseekですが、マイクロソフトの幹部がこれを絶賛しており、マイクロソフト社内では混乱が生じているのかもしれません。$MSFTはOpenAIに出資しているビッグ・テックですから、うまく切り返さないといけないはずなのです。他になにか手はないのだろうかね。
高価なGPUをケースに組み込んで、ふんだんに電力を使うことで、米国AIは成長してきましたが、「破壊的」なLLMによって価値を失いかけています。GPUだけではありません。巨大なデータセンターや、場合によっては小型原子炉さえ不要になる可能性があります。
米国ハイテク業界はDeppseekをどうやってやり返すのでしょうか。もしくはやり方を変えて来るのかもしれませんね。今後はスケーリング(計算効率化)が成功するAIの鍵となるでしょう。
◆日本株
上記、米国の混乱をよそに淡々としているのが日経です。緩やかに上下を繰り返しつつ、ひそやかに4万円台を狙う動きです。特に現在決算発表時期ですので結果の良し悪しで株価は激しく上下します。
政策金利が025%上昇しましたので、銀行・不動産業はぐいぐい値をあげています。若干円高に振れた影響もあり、自動車・海運などの景気敏感セクターはやや下落傾向にあります。原油価格も下げているので、鉱業・石油業も下落しています。
日米ともに不安定な相場が続いています。
2025/01/30 16:44 新幹線車内 Pad6