むかし秦により中国が統一される前に、墨子(ぼくし)という思想家がいました。
儒学を学んだそうですが満足せず独自の学問を作り出し、これを説いて全国を遊説したそうです。
そして“墨家集団”を築き、一時は儒家を圧倒するほどの勢力になったそうです。
墨子の思想には、一切の差別が無い愛(兼愛)の他に非戦論(非攻)があります。
非攻では人を一人殺せば罪になるが、
何十万人の人を殺した将軍が罪にとわれず勲章を貰うことのおかしさを指摘しています。
墨家は当時よくあった大国が小国を攻める事に反発し、攻撃を受けている城に行き防衛の指導をしていました。
防衛には物理的な知識を活用していて、墨家の防衛の硬さから“墨守”と言う言葉が生まれたそうです。
いま上映されている映画“墨攻”の名は、この“墨守”から作り出された造語です。
中国の映画は派手な演出やワイヤーアクションという先入観から、あまり見ないのですがねー
墨子の思想、墨家集団がどう扱われているのか?
興味があるので近いうちに見に行ってきます。
史記や三国志を読むと、
本当に昔の中国は人物や物語に恵まれていますね。
ちなみに酒見賢一の歴史小説“墨攻”を原作として、森秀樹のコミックがあります。
映画はこれらを原作とした日中韓合作の作品です。

儒学を学んだそうですが満足せず独自の学問を作り出し、これを説いて全国を遊説したそうです。
そして“墨家集団”を築き、一時は儒家を圧倒するほどの勢力になったそうです。
墨子の思想には、一切の差別が無い愛(兼愛)の他に非戦論(非攻)があります。
非攻では人を一人殺せば罪になるが、
何十万人の人を殺した将軍が罪にとわれず勲章を貰うことのおかしさを指摘しています。
墨家は当時よくあった大国が小国を攻める事に反発し、攻撃を受けている城に行き防衛の指導をしていました。
防衛には物理的な知識を活用していて、墨家の防衛の硬さから“墨守”と言う言葉が生まれたそうです。
いま上映されている映画“墨攻”の名は、この“墨守”から作り出された造語です。
中国の映画は派手な演出やワイヤーアクションという先入観から、あまり見ないのですがねー
墨子の思想、墨家集団がどう扱われているのか?
興味があるので近いうちに見に行ってきます。
史記や三国志を読むと、
本当に昔の中国は人物や物語に恵まれていますね。
ちなみに酒見賢一の歴史小説“墨攻”を原作として、森秀樹のコミックがあります。
映画はこれらを原作とした日中韓合作の作品です。
