宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

スペースシャトル・エンデバー 無事帰還

2010年02月22日 | スペースシャトル ~ SLS, オリオン
スペースシャトル・エンデバーが無事帰還しました。

今回のミッション(STS-130)は国際宇宙ステーションへ新モジュールを届けること。

今回の飛行がエンデバーにとっては24回目となり、
新モジュールは3回の船外活動(18時間14分)により無事取り付け完了です。
眺めのいい部屋(キューポラ)も増築されました (^^;

このあとエンデバーは耐熱システムの最終チェックを終え、本日22日の12時20分(日本時間)にケネディ宇宙センターに着陸。 無事の帰還となりました (^^
本当にご苦労様でした。

これでスペースシャトルの打ち上げは残り4回、今年で見納めになります。
次回の打ち上げは4月5日のディスカバリーです。
このミッション(STS-131)では、多目的補給モジュールをISSに運ぶようですよ。


こちらの記事もどうぞ ⇒ そろそろ帰り支度 (スペースシャトル・エンデバー)

広域赤外線探査衛星 “WISE” 観測開始

2010年02月22日 | 宇宙 space
オレンジ色に輝く新星の群れを捉えた画像が公開されました。
これは昨年の12月に打ち上げられたNASAの広域赤外線探査衛星“WISE”による初の着色画像なんですねー とうとうお仕事を始めたようです (^^

画像からは巨大星雲NGC 3603からの恒星風と放射線が、周囲の冷たいチリやガスを熱している様子がうかがえます。
緑色の部分はハロと呼ばれる銀河を包む領域で、希薄な星間物質や球状星団がまばらに分布しています。

WISEは非常に視野が広い検出器を持っているので、これまで他の望遠鏡では不可能だった大画像が撮影できたりします。
なんとハッブル宇宙望遠鏡(HST)の2500倍にもなるようです。


HSTが撮影した画像を当てはめると、画像中心部ににある領域になるようです。

また、搭載されている赤外線望遠鏡がこれまでの100倍高感度なため、
地球に接近する恐れのある小惑星などのリストアップ、可視光線では見えない暗い天体や遠くの銀河などの観測も行います。

なので今まで発見出来なかった星を発見するかも…
ひょっとすると太陽系に最も近い恒星がアルファ・ケンタウリじゃなくなるかもしれませんね。