2019~2024年にかけて国際宇宙ステーションへの物資輸送を行う民間企業として、
すでに実績のあるスペースX社およびオービタルATK社に加えて、
3番目の民間企業に、シエラ・ネバダ社が選ばれました。
一度は諦めかけていた小型スペースシャトル“ドリーム・チェイサー”は、
再び宇宙を目指すことになるんですねー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/64/c38d834a7222bdff64625873f71f59cf.jpg)
安定した補給態勢へ
NASAは以前より、
国際宇宙ステーションへの物資補給を民間企業にまかせていて、
第1回契約に基づいて、現在はスペースX社の“ドラゴン補給船”と、
オービタルATK社の“シグナス補給船”が運用されています。
この契約は2017年~2018年ごろまでの予定なんですが、
国際宇宙ステーションは2024年ごろまで運用される見通しなので、
新たに2回目の契約が結ばれることになっています。
この2回目の契約には、
スペースX社とオービタルATK社が引き続き名乗りを挙げているほか、
ボーイング社とロッキード・マーティン社、
そしてシエラ・ネバダ社も名乗りを挙げているんですねー
そして今回、NASAが発表したのは、
2024年までの国際宇宙ステーションへの水や食料などの物資の補給を、
民間企業の3社に任せるということ。
すでに物資の輸送には、
スペースX社とオービタルATK社の無人補給船が運用されていますが、
さらに1社が加わることになります。
この1社が、小型のスペースシャトル“ドリーム・チェイサー”の開発を進めていた、
シエラ・ネバダ社です。
NASAは、3社と最大で総額140億ドル(約1兆6500億円)の契約を結び、
少なくとも18回の打ち上げを行う予定で、その実現のための開発も支援するそうです。
2015年は4月にロシアの“プログレス”補給船、
6月にはスペースXの“ドラゴン”補給船が、
相次いで国際宇宙ステーションへの物資補給に失敗しています。
国際宇宙ステーションでは、
滞在クルーの生活を維持するための消耗品が不足する事態に、
追い込まれていたそうです。
なので今回、新たにシエラ・ネバダ社が加わることで、
万が一打ち上げ失敗が発生しても、
互いにリカバーできる、より安定した補給体制が構築されるといいですね。
有人宇宙船から無人補給船へ
もともと“ドリーム・チェイサー”は、
NASAの「民間企業による有人宇宙船の実用化を支援」計画の下で、
開発が進められていた宇宙船のひとつでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/32/5b8e315e6aa6e0ca17a9518d5e8eb6b7.jpg)
カプセル型宇宙船になる、
スペースX社の“ドラゴンV2”とボーイング社の“CST-100”とは異なり、
スペースシャトルに似たリフティング・ボディをもっています。
ベースになったのは、
かつてNASAが国際宇宙ステーションからの緊急帰還用として開発を進めていた、
“HL-20”という宇宙船。
地球低軌道まで7人の乗員が輸送でき、
滑走路へ着陸できる上に、再使用もできるんですねー
そして輸送能力の高さからも注目されていました。
ただNASAがこの計画で選んだのはボーイング社とスペースX社でした。
ここで、小型のスペースシャトルが宇宙へ行くチャンスは途切れてしまうことに…
でもシエラ・ネバダ社は、“ドリーム・チェイサー”を貨物専用にした、
“ドリーム・チェイサー・カーゴ・システム”を発表するんですねー
この機体で、
NASAが計画する国際宇宙ステーションへの商業補給サービス契約の獲得を狙い、
見事に勝ち取ることになりました。
今後、物資輸送が順調にいけば、
気になるのは有人版の“ドリーム・チェイサー”ですよね。
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すでに実績のあるスペースX社およびオービタルATK社に加えて、
3番目の民間企業に、シエラ・ネバダ社が選ばれました。
一度は諦めかけていた小型スペースシャトル“ドリーム・チェイサー”は、
再び宇宙を目指すことになるんですねー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/64/c38d834a7222bdff64625873f71f59cf.jpg)
安定した補給態勢へ
NASAは以前より、
国際宇宙ステーションへの物資補給を民間企業にまかせていて、
第1回契約に基づいて、現在はスペースX社の“ドラゴン補給船”と、
オービタルATK社の“シグナス補給船”が運用されています。
この契約は2017年~2018年ごろまでの予定なんですが、
国際宇宙ステーションは2024年ごろまで運用される見通しなので、
新たに2回目の契約が結ばれることになっています。
この2回目の契約には、
スペースX社とオービタルATK社が引き続き名乗りを挙げているほか、
ボーイング社とロッキード・マーティン社、
そしてシエラ・ネバダ社も名乗りを挙げているんですねー
そして今回、NASAが発表したのは、
2024年までの国際宇宙ステーションへの水や食料などの物資の補給を、
民間企業の3社に任せるということ。
すでに物資の輸送には、
スペースX社とオービタルATK社の無人補給船が運用されていますが、
さらに1社が加わることになります。
この1社が、小型のスペースシャトル“ドリーム・チェイサー”の開発を進めていた、
シエラ・ネバダ社です。
NASAは、3社と最大で総額140億ドル(約1兆6500億円)の契約を結び、
少なくとも18回の打ち上げを行う予定で、その実現のための開発も支援するそうです。
2015年は4月にロシアの“プログレス”補給船、
6月にはスペースXの“ドラゴン”補給船が、
相次いで国際宇宙ステーションへの物資補給に失敗しています。
国際宇宙ステーションでは、
滞在クルーの生活を維持するための消耗品が不足する事態に、
追い込まれていたそうです。
なので今回、新たにシエラ・ネバダ社が加わることで、
万が一打ち上げ失敗が発生しても、
互いにリカバーできる、より安定した補給体制が構築されるといいですね。
有人宇宙船から無人補給船へ
もともと“ドリーム・チェイサー”は、
NASAの「民間企業による有人宇宙船の実用化を支援」計画の下で、
開発が進められていた宇宙船のひとつでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/32/5b8e315e6aa6e0ca17a9518d5e8eb6b7.jpg)
カプセル型宇宙船になる、
スペースX社の“ドラゴンV2”とボーイング社の“CST-100”とは異なり、
スペースシャトルに似たリフティング・ボディをもっています。
ベースになったのは、
かつてNASAが国際宇宙ステーションからの緊急帰還用として開発を進めていた、
“HL-20”という宇宙船。
地球低軌道まで7人の乗員が輸送でき、
滑走路へ着陸できる上に、再使用もできるんですねー
そして輸送能力の高さからも注目されていました。
ただNASAがこの計画で選んだのはボーイング社とスペースX社でした。
ここで、小型のスペースシャトルが宇宙へ行くチャンスは途切れてしまうことに…
でもシエラ・ネバダ社は、“ドリーム・チェイサー”を貨物専用にした、
“ドリーム・チェイサー・カーゴ・システム”を発表するんですねー
この機体で、
NASAが計画する国際宇宙ステーションへの商業補給サービス契約の獲得を狙い、
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今後、物資輸送が順調にいけば、
気になるのは有人版の“ドリーム・チェイサー”ですよね。
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